桜凛進学塾浦和校が伝授!〜過去問の使い方〜
こんにちは!桜凛進学塾浦和校コラムにお立ち寄りいただきありがとうございます。少しずつ秋が深まってきましたね。
今回は、過去問の使い方について紹介してきます!どうぞ最後までご覧ください!
はじめに
すでに過去問演習を開始している人もいらっしゃるかと思いますが、まだという方もそろそろ使い始めましょう。実際に過去問を解くことで、今の自分の学力と目標到達地点との差を比較することができます。過去問を見て志望校の問題の傾向を知ることも非常に大切です。
青本と赤本
赤本(教学社)
「赤本」として知られる本は、日本の多くの大学の過去問を網羅しており、広く利用可能です。これらの資料は大学ごとに異なりますが、通常は3年から7年分の過去問が含まれています。ただし、解説は一般的に簡潔であり、解答だけを読んでも理解が難しいかもしれません。そのため、学校の先生や予備校・塾の講師に質問しながら活用することをお勧めします。
青本(駿台文庫)
「青本」として知られる本は、駿台が出版する過去問題集です。この本は駿台の優れた講師陣によって、解答のポイントが丁寧に解説されているため、解答の質が高いと評価されています。解説は参考書のような解き方のコツを提供することはありませんが、赤本に比べて解答が詳細で理解しやすいという特長があります。
過去問の使い方と手順
1.過去問演習の計画を立てる
過去問は闇雲に解くのではなく、しっかりと計画を立てて取り組みましょう!試験までの期間を考慮に入れて、適切なスケジュールを設定しましょう。
2.実際に問題を解く
過去問を解く際に、試験と同じ条件を再現することが役立ちます。しっかりと時間を計って取り組みましょう。静かな環境で問題を解くことも大切です。問題を用意するときは、原寸大でコピーしましょう。
3.丸つけをする
過去問を解き終えたらすぐに丸つけに取りかかりましょう。この場合、直感や曖昧な知識で解答できた問題には、マーク(△)や注釈を付けておくことが良いでしょう。同様に、解答に時間がかかりすぎたにも問題にも同様の方法を適用できます。
4.自分の解答と模範解答を比較
過去問を解いた後、解答と模範解答を比較して、誤答や理解できなかった部分を特定しましょう。どの問題で誤りが多かったかを特に注視し、それらのトピックに焦点を当てることが重要です。過去問を解くだけでなく、解答を通じて基本的な理論や問題の種類を理解しましょう。
5.間違えた箇所を参考書で復習
過去問は、解答するだけで終わりにしてはいけません。必ず復習を行い、弱点の克服をしておきましょう。また、同じ種類の問題を繰り返し解くことで、スキルを向上させることができます。参考書は新しいものを購入するのではなく、今まで使ってきたものを使用しましょう。
過去問の解答過程や模範解答をノートにまとめることで、後で効果的な復習ができます。誤答や難しい問題についてメモを取り、強化ポイントを記録しましょう。
6.満点ではなく合格点を目指そう!
大学受験では必ずしも満点を取る必要はありません。無理に満点を目指すよりも、合格ラインを達成するために学習を進めることが重要です。赤本や青本の中には、合格者の平均点や最低合格点が記載されている学校もあります。これらの数値を参考にし、学習を計画的に進めながら、バランスの取れたアプローチを目指しましょう。
7.注意点
通常、過去問は問題とその最低限の解答のみで構成されているため、問題を効率的に解くためのヒントや詳細な解説はなされていません。そのため、学習と理解を深める段階では、詳細な解説が含まれた参考書や問題集を使用することが望ましいです。過去問は実際の試験の雰囲気をつかむのに有用ですが、概念の理解や問題解決能力を向上させるのには限界があることが一般的です。したがって、学習プロセスにおいて、解説が豊富な講義系参考書を活用することがおすすめです。
まとめ
過去問に挑戦し始めるころは、まったく歯が立たないこともしばしばあります。しかし、必要以上に落ち込む必要はありません。過去問は弱点を知るために利用するものです。過去問は実力を測るものであって、完璧な成績を求めるものではありません。誤答や難しい問題に出会うことは普通です。自信を持ち、焦らずに続けましょう。
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