真面目に勉強すれば成績が上がるわけではない
こんにちは!
川越にある個別指導塾、桜凛進学塾川越校です。
桜凛進学塾では本質的に成績を上げるために必要なことをお伝えしています。
「ただ分からないところを教えるだけ」の授業ではなく、
・日頃どういった勉強をするべきか?
・成績を伸ばすために今すべき勉強法
をお伝えしております。
今回は、成績を上げるために大切な、勉強に対する本質的な考え方をお伝えしたいと思います。
少しボリュームが多いかもしれませんが、本当に成績が伸びる勉強を行い、思うように成績を伸ばしていくのには欠かせない内容になっています。
ぜひ、ひとつひとつ読み込んで実践してみてください!
また、他にも勉強法や受験についてブログにも情報を書いておりますので、そちらもぜひご覧ください!
真面目に勉強していれば成績が上がるわけではない
これまで、様々な人をみてきました。
・全然勉強してるようには見えないのに、1年間勉強しただけで、東大、早慶など有名大学に合格する人。
・その一方で、高校3年間真面目に勉強して、学校の課題を全部真面目に提出しても、希望の大学に受からなかった人。
皆さんの周りにも思い当たるふしがあるかもしれません。
では、どうしてこのような理不尽とも思える違いが出てしまうのか。
その原因は、勉強の仕方にあります。
高校3年間真面目に勉強して、学校の課題も提出したのに第一志望に落ちてしまうような人は努力が足りないのではありません。
むしろ、努力した量は十分すぎるほどです。
でも、無慈悲なことに入試の合否に「どれだけ努力したのか」は一切関係ありません。
入試本番で合格点以上の点数が取れるかどうか、入試とはそれだけのものだからです。
私も高校生の時はその一人でした。
一生懸命、学校の授業の予習復習をして、課題を提出していたのに、
相当な努力をしているはずなのに、
自分よりも勉強していないはずの友達が自分よりも良い成績をとっている。
とても悔しかったのを覚えています。
ただ真面目に勉強しているだけでは、努力が空回りしてしまうだけなのです。
では、本当に成績を伸ばすためには何が大事なのか?
それについて詳しく紹介していきたいと思います。
成績を伸ばす勉強に必要な2つの条件
・目的を持って勉強すること。
・自分が出来ていないことに向き合うこと。
今の自分に足りていない点を分析し、目的を持って勉強する
勉強には2種類あります。
① 今の自分に足りていない点をできるようにするための主体的な勉強
② 学校の宿題など自分主体ではなく受動的に与えられる勉強
ここで大切なのは、①の主体的な勉強の比率を高めることです。
例えば、学校から英語の宿題として「教科書の本文の全訳をノートに書きなさい」という宿題が出されていたとします。
宿題を真面目にこなすことを否定するわけではありませんが、正直、ただ漫然と言われた通り全訳をノートに書いたとて英語力は上がりません。
むしろ、英語の長文を扱うときに大切にしたいポイントは、
・英文を何も見ずに和訳できるか?
・分からない英単語がないか?
・その文章で出てくる表現や英文法を理解しているか?
ということです。
どれだけ時間をかけて、真面目にノートに全訳を書いて、宿題を提出したとしても
自分の力で何も見ずに和訳できるようになっていないと全く意味はありません。
だったら、ノートに全訳を書いてはいないけど、和訳と照らし合わせて、何度も音読し「自分の力で何も見ずに和訳できる」人の方が、圧倒的に英語力がついています。
この記事を読んでいる時点では、納得できたとしても、実際にその点を意識して勉強できている方は少ないです。
でも、成績が良い方、勉強の効率が良い方は、100%意識しています。
あなたの周りにも、宿題を全然真面目にやっていないのに、テストでは点数が取れる友達はいませんか?
彼らは勉強時間が短いのではありません。
自分の力をつけるための勉強時間、すなわち自分に足りていない点を補うための主体的な勉強時間が長いのです。
チェック!
成績を上げるためには、学校の宿題など受動的な勉強時間の割合を減らし、自分の足りていない点をできるようにするための主体的な勉強時間の割合を増やす。
自分ができていないことに向き合う
また例え話になってしまうのですが、
学校から「英語の長文演習をするように」という宿題が出たとします。
ここで真面目にその宿題をこなすことは「全員に共通して意味があるわけではない」というのが事実です。
どういうことかというと、
英語の長文演習が本当にいきてくるのは、英文法や構文を理解して、英単語をある程度覚えた状況にある人です。
そういった状況の方は、ぜひ長文演習に取り組んでください!
しかし、
「実は短期記憶で今は単語や文法は忘れている…」
「暗記をサボってしまっていた」
というような方は、一生懸命長文演習をしてもあまり意味はありません。
そういった方は、英単語や英文法が抜けてしまっているはずなので、まず先に英単語や英文法の復習からやることが大切です。
学校としては、既に以前英文法は授業で教えたし、英単語も定期的にテストをしているから、問題ないよね!ということです。
しかし、全員が学校のプラン通りに定着できているわけではないと思うので、しっかりと今の自分ができていないことに向き合う必要があります。
にもかかわらず、学校に宿題を出されたから…という理由で、自分のレベルに合っていない段階の勉強に取り組んでいる方は非常に多いです。
こういった勉強は、与えられた課題をこなして達成感があるので勉強した感が出ますが、あまり実になっていません。
学校の長文演習の宿題は実は少し答えを写した…
でも、その代わり、今自分が抜けている文法を今月中に復習し終えようと思う!
という動き方をしている人の方が、
宿題はやっていないにもかかわらず、効果的な勉強ができております。
ここで言いたいのは「学校の宿題をやらなくて良いよ!」ということではありません。
今の自分のレベルに合っている内容であればやった方が良いですが、
今のレベルに合っていない内容のものに関しては、ただ真面目にこなすのではなく、
自分に足りていない部分を補う勉強をするようにしましょう。
チェック!
与えられた課題をこなすだけでは成績は伸びない。自分の足りていない点をできるようにするための勉強時間をしっかりと設けて克服していくことが大切。
まとめ
とりあえず与えられた課題をなんとなく「こなす」勉強はできているが、
自分に本当に必要な勉強ができていない人は多くいます。
しかし、本当に成績がよく受験で合格する人は、
確実に自分のすべき勉強を把握した上で勉強しています。
常に「自分が今すべき勉強はなんだろう?」と意識しながら勉強してみてください。
また、他にも勉強法や受験についてブログにも情報を書いておりますので、そちらもぜひご覧ください!
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