早稲田大学に進学する選択肢の1つ!附属校と系属校についてご紹介
早稲田大学への進学、受験生にとっては私立最難関大学へのチャレンジです。
入学した学生に聞くと、早稲田大学の附属や系属校出身者が結構沢山いるそうです。
附属校や系属校の存在を知っていれば早くから早稲田大学への道が拓かれる可能性があります。
ご紹介する中で、興味関心がある学校を是非チェックしてみて下さい。
早稲田大学
Wikipediaによると、
早稲田大学は1920年に新宿区西早稲田に設置された私立大学で、大学の略称は「早大」
と書かれています。
前身は1882年に大隈重信によって創設された「東京専門学校」で、歴史ある大学です。
偏差値で見ると、人数比率で上位3%(100人数いたら上位3人が入れるレベル)と言えば分かりやすいかもしれません。
日本の難関大学の一つであり、幅広いジャンルの著名人も数多く在籍、卒業しています。
授業カリキュラムの質の良さやグローバル教育の評価も非常に高く、課外活動やサークル活動にも力を入れ、社会的なステータスもあるので、毎年多くの受験生が目指す大学です。
出身高校
早稲田大学合格者数の高校別ランキングを見てみると、毎年上位に名を連ねるのが「早稲田大学高等学院」「早稲田実業」「早稲田高校」です。
全部名前に「早稲田」がついていますね。これが附属校だったり系属校だったりするわけです。
他にも「開成高校」「渋谷教育学園幕張高校」「聖光学院」「日比谷高校」や、埼玉県では「浦和高校」「大宮高校」「川越高校」「栄東高校」が上位を占めてきます。
附属校と系属校
では、附属校と系属校の違いは一体何なのでしょうか?
詳しく見ていきます。
附属校と系属校の違い
まず、附属校と系属校はどちらも同様に「上級の教育機関と非常に関わりが強い学校」という意味を持ちます。
簡単には言えば「大学と関わりが強い高校や中学」ということです。
附属校と系属校で決定的に違うのは、運営法人です。
附属校は、大学と同じ学校法人が運営をします。
系属校は、大学とは別の学校法人が運営をします。
運営側の違いで呼称を使い分けているのです。
名称の違いが主ですので、例えば明治大学付属中野高等学校は学校名に「付属」とつきますが、系属校です。(附属と付属の漢字表記の使い分けには実質的な違いは無いようです)
附属校の方が系属校よりも大学との結びつきが非常に強い為、大学の教授が附属の高校で授業を行ったり、大学の設備を使用することが出来たりとメリットは多々あります。
また、附属校系属校共に「外部の生徒よりも優先的に大学に進学することが出来る」という、いわゆる内部進学枠があり、これが最大の魅力だったりするかもしれません。
内部進学枠
内部進学枠とは、上述にも記載の通り、外部の生徒よりも優先して大学に進学できる席のことを言います。
これは学校により様々ですが、試験は全くく受けずに大学へエスカレーター式に進学出来たり、内部審査で学校内評定のボーダーラインを超えている事が条件だったりしますので、各学校の要項や説明会等で確認をしておく必要があるでしょう。
早稲田大学附属校と系属校
早稲田大学の附属校と系列校にはどんな学校があるのでしょうか。
ご紹介していきます。
2つの附属校
早稲田大学には2つの附属校があります。
- 早稲田大学高等学院
- 早稲田大学本庄高等学院
早稲田大学高等学院(練馬区上石神井)の内部進学率はほぼ100%に近いです。
学部は成績順で決まるそうで、最難関の政治経済学部に進学することが出来る生徒が4人に1人という高確率です。
早稲田大学本庄高等学院(埼玉県本庄市)も、内部進学率はほぼ100%に近く、学部は成績+卒業論文で決めていきます。
ほぼ100%というのは、例えば出席日数が足りなかったり、学校生活の素行が悪かったりすると内部進学なしに卒業したり、留年生が出たりという事がまれにあるようです。
5つの系属校
続いて系属校です。
早稲田大学への進学率をカッコ内に記載していますのでご参照下さい。
- 早稲田実業学校:所在地 東京都国分寺市
(原則全員早稲田大学へ進学、附属校並みの優遇はない、約5%が外部受験) - 早稲田高等学校:所在地 東京都新宿区
(原則全員早稲田大学へ進学、実質進学率は5割、校内平均以上は推薦、その他は一般受験で早稲田大学を受験する) - 早稲田渋谷シンガポール校:所在地 57west coast road SINGAPOLE
(約5割が早稲田大学へ進学) - 早稲田佐賀高等学校:所在地 佐賀県唐津市(約5割が早稲田大学へ進学)
- 早稲田摂陵高等学校:所在地 大阪府茨木市(約1割が早稲田大学へ進学)
早稲田高等学校は、早稲田大学への推薦枠がありつつも、国公立大学への進学も考えることができる学校で、非常に選択肢が広い事が特徴です。
推薦枠で5割から6割の生徒が早稲田大学へ進学しますが、推薦を得られなかった生徒も普通に一般受験として早稲田大学を受験し進学しているケースがあります。
系属校は、附属校に比べて、早稲田大学への進学率は少し下がり、推薦枠も附属校と比較すると全員というわけではないようです。政治経済学部への枠も少なく、校内の勉強をきちんとこなしていかないとなかなか推薦枠での進学は難しいという見方も出来ます。
同じ「早稲田系列」の学校といえども、附属校か系属校かで、内分進学率にも違いがあることが分かります。
また、進学は出来ても学部を思うように選べないという点は系属校の特徴かも知れませんね。
まとめ
早稲田大学の附属校、系属校についてご紹介して参りました。
早稲田大学の名前を持つ高校だけでも全国に広く設立されており、特色も様々です。
例えば、ご両親が早稲田大学出身で、小学生の頃から将来は早稲田大学への入学を希望している、とか、塾の先生が早稲田大学出身で憧れている、等で、早稲田大学を早くから意識されている場合は、大学受験の前に、高校受験、または中学受験での挑戦も視野に入ってくると思います。
「早稲田の名前がついている学校ならどこでも大丈夫」という事ではなく、上記でご紹介した学校それぞれの特徴をみすえて、学校選びの参考にして頂きたいと思います。
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