【中高生でも出来る】タイムマネジメントで勉強の効率を上げよう!

勉強の必要性を感じてはいるものの日常の忙しさに追われてしまい、なかなか勉強する時間がとれないと悩む人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、1日の中でうまく時間を調整して少しでも勉強する時間を確保したいと望む方々に、効果的な勉強時間の捻出方法をご紹介します。

タイムマネジメントを行って時間を上手に使えるようになりましょう。

タイムマネジメント

まずはタイムマネジメントについて色々とみていきましょう。

タイムマネジメントが出来るようになると時間が上手につかえるようになります。

タイムマネジメントとは?

タイムマネジメントは「時間管理」とも訳され、限りある時間を有効に使うためのスキルを指します。

時間を管理するとは、行動を管理すること、つまりセルフコントロールです。

時間とは自分の「資産」や「資源」です。

その時間の使い方が上手くなると、できることが格段に増え成長につながっていきます。

なぜ時間がなくなってしまうのか

通学時間を含めたプライベートな時間のうち、無駄にしてしまっている時間はおそらくたくさんあるでしょう。

例えば就寝前、ちょっとだけのつもりで30分以上もSNSを眺めてしまった時間、電車やバスを待っている時間、朝寝坊をして無駄にしてしまった時間など、日常には有効活用できていない時間が実にたくさんあります。

私たちは日頃から時間が無限にあると思い込みがちです。わからないことはすぐに調べることができる時代だからこそ、わざわざ時間を作って勉強をする必要性を感じなくなっているのかもしれません。

しかし1日は24時間であり、就寝中や食事の時間、学校に通っている時間を除くプライベートな時間は、自分で思っているよりもずっと少ないのです。

ほとんどの人はそのことを自覚する機会がないまま、時間を浪費してしまっているのではないでしょうか。

一方で、勉強時間をうまく捻出できている人は「タイムマネジメント力」に秀でている人たちだと言えます。

1日の時間配分を自分でコントロールして、最初から勉強用の時間を確保しておくことで効率的に勉強ができるのです。

時間をうまく使うために必要なこととは?

必要なものは「意識」と「俯瞰する目」です。

「意識」というのは、「このままじゃいけない」という気持ちです。

人間というのは感情があると行動に起こしやすくなるので自分で「このままじゃいけない」「やばい」と感じられれば、行動に結びつきやすくなります。

「俯瞰する目」というのは、「一歩離れて自分を見てみる」つまり「自分を客観視する」ことです。

タイムマネジメントを行うメリット

タイムマネジメントを行うとどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではメリットを解説します。

勉強の効率が上がる

勉強時間を上手く作れずに徹夜でテスト勉強をしても、それは付け焼刃の学力になってしまいますし、寝不足ではよいパフォーマンスが発揮できません。

普段から勉強時間をきっちりと取ることが出来ていれば、徹夜で勉強する必要もなくなるので、結果的に成績もあがります。

上手く時間を使って勉強できれば、勉強の効率が上がり、万全の状態でテストにものぞめます。

内容がより濃いものになる

部活でも、友達や家族と過ごす時間でも、ただ何となく過ごしているよりも、時間を上手く使うことを意識できれば、その内容がより濃いものとなり、よりよく変わってきます。

タイムマネジメントでスケジュールを立てる時のコツとは?

それでは、上手にスケジュールを立てるコツは何でしょうか。

いくつかポイントがありますのでそれについてみていきましょう。

やるべきことを書き出す

中高生の勉強では、「定期テストのニガテ科目で20点アップ」「6月の英検で2級合格」といった目標を立て、そのために取り組むべき学習内容をリスト化してノートなどに書き出します。

ここに、毎日の学校の授業のための予習・復習や宿題なども加えて、To Doリストを作りましょう。

ここで大切なのは、リストアップした内容に優先順位をつけることです。

中高生はとくに好きなこと、やりたいことからやってしまい時間が足りなくなってしまいがちです。

ですから、リストを客観的に見て重要度の高いもの、期限の近いものから1、2、3とナンバリングして整理しておきましょう。

使える時間を書き出す

ノートなどに1日の時間軸を書いていきます。

通学や学校にいる時間を中心に、起床・就寝、食事、入浴など生活にかかる時間を書きこむことで、自分が自由に使える時間が見えてきます。

そうすると「勉強に使える時間は意外と少ないな」とか「スマートフォンを何時間も見ていると時間が足りなくなる」と気づき、時間を有効に使おうという意識が出てきやすくなります。

いつ何をやるか決める

「やるべきことを書き出す」のステップで書き出した内容を優先順位の高いものから、時間配分を考えながら手帳などのカレンダーに落とし込んでいきます。

このとき、手帳の目につくところに「6月の英検で2級合格」、「次の期末テストの物理で20点アップ」など、目標を書いておくのがおすすめです。

予定を確認するたびに、目標も目に入るのでモチベーションの維持に役立ちます。時間が足りないときは、何かをあきらめる必要があります。

基本的な考え方として、「時間は有限」という原則を意識してほしいです。たとえば、バケツの容量には限りがあって水を入れすぎればあふれてしまいます。

同じように、限られた時間の中で、やりたいこと、やるべきことをすべてやろうとすると、当然あふれてしまいます。

容量内におさめるには、ぎゅっと圧縮して集中してやるか、あるいは入らない分を減らすしかありません。

中高生であれば、「自分の時間を奪っているものは何だろう」と考えてみて、やりたいことの中から「やらないこと」を決めてみるとよいでしょう。

「20時以降は絶対にスマートフォンをさわらない」など、小さなルールを自分で決めるだけでも、使える時間がぐっと増えると思います。

優先順位を付ける

勉強を緊急かつ重要なもの・重要だが緊急ではないもの・緊急だが重要ではないもの・緊急でも重要でもないもので分類し、優先順位をつけていきます。

緊急度は、テストなどの締め切りも考えながら設定しましょう。

タイムマネジメントの三大原則

上記と重しますが、タイムマネジメントには大きくわけて3つの原則があります。

それをきちんと意識することでぐっと時間の管理術が上達しますので参考にしてみて下さい。

①意識する

タイムマネジメントにおいて、この『意識』こそが最も重要だと言っても過言ではありません。

いかに短い時間で生産性を上げるか、これを意識できるかできないかで大きく変わります。

時間は短縮すれば良いというものではありません。

勉強においては、だらだら時間ばかり経ってしまい、ちっとも頭に入っていないという状況は避けたいわけですから、『時間はなるべくかけない、でも、集中してこれだけは優先的に理解したい』といったような意識を本人が強く持てるかどうかが最大の鍵になります。

 

②視覚化する

上述にもある通り、タスク(やるべきこと)を視覚化します。

まずは、自分がやらなければいけない勉強課題を書き出します。

そこに優先順位をつけていきましょう。

次に、1週間内に終わらせたい内容を予定表に書き込んでいき、本日やるべきことを書きます。

気をつけたいこととして、時間は長いスパン(1週間)から短いスパン(本日)に絞り込んでいく事です。

急な予定が入ったり、思うように事が進まなかったりしても自分の予定が視覚化してあれば変更に対応するのが容易に出来ます。

 

③振り返る

これがなかなか出来ない事が多いのではないかと思います。

一度、自分が立てた予定がどの位の時間でどれだけ達成できたのかを把握するために振り返るのです。

すると、次の予定を組んだときに大まかな時間と勉強の『予想』が出来ます。

例)先週単語暗記で1日10分✕7日間で150単語完璧に出来たから、今回は15分取って200単語いける

例)数学の問題集が思ったより進まない。隔日で一時間ずつ時間を割いても10ページも出来なかった。

  今週は数学の優先順位を上げて毎日一時間やろう。

などという、予定の調整を毎週することで、自分の予定を上手にコントロールできるようになります。

 

タイムマネジメント一言で言っても、直ぐに出来るようになるわけではありません。

日々のトライ・アンド・エラーが後の良質な学習習慣に繋がっていきます。

 

時間をコントロールする

時間をコントロールする力は大人になっても人それぞれ。

非常に重要な事で、認知能力が高くなる中学生になると、時間をコントロールする事が能力的に可能となります。

現在の中学生&高校生は学校生活や部活動、課外活動や塾等でとても忙しく、小学生の頃よりも自由に使える時間が圧倒的に少なくなります。

ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、中学生の放課後時間(自由になる時間)は平均約4時間。

その4時間をどのように使うかで、中学校生活3年間の有意義な時間の使い方に個人差が生じるわけです。

塵も積もれば山となる、時間は拾い集めると膨大な財産になります。

時間コントロールの弊害

現代の中高生はスマホ世代。

時間コントロールの弊害として、スマートフォンの使用が挙げられます。

YouTubeやTikTok、SNS の使用や友達とのLINEでのやりとり等々、スマホを使用していると大人でも時間が経つのがあっという間…!!!です。

ここを『自分ルール』を決めて、自分との約束を自分が守れるかどうかもタイムマネジメントの大きなポイントです。

例えば

◎夜22時以降はスマホをいじらない

◎動画視聴は30分以内(好きな動画を2本、という設定にすると、時間が曖昧になってしまう)

◎友達に『○○時以降は連絡をくれても返事ができないよ』と伝えておく

等々、守れそうな範囲でルールを決めて実行することが大切です。

時間は無限ではありません。

有限です。

一番『なんとなく時間が経ってしまった』と感じるものを少しずつ削る努力が大切です。

意識する⇒視覚化する⇒振り返る

を大原則として繰り返し行っていきましょう。

 

タイムマネジメントをしよう-まとめー

タイムマネジメントは、取り入れようと思ってもすぐに身につくスキルではありません。

日々、予定を立てる→予定どおりに実行する→実行できなかった部分を振り返る→改善点を反映させて翌日の予定を立てるといったサイクルを繰り返す中で、自分にとって最もふさわしい仕事のやり方が身につくことでしょう。

漫然と勉強をしていても、そこから発展は見込めません。

新たなスキルを身に着け、志望校合格に向かって高みを目指しましょう。

勉強のコツを知るということは勉強の成果が上がることに繋がり、その結果、志望校合格への近道となります。

桜凛進学塾では、このように成果が上がる勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。

部活に打ち込みながら志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思っているのであれば、ぜひ一度桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。

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