勉強中は甘いものが食べたくなる!?その時は何を食べれば良い?

みなさんは勉強している時にむやみやたらに甘いものが食べたくなることはありませんか?

甘いものが食べたくなる理由や、勉強中に甘いものを食べたくなった時に選ぶ最強フードを、研究で実証された点も踏まえてご紹介します。

勉強していると甘いものが食べたくなる!?

みなさんは勉強している時に甘いものが食べたくなることはありませんか?

これにはれっきとした理由があるのです。

その理由とは何でしょうか?

どうして甘いものが食べたくなるの?

勉強しているとみなさんの脳はフル回転しています。

そのため、エネルギーをたくさん消費しているのです。

このエネルギーが糖分の一種でもあるブドウ糖です。

脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源とするにもかかわらず蓄積しておくことができません。

ブドウ糖が不足することで頭が上手く働かなくなることがあるので、その際に甘い物が食べたいと思うことが多いと言われています。

また脳は寝ているときも常にブドウ糖を消費し続けているのでブドウ糖が足りなくなると意識が朦朧としてくるなど大変危険な状態になります。

勉強中、空腹でもないのに無償に甘いものが食べたくなるのは、勉強を頑張っている証拠!

脳が『エネルギーをちょうだい!』と信号を送っているのです。

そしてもう一つ、甘いものにはストレスを発散させるという作用があるので、勉強ばかりしていてストレスがたまった時にも癒されたいという思いから甘いものが食べたくなります。

 甘いものを食べるメリットとデメリットとは?

昔は、勉強する前にチョコレートを食べた方が良いとか頭を働かせるためには糖分が必要だとか言われることも多かったのですが、それは本当なのでしょうか?

ここでは、甘いものを食べるメリットと食べた時のデメリットについてお話しします。

甘いものを食べるメリット

砂糖はブドウ糖に分解されやすく速やかにエネルギー源として取り込むことができるので、勉強して脳が早急にエネルギーを必要としているときは素早く時間をかけずに脳にエネルギーが補充出来ます。

また、精神を安定させる神経物質であるセロトニンという物質を多く作り出すのにも一役買っているので、精神的に満足するというメリットもあります。

甘いものを食べるデメリット

逆に糖分を摂りすぎてしまうと眠くなって集中力が途切れてしまうということがおこります。

甘いものを食べると血糖値が急上昇しますね。

すると、その糖分を分解するためにインスリンという物質が分泌されます。

大量のインスリンが分泌されてしまうと、必要以上に糖が分解されてしまい、結果的に低血糖の状態になってしまうと言われています。

低血糖になると疲れやだるさを感じるようになったり睡眠の質も下がったりしてしまいます。

ポイントは、『過剰摂取』。

甘いものを食べている時は一時幸せでリラックス気分に浸れますが、過剰に食べ過ぎると食べる前より眠くなってしまい頭の回転が鈍くな傾向があります。

ただ、量を食べるだけでなく、角砂糖に換算するとどれだけの糖質を含んでいるかを知っておく必要もあります。

 

☆ショートケーキ 角砂糖10個分

☆プリン 角砂糖6個分

☆コーラ500ml 角砂糖17個分

☆レッドブル 角砂糖12個分

 

ショートケーキやシュークリームなどに代表される洋菓子は、脂質も多く含んでいるので食べす過ぎには要注意です。

 

甘いものを食べたくなったら○○を食べよう!

ブドウ糖を適切に摂るにはメリットもありそうですが、摂りすぎてしまうとデメリットの方が多くなってしまいそうです。

市販のお菓子では少し糖分が多そうですね。

それでは、甘いものを食べたくなった時はどの方法でブドウ糖を摂取するのが良いのでしょうか?

バナナを食べる

バナナはカロリーが低いだけでなく、ブドウ糖以外にもたくさんの栄養素を含んでいるとても優秀な果物です。

バナナの栄養価はコチラ。

☆風邪への抵抗力を高めるβーカロテン

☆免疫力を高めるポリフェノール

☆ビタミンC

☆脳を活性化するセロトニン

☆青いバナナはでんぷん質、熟したバナナはブドウ糖

 

非常に多くの栄養価を含んでいるのが分かります!

 

脳が唯一エネルギー源として必要としているブドウ糖だけでなく、糖が脳の栄養になるためのサポートをしてくれるビタミンやミネラルも豊富に含んでいるので、バナナ一本摂取するだけで非常に効率よく脳の栄養補給をする事が出来ます。

身体のなかでゆっくりと吸収されるので、エネルギーの持続が他の果物よりも良いということがわかっています。

また、バナナは免疫力を高める超優秀食材でもあります。

帝京大学の山崎教授が行ったマウス研究によると、ぶどうやりんご等の果物よりも、バナナ食べた方が体内免疫システムで大きな役割を果たすマイクロファジー(白血球のひとつ)が活性化する事が実証されています。しかも、熟して茶色く変色したバナナは、この、免疫を高める効果が8倍にもなったそうです。

バナナは最強!ですね。

しかし食べすぎには注意です。

ドライフルーツを食べる

ドライフルーツはブドウ糖が含まれていますし、さらに新鮮なフルーツよりも食物繊維ミネラルなどの栄養素がギュッと凝縮されています。

また、果物によって鉄分が豊富だったり、疲労回復効果があったりするものがあるので自分に最適なドライフルーツを選んでみるのも楽しいですよ。

例えば、

☆少し貧血気味だから、プルーンやチェリー等のドライフルーツを摂取しよう

☆疲れがたまっているから、疲労回復の為にいちごかパイナップルにしよう

等、自分の身体に必要な栄養を考えながらドライフルーツをセレクトするのも気分転換になります。

ダークチョコレートを食べる

それでもどうしてもチョコレートが食べたい!という人におすすめなのがダークチョコレートです。

ダークチョコレートというのはカカオの成分が高いもので、70%以上カカオが含まれているものが良いと言われています。

ダークチョコレートはほどんどのお菓子と比べて糖分が少なく、糖分による悪影響を受けづらいです。

☆糖分控えめ

☆血糖値が急上昇してしまうリスクが低い

☆カカオポリフェノールやテオブロミンという成分が、集中力アップ&リラックス効果もたらす

 

チョコレートでお馴染みの株式会社明治による共同研究で、カカオポリフェノールの多いチョコレートを被験者に4週間摂取し続けてもらったところ、血中BDNF(脳細胞の元になるたんぱく質)や脳内血流量が増加するという実証がされています。

科学的根拠に裏付けされたチョコレートパワーはスゴいですね!

 

食べ慣れることが出来れば糖分控えめでカカオ含有量の高いダークチョコレートでも十分満足できるようになるので一度試してみてください。

 

YouTubeで、チョコレートやバナナの有効性に共通する動画もあるので是非参考にして下さい。

 

勉強中は甘いものと上手に付き合おうーまとめー

勉強中の甘いものについて色々と考えてきました。

勉強中に甘いものを多量摂取することで眠気がおこったり集中力が途切れてしまったりすることが分かりましたね。

甘いものが食べたいと思ったときには、バナナを食べる、ドライフルーツやダークチョコレートを食べるといったおすすめも紹介しました。

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