【大学受験】10月からでも間に合う!諦めない秋からの勉強法とは?
9月〜10月くらいになると受験まであまり時間が無いと感じるようになります。
焦ると、勉強が手につかなくなったり、不安になってオロオロしたり、合格に直結しない勉強を始めてしまったりしてしまう受験生が多いです。
合格する方法を知っているか、知らないかはとても大切です。
この記事では、10月からどのように勉強すれば良いのかを解説しています。参考にしてください。
10月からの勉強スケジュールとは?
10月から勉強を始めた場合の勉強スケジュールはどのようにすれば良いのでしょうか。
時期によってみていきましょう。
10~11月
◎基本の学力を固めていく必要があります。
基礎がしっかり身についているのであれば、この時期は応用力を養っていきましょう。
基礎はどんな問題においても不可欠です。
基礎なくして応用など到底できません。
基礎が固まっていない部分を見つけたら、まずは基礎を固めることを最重要です。
◎志望校のレベルを確認していきましょう。
基礎はどんな大学にも必要ですが、応用力のレベルは志望校によって大きく変わります。
秋からの勉強では、志望校に合わせて応用力も身につけると効率的です。
こうすることで無駄な時間を省いて、目的に合った学力をつけることができるのです。
そのため志望校の学力レベルを確認することと、自分が目指すべき学力レベルを的確に設定しましょう。
◎勉強の計画を立てていきます。
どの時期までにどこまで学力を伸ばすのか、明確に細かく設定していきましょう。
この時、少し頑張れば手が届くような目標設定が大切です。
毎日徹夜しないと達成できないような高すぎる目標設定では、心身ともに疲れ切ってしまうからです。
またモチベーションの維持も難しくなってくるので、あくまでも自分のペースを加味した上での設定をします。
目標設定の際には、余裕を持ったスケジュールを作ることも大切です。
もし万が一、体調不良などで勉強が進まなくなったとしてもカバーできるようにしておきます。
余裕があると勉強がスケジュール通りに進みやすい上に、毎日計画通りに進めば大幅にスケジュールを進めて勉強することも可能なのです。
◎生活習慣の改善も欠かせません。
早寝早起きを習慣化して、朝昼晩の食事も一定の時間に決めておくと効果的です。
勉強の基盤が整ったら問題演習をどんどん進めて、応用力をつけていきましょう。
苦手分野は、11月までにしっかりと克服しておくと安心です。
12~3月
本番直前となる12月からの3ヶ月は、実戦力を磨いていく期間です。
まずは最初の関門となってくる共通テストの対策に、重点を置いていきましょう。
実践演習を重ね、得点力アップを目指します。
これと同時に、本番さながらの問題演習で時間配分にも気を配っていきます。
できる限り本番と同じ環境で問題を解くことに慣れていることが、点数を上げるポイントでもあるのです。
こうして、本番をしっかりと見据えた勉強方法に変えていくことが大切です。
10月から効率的に勉強するポイント
10月から効率的に勉強するポイントを4つお伝えします。
このポイントを大切にするようにしましょう。
無理のない計画を立てて勉強する
「計画を細かく分割する」ことが大切です。
例えば、ある問題集を1ヶ月で終わらせると計画を立てたとします。
この計画をもっと細かくしてほしいのです。
つまり、この問題集を1ヶ月で終わらせるために、1週間で何ページ、1日で何ページ進めるか具体的に考えてほしいのです。
そうすることでその計画に現実味が増し、自分でも「できそう」か「できなさそう」かの判断がつくはずです。
このように「計画を細かく分割する」ことが「無理のない計画」につながっていきます。
秋から勉強を始めるあなたにとって、残された時間は3ヶ月と限られています。
限られているからこそ、無理な計画を立ててしまいそうですが、そのような計画は達成できなかった時のダメージが大きいです。
結構モチベーションも下がってしまいます。
その限られた時間を有効に使うためにも「無理のない計画」を立てましょう。
しっかりと復習し、一度間違えた問題は二度と間違えないようにする
普段あなたは問題を解いた後、何を復習していますか?
正解した問題は復習せずに、間違えた問題だけを復習する人が多いと思います。
しかしそれでは詰めが甘いのです。
問題を解く時に「自信を持って解答し正解できた問題は◯」「自信がなく解答したが正解できた問題は△」「自信がなく解答し不正解だった問題は✕」をつけるようにします。
注目してほしいのは「△」なのです。
見逃してしまいがちですが、きちんと復習する必要があります。
もし今まで「△」を復習できていなかった人は、秋からこれを復習するようにするだけで、得点がアップするかもしれません。
アウトプットをする
覚えた範囲の演習をその日中にする、単語帳の赤シートを活用して隠しながらアウトプットするなどです。
アウトプットの段階で100%解答できる必要などありません。
間違えたらまた復習すれば良いのです。
覚えたことを記憶の奥から引っ張り出す、この作業が何よりも重要なのです。
インプットがまだ終わっていなくても、インプットと同時にアウトプットをしていきましょう。
使う教材を絞るようにする
そして最後のポイントは「使う教材を絞る」ことです。
参考書や問題集をいくつも持って、どれも中途半端に手を付けていませんか?
教材をコロコロ変えることはあまりオススメできません。
きちんと使うと決めたものを完璧になるまで何周もすることが、重要なのです。
それともう一つ、自分が使っている教材が「自分のレベル」と「志望校のレベル」に沿っているものか確認してみてください。
自分のレベルをはるかに超えた教材を使っても、なかなか理解できないものです。
また志望校のレベルを超えた教材を使うと、難関大学でしか出題されないような知識まで覚えようとしてしまいます。
この残された3ヶ月では「どれだけ効率的に勉強できるか」がポイントとなるので、今一度、自分のレベルや志望校のレベルを確認してみましょう。
基本的には今使っている教材をそのまま使い続けてください。
10月からでも間に合う勉強法
それでは最後に10月からでも間に合う勉強法を紹介していきます。
参考にしてみてくださいね。
優先順位の高い科目の対策
まずは、秋から直前期は「優先順位の高い科目の対策」を十分に行ってください。
優先順位の高い科目というのは
- 国公立二次試験で使用する科目
- 文系なら「英国社」または「英数国」、理系なら「英数理」
- 大学入試の配点が高い科目
これに的を絞って徹底的に勉強をします。
文系の「数学や理科基礎」、理系の「地歴や国語」は11月末くらいからの直前期でも何とかなります。
とにかく「優先順位の高い科目」を徹底的にやり、すべての模試が終わるまでは徹底的にやることをおすすめします。
過去問演習を5年以上対策
秋からの勉強法の2つ目は「過去問演習」ですね。
夏休み明けからは「赤本」が出版され、大学独自試験の過去問が販売されます。
赤本は、その大学独自の問題の傾向と対策を、事細かに分析してくれている、唯一の問題集です。
10月位に過去問を解いてみましょう。
今の自分が解けるレベルや出題傾向を把握するのに過去問はとても役立ちます。
仮に、12月〜1月にかけて過去問を解き始めたとしましょう。
もし、自分が解けない問題があったり、「ここの単元がしっかりと理解できていないな」ということに気づいたとき、そこを埋めるためにはある一定の時間が必要です。
過去問を解く時期が遅くなればなるほど、苦手を埋めるための時間が取りづらくなります。
今の時期に過去問に取り組めば、苦手を埋めるための時間はしっかりと確保することが出来ます。
できればこの赤本を5年以上は対策しておいてください。
共通テストに慣れる対策
共通テストはセンター試験とは違い、質も量も格段に上がって難しくなりました。
とりわけ、英数国は絶対的な対策が必要です。
共通テストは「時間との勝負」そして「慣れ」が非常に重要です。
英語、数学、国語は時間配分や設問を解く順番をしっかりと考えて本番に臨んでください。
今ある自分の力を最大限に発揮する、テストの受け方を考えておくことが大切なのです。
諦めずに最後まで頑張ろうーまとめー
秋からの勉強では、いかに効率的に勉強できるかが合否をわけるポイントとなります。
1からコツコツと積み上げていく勉強法では、春から勉強しているライバルたちに勝てません。
時間を有効に活用して着実に点数を上げるには、勉強法にも工夫が欠かせません。
しっかりとスケジュールを立てて、志望大学のレベルに合う勉強を進めていきましょう。
自分で勉強していても、勉強方法が分からなかったり行き詰ったりしたときはぜひ桜凛進学塾にお越しください。
桜凛進学塾では、効率的な勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
一緒に勉強の方法を考えていきましょう!
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