7回読み勉強法って何?その方法と効果についてお教えします!
みなさんは「7回読み勉強法」という言葉を聞いたことがありますか?
東大主席の山口真由さんという方が考案した勉強法です。
効果抜群との噂もあるので、詳しいやり方と効果について解説します!
どのように勉強すれば良いか迷っている人は参考にしてみてください。
「7回読み勉強法」を考案した山口真由さんってどんな人?
山口真由さん
<略歴>
1983年 札幌市生まれ
2002年 東京大学教養学部文科I類入学
・3年生時に司法試験合格
・4年生時に国家公務員第I種試験合格
2006年 東京大学法学部卒業後、財務省に入省。主税局に配属
2008年 財務省を退官
2016年 ハーバード大学ロースクール(LL.M.)卒業
2017年 ニューヨーク州弁護士登録
2017年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に入学
2020年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程を修了。(法学)
2020年 信州大学先鋭領域融合研究群社会基盤研究所特任准教授に就任
(山口真由オフィシャルブログ http://www.mayuyamaguchi.com/profile/より抜粋)
山口真由さんは東大首席であり、在学中に司法試験も合格されているという凄い方です。
しかもさらにハーバード大学ロースクールも卒業しておられるという学歴の持ち主で、たくさんの勉強をされていたことが想像できます。
山口真由さんは実際にこの「7回読み勉強法」を使って勉強されてきたということです。
「7回読み勉強法」とその詳しいやり方
実際、「7回読み勉強法」とだけ聞いてもあまりよく分かりませんよね。
ここでは、「7回読み勉強法」とはどういう勉強法であるのかとその詳しいやり方について説明します。
「7回読み勉強法」とは?
とてもシンプルで、同じ本を「7回読む」というものです。
1回1回をしっかり読もうとすると7回読むのが疲れてしまうので、そうではなく、薄くサラサラと読み流すことを複数回繰り返すことがポイントとなります。
何回も読んでいると、読むたびに「こんなことが書いてあったんだ!」と新しい発見もあって、楽しく続けることができるそうです。
「7回読み勉強法」の詳しいやり方
それでは、「7回読み勉強法」を順を追って具体的に説明します。
・1回目
まず章のタイトルや見出しを、頭の中のノートに写し取る感覚で読んでいきます。
漢字を拾って流し読むイメージです。
また、見出し同士の関係をつかみながら全体の構造を感じ取っていきます。
・2回目
1回目と同じように漢字を意識しながら、3行ずつ斜め読みするイメージで読んでいきます。
1回目で見出しなどが頭に入っているため、より全体のアウトラインや構造が頭に入ってきて本の内容をとらえられるようになります。
・3回目
2回目と同じ要領で流し読みします。
2回目で把握した全体のアウトラインや構造がより明確になっていきます。
あくまでも、サラサラと読むことがポイントです。
・4回目
頻出するキーワードや詳しく説明されている用語に注目しながら、普通のスピードで読んでいきます。
まだ内容を理解しようとするのではなく、「よく出てくる単語があるな」「この用語を詳しく説明しているのだな」と感じ取るくらいで良いです。
・5回目
基本的に4回目と同じです。
5回目で大切なことは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識することです。
キーワードがどのように説明されているかに注目して、そのページや段落の要旨をつかむことを意識します。
とても大事な作業なので4回目と5回目にわけています。
・6回目
5回目で要旨をつかみ、だいたいの内容がわかっているので6回目は細部に目を向けていきます。
この細部というのは、要旨(論点はなにか、どんな説があるかなど)を説明する箇所のことで、具体的な事例などにあたる部分です。
キーワードの意味や、キーワードとキーワードの関係を理解しながら頭の中に内容がしっかりコピーされているかを確認する感じで読んでいきます。
・7回目
頭の中にだいたいの内容を写し取れているため、最後に定着させます。
7回目は最後なので、「ここにはこういうことが書いてあるな」と先に要約して読みながら答え合わせをする感覚で読みます。
このように、1~3回目で全体像を感じ、4,5回目でキーワードを意識して要旨をつかみ、6,7回目で内容を把握するという流れで1冊の本を読むのが「7回読み勉強法」です。
「7回読み勉強法」は効果があるの?
それでは、「7回読み勉強法」には効果があるのでしょうか?
効果があると言われている理由をいくつか一緒にみていきましょう。
一つの参考書を完璧に理解できるようになる
勉強するときに一つの参考書を完璧にするのではなく、色々な参考書を読んだり解いたりする人も多いのではないでしょうか?
たくさんの問題に触れたい!やもっと分かり易い参考書があるかも?という気持ちがあるのかもしれませんが、
一つの参考書も完璧に出来ない人がたくさんの参考書を解くことが出来るレベルに到達するとは思えません。
まずは一つの参考書を完璧にしておくことが大切です。
エビングハウスの忘却曲線
人間というのは必ず忘れていく生き物です。
エビングハウスの忘却曲線では、人が何かを学んだ時、20分後には42%忘れ、1日後には67%忘れ、6日後には75%忘れてしまうと言われています。
しかし、少しずつでも毎日繰り返し記憶することで長期的な記憶として覚えておけると言われています。
一冊の参考書を7日かけて読んでいくことでかなり記憶として残っていくのではないでしょうか。
※参考サイト:エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング
https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/
7回読みだけすれば効果があるのか?
7回読みの方法を上記でお伝えしましたが、では、7回読めば効果が発揮できるのか?という疑問にお答えする動画を桜凛チャンネルから配信しておりますので是非参考にしてみて下さい。
7回読みを実践する事は非常に効果があるという事は間違えではありませんが、それだけで良いということではありません。
一ページずつ自分の頭の中で思い出すという作業が必要になります。
何が書いてあったのかを頭の中で思い出し、理解したことをアウトプットすることがとても大切です。
自分に合った勉強法を見つけよう-まとめ-
今回は「7回読み勉強法」についてみてきました。
勉強しているのになかなか成績が上がらない、勉強しないといけないのにどうやって勉強すれば良いのか分からないという人は、
こんな勉強法もあるのかというくらいの気持ちで一度試してみてはいかがでしょうか?
また、効率よく成績を上げるためには自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
桜凛進学塾では、このように成果が上がる勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
部活に打ち込みながら志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思っているのであれば、
ぜひ一度桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。
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