埼玉県公立高校入試の選択問題対策とは?
埼玉県の県立高校入試がいよいよ間近に迫ってきました!
埼玉県公立高校入試を受験される予定で、かつ、選択問題を実施する高校受験予定の皆さんの中には、選択問題対策に不安を抱えている人も多いのではないかと思います。
選択問題どんなものなのか、また、どのような対策が必要なのかをお伝えしていきたいと思います。
現中学2年生の皆さんは是非参考にしてみてください!
学校選択問題って何?
まず、学校選択問題の概要についてご紹介します。
学校選択問題(選択問題)
埼玉県の公立高校入試は、国語、数学、英語、理科、社会の五教科での学力検査が行われます。
今年度は2月21日、一部の学校で実技検査や面接は2月22日に実施されます。
ちなみに来年度(令和7年度)の入学者選抜日程決まっており、学力検査は2月26日、実技検査面接は2月27日に行われ、合格発表は3月6日となっています。(追検査は3月3日)
平成29年から、一部の高校で、応用的な内容を含む学力検査が実施されるようになりました。これが、学校選択問題です。
数学と英語のみが選択問題
埼玉県の選択問題には大きな特徴があり、科目が数学と英語のみ限定されていることが挙げられます。
また、主に北辰テストの合格者平均偏差値が60を超える高校で実施されているという特徴もあり、例えば数学で言えば、計算一つとっても複雑な計算式や思考力を見る問題が並んでいるのが分かります。
難易度はもちろん、応用力を見るような問題が出題されているのが学校選択問題です。
学校選択問題実施校
2024度入試で学校選択問題を実施する22校は以下の通りです。
令和4年度から大宮北高校が参入
令和4年度入試から大宮北高校が学校選択問題を導入し、全部で22校が実施しています。
浦和高校、浦和第一女子高校、浦和西高校、大宮高校、川口北高校、川越高校、川越女子高校、川越南高校、熊谷高校、熊谷女子高校、熊谷西高校、越谷高校、越谷北高校、所沢高校、所沢北高校、不動岡高校、和光国際高校、蕨高校、市立浦和高校、大宮北高校、市立川口高校、春日部高校
これらの高校が志望校の場合は、学校選択問題対策を万全にする必要があります。
学校選択問題受験した人の感想
実際に学校選択問題を受験した人はどのくらいの手応えがあったのでしょうか?
個人差はあると思いますが様々な感想がありますので参考にして下さい。
数学
◎最初の計算問題が面倒。正確性とスピードがその後の問題影響する気がする(時間がなくなる)
◎8割取るのは至難の業。
◎選択問題だとしても、確実に解ける問題は落とさないようにするのが鉄則
◎学校選択問題過去問を解きまくったのが良かった
英語
◎長文が長いけど、設問自体は難易度は高くない気がした
◎英作文は対策が必須。準2級の自由英作よりも少しだけ単語数が少なくなるが、言い回しはおさえておいた方が良い
◎時間配分をきちんと決めておかないと最後で時間が足りなくなる
対策を考えよう
勉強進めていくにあたって意識しないといけないことや、気をつけて勉強しないといけないポイントがあるのでいくつかお伝えしたいと思います。
英語は文章読解の割合が増えている!
学校選択問題では英語の長文が非常に長く、文章読解に力を入れているような問題構成であることが分かります。
単語力、文法力の基本はしっかり身についていないと対応が難しいでしょう。
単語をいくら詰めたとしても、知らない単語は試験で出題されます。
中3までの履修範囲には含まれていない単語が出てきた時に、周りの文章や注釈から推測する力が必要です。
過去問を解いたり、問題集を解いたりする中で、英語を文章の順番のまま訳していける様に読んでいく力をつけていきましょう!
数学は計算問題&1行問題にたくさん触れておく
数学の選択問題は非常に難易度が高く点数を取りづらいのが特徴です。
確実に点を取れるとしたらまずは計算問題や一行問題。
こちらも難易度は高いものの、これらの問題の後に続く他の大問(二次方程式、証明、空間図形など)の難易度を考えるとなるべく確実に取っておきたい部分なのです。
最高水準問題集や北辰テストの過去問で構いません。難易度の高い問題にしっかり触れておく必要があるでしょう。
いわゆる『捨て問』に時間を割くのではなく、取れる問題を確実に、を意識しましょう。
塾を有効活用しよう
参考書では理解できなかった問題や分からなくて困ってしまった問題等、塾の先生に聞ける環境があるのは非常に強いと思います。
塾の先生は受験のプロ。学校選択問題傾向対策も個人に合わせて行ってくれるのが強みです。
受験日はみんな同じなので、そこまでの限られた時間で何をどの位詰めれば良いのか、指針を貰って迷わず勉強できるというのは非常に効率が良い勉強方法です。
桜凛進学塾でも無料相談をおこなっておりますので、学校選択問題実施校が志望校の場合は、数学と英語の勉強の仕方を相談し、導いてもらうと良いでしょう。
まとめ
埼玉県の公立高校入試における学校選択問題についてご紹介しました。
難易度が高く応用力を問われる問題である程度の得点を獲得するには、基礎基本の教科書レベルを多少なりとも問題にも慣れておく必要があります。
都内私立高校の過去問を活用したほうが良いとも言われているのは、高校の内容にも触れているのでは?といったような複雑な設問もあるからです。
自分の基礎力レベルをしっかり把握し、北辰テストや模試等で間違えた箇所があったら、その設問に類似す範囲の単元も復習する習慣をつけましょう。
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