学校の勉強と受験勉強は別物?両立が苦しいと思っている人の対策法は?
学校の勉強と受験勉強は別物だと捉える人、意外と多いのではないでしょうか。
確かに、性質は異なる部分がありますが、学校の勉強は受験勉強の一環と捉えると、両立に苦しむといった発想を回避することが出来ます。
学校の勉強と受験勉強との違いや、両立に苦しむ理由、脱却する方法までをまとめました。
『受験勉強したいのに、学校の勉強があるから時間が取れない!』とお悩みの方は、是非記事をお読み頂き、勉強の捉え方を変えて見て下さい。
学校の勉強と受験勉強との違い
☆学校があるから受験勉強が思うように進まない
☆受験勉強に備えて、学校の授業中は適当に聞き流している
☆学校から出された課題は意味がないのでやらなくてもいいと思っている
☆学校のテストは赤点さえ取らなければ良いと思っている
学校の勉強と受験勉強とは別物だと捉えている人は、上記のような考えを持っている人が多いのではないでしょうか?
とにかく、
『授業が早く終わらないかな…』
『学校があるからなかなか受験勉強が出来ないんだよ!』
という意識が働いてしまうと思います。
そもそも、学校の勉強と受験勉強とは何が違うのでしょうか?
違いを整理してみたいと思います。
学校の勉強
学校の勉強は主に定期テスト対策をします。
テスト範囲は、前回のテスト終了後から今回のテスト前までの授業内容から出題される事が決まっており、テスト内容も、学校によって差はあるものの、基本的には学校で使用している教科書から選定されることが多いのではないでしょうか。
範囲があらかじめ分かっていて、なおかつ教科書レベルでの出題、というのが学校の勉強です。
受験勉強
学校の勉強に対し、受験勉強は、大学受験に向けた勉強です。
試験範囲が限られているわけではなく、高校で習った範囲は全て含まれています。
レベルも、学校の定期テストとは全く異なり、難易度が高かったり出題に特徴があったりと、定期テスト勉強では太刀打ちで来ません。
闘う相手も対象外が全国に広がります。
学校単位での闘いではないので、競争も激化します。
両立が難しい理由
学校の勉強受験勉強の両立が出来なくて悩んでいる、という声をよく耳にします。
なぜ、2つの両立が難しいという状況に陥ってしまうのでしょうか?
勉強を別物だと捉えるている
確かに、学校の定期テスト対策と同じような勉強をしていては、受験勉強には太刀打ち出来ません。
だからといって、勉強自体が全く別物というわけではありません!
一日の大半を学校で過ごしているのですから、学校の勉強は学校にいる時間内にきちんと理解し、帰宅後の時間はざっと学校の復習をしてから受験勉強に突入する、という流れが、『学校の勉強』と『受験勉強』との繋がりです。
切り離して考えるものではありません!
志望校が曖昧
例えば、
◎高校の指定校推薦枠を狙いたい
◎自分が通っている高校から、自分の志望校へ合格している人が多い
といった場合は、学校の定期テスト対策をしっかり行い、校内順位を上位で維持することが望ましいと思います。
また、
◎自分が通っている学校から、自分の志望校へ合格している人が殆どいない
◎志望校レベルと現状自分のレベルがかけ離れてしまっている
といった場合、学校の授業だけ勉強していても足りないという状況が容易に想像できます。
校内順位を上げて内申点を固めるというよりも、高1レベルからの基礎の徹底や、受験勉強に特化した時間の確保等、学校のカリキュラム外で優先度が高くなる勉強方法が必要となってきます。
志望校がまだ決まっていない、方向性が見いだせない…という状況下では、上記のどちらを優先的に勉強するべきかも定まらない為、あっちもこっちもやらなければいけない焦りで、両立が出来ない…と悩んでしまうのです。
対策
学校の勉強と受験勉強が両立出来ないと悩んでいる人は、どうしたらよいのでしょうか?
授業中の理解度を上げる
まずは、学校の授業態度を意識してみてください。
上述に挙げましたが、根底に『学校の授業を受けている時間があったら受験勉強したい』という考えがある人は、一旦その気持ちはどこかへ置いてみましょう。
学校の授業は、授業中になるべく理解をし、暗記できるものは覚える努力をします。
授業が50分の場合、『早く授業が終わらないかなあ…』と思いながら板書だけしている、というのは、完全に学校の授業時間を棒に振っています。
学校の授業内容は、受験勉強の基礎基本です。
別物ではないんだ、という意識を持ち、授業内でやりきる勉強を目指しましょう。
学校の休み時間を活用
学校の休み時間、あなたは何をして過ごしていますか?
せっかくの『隙間時間』です、学校の宿題を進めてしまう、とか、授業で取り扱ったの英単語を書き出して覚えてしまう、とか、休み時間を有効に使ってみましょう。
もちろん、頭を休めたり、リフレッシュする為の休み時間ですから、『少しだけ、手をつけておけるものだけをやっておく』という使い方が理想です。
志望校を決める
志望校は既に決まっていますか?
実は、この志望校選びによって勉強の焦点や優先順位が変わってくることが多々あります。
例えば、自分の志望校が、現在通っている高校から多くの合格者を輩出している場合は、学校の授業カリキュラムをきちんと網羅し、学校の先生からのアドバイスを素直に聞く、といったことが重要になります。
指定校推薦枠を狙っている場合も同様です。
指定校推薦の場合は、学校の成績順で枠が埋まってしまいますので、とにかく定期テストは上位に食い込む位の勢いできちんと調整していく必要があります。
逆に、大学は一般受験し、なおかつ自分の通っている高校からの志望校進学実績が少ない場合は、学校のテストの点数を上げることに専念するよりも、大学受験の為の勉強を優先する必要があります。
学校のテストで上位に位置していても、志望校に受かるという保証は一つもありません。
外部の塾に頼ったり、高校一年&二年の基礎固めに特化して集中的に勉強したりという対策を講じていく事が重要です。
自分が目指したい大学は早めに決めた方が、方向性も明確にする事が出来て準備もしやすいです。
学校の勉強&受験勉強用問題演習併用
学校の勉強を授業内でしっかりと理解し、分からなかった箇所はその場で先生に質問する等の対策を取りながら、学校終了後の時間を増やしましょう。
復習する時間を最小限におさめることが出来れば、余った時間は自分が勉強したい受験勉強時間に充てられます。
無理はせず、例えば受験勉強用の問題集を一冊用意し、少しずつ余った時間で解き進めていくのが効果的です。
あっちもこっちも、というストレスは両立どころかはどちらも中途半端に終わる事態になりますので、学校の勉強の理解度自分で分析し、あとは苦手科目克服、もしくは得意科目の更なる向上の為に時間を使うんだ!と計画すればモチベーションも上がります。
学校の勉強&受験勉強両立動画のご紹介
You Tubeで検索してみると、沢山の方が上記のお悩みを抱えていることが分かります。
何本か参考になる動画をご紹介します。
様々なやり方考え方がありますが、自分でピンと来たものを参考にして見ると良いでしょう。
【受験勉強定期テストの対策の優先順位は?】
【定期テスト勉強と受験勉強はどう両立する?】
【高学歴、高校時代に定期テスト勉強してない説】
まとめ
学校勉強と受験勉強は、確かに性質は異なりますが、学校の勉強を疎かにして受験勉強というの本末転倒です。
勉強自体はどちらも切り離すことが出来ないもので、実生活を基に考えてみると、一日の大半は学校生活を送りながらの勉強時間が圧倒的に多いのです。
学校での授業時間内に、授業内容をなるべく理解し、学校での勉強は学校時間内で網羅するつもりで時間を使うことが、後の時間を受験勉強に費やすことも出来るのです。
学校の勉強と受験勉強を切り離して考えていることが、結果的に学校の授業をなおざりにしてしまい、受験勉強にまで手が回らないという状況を作ってしまいます。
◎学校の勉強は受験勉強の一環であり別物という考えは捨てよう
◎学校の授業は学校での時間内に理解&覚えるように集中しよう
◎志望校を早めに決めて、勉強方法の方向性を明確にしよう
以上を心掛けてみましょう。
自分が通う高校から志望校へ合格している人が殆どいない…という場合、学校のカリキュラムをこなすだけでは勉強の量も質も足りていない事が考えられ、そのような時は外部の塾に頼る必要性があります。
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