もう忘れない!誰にでもできる効率の良い復習方法とは?
頑張って覚えても、時間が経つと忘れてしまう。
「自分は勉強ができないからだ」と思っていませんか?
実は復習を最適なタイミングできちんと行えば、記憶に定着し忘れにくくすることができます。
効率の良い復習方法を身に着け、ライバルに差をつけましょう!
復習が大事な理由
復習はなぜ必要なのでしょうか?
それは、1度聞いただけでは忘れてしまうからです。
どんなに頭の良い人でも、ほとんどの人は時間が経つと忘れてしまいます。
だから何度も繰り返し、忘れないように復習する必要があるのです。
どんなに頭の良い人でも、ほとんどの人が時間が経つと忘れてしまいます。
どうして忘れてしまうのか?
頑張って覚えたのに、どうして忘れてしまうのでしょうか?
人は常にたくさんの情報を見聞きし、その情報を処理しています。
勉強した内容も、友達との会話も、帰り道目にした看板も脳は処理しています。
でも全てを覚えていたら、膨大な情報を処理することになりとても大変です。
そのため脳は「必要な情報」だけを残し頭の中を整理します。
つまり、脳が「必要ない情報」と判断したものは忘れてしまうのです。
忘れないためにはどうすればいいの?
忘れないようにするためには、脳に「この情報は必要だ」と思わせることが必要です。
それでは、どうしたら「必要だ」と思ってくれるのでしょうか?
それは、脳に何度も情報を与えることです。
何度も入ってくる情報は、脳が必要かもしれないと判断し、記憶に定着しやすくなるのです。
だからこそ、何度も復習することが大事になってきます。
たった3回の復習でもう忘れない!?
復習が大事だということは分かっていても、忙しくてなかなか復習できないという人が大半だと思います。
また、せっかく復習するなら最適なタイミングで復習し効率よく覚えたいですよね。
では、どのタイミングで復習すればよいのでしょうか?
エビングハウスの忘却曲線
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、人の記憶に関し研究を行いました。
意味のない音節を被験者に覚えさせ、時間の経過と共にどのくらい忘れるのかを調べたのです。
その結果をグラフにしたのものが、忘却曲線です。
(画像は編集にて作成)
このグラフを見ると、人は何かを覚えても、学んだ直後の記憶を100%とし、20分後に42%忘れてしまっています。
1日経つと67%、1ヶ月経つころには79%もの内容を忘れてしまうことが分かります。
最適な復習のタイミング
エビングハウスの忘却曲線を踏まえ、カナダのウォータールー大学がある研究結果を出しました。
(ウォータールー大学,「Curve of Forgetting」,https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgettingより作成)
青の曲線は、何も知らなかったところ(0%)から知識を得た(100%)後に、何もしなかった場合を表しています。つまり、復習を一度も行わなかった状態です。
エビングハウスの忘却曲線と同じように、1ヶ月後には学習内容をほぼ忘れてしまっています。
しかし24時間以内に10分間復習すると曲線(記憶)がほぼ100%に戻っています。
また7日目、30日目に復習することで、また曲線(記憶)がほぼ100%に戻っていることが分かります。
つまり、学習した次の日、1週間以内、1ヶ月以内のたった3回復習することで、ほとんどの学習内容を忘れることなく覚えておけるのです!
また定期的に復習することで、学習内容を一から覚える必要もなくなり、より記憶に定着しやすくなります。
復習にもインプットとアウトプットがある
復習に最適なタイミングは3回あると分かりました。
では、どのように復習を行えばよいのでしょうか?
覚える時と同じように、復習もインプットとアウトプットの方法があります。
インプット型の復習とアウトプット型の復習の特徴を捉え、時間や環境にあった復習方法を取り入れましょう。
インプット復習法
インプット型の復習は、学習時と同じように「覚える」復習方法です。
英単語帳や日本史用語集などを見直し、もう一度覚えているか確認してみましょう。
インプット型の復習の目的は、より確実な知識の定着です。
流し見をするだけでは、脳は必要な情報だと判断してくれません。
確実に覚えるつもりで臨みましょう。
インプット復習方法のメリットは、短時間にいつでもできることです。
通学時間の電車の中で単語帳を広げて見る、眠る前に用語集を確認するなど、隙間時間を上手に活用しましょう。
アウトプット復習法
アウトプット型の復習は、覚えた知識を使って問題を解くなど、覚えた知識を使う復習方法です。
数学で覚えた公式を使って問題を解いてみる、英語の文法問題を解いてみるなど、覚えたことによって問題が解けるようになっているか確認しましょう。
インプット型の復習とは違い、腰を据えて取り組む必要がでてきます。
しかし、テストで点数を取るためには、アウトプット型の復習はとても重要です。
勉強をカラオケに例えてみましょう。
カラオケで高得点を取りたいとします。
曲を何度も聞いて歌詞と音程を完璧に覚えたとしても、それだけでは高得点は出せませんよね?
カラオケで高得点を出すためには、曲を覚えるだけではなく、実際に何度も歌う練習が必要になってきます。
曲を覚える=インプット型の復習
歌って練習する=アウトプット型の復習
勉強もカラオケと同じように、覚えていたとしても問題が解けなければテストの点数に結び付きません。
復習にもインプットだけではなくアウトプットを取り入れ、問題を解く練習をすることがより効果的です。
効率の良い復習方法を身に着けよう|まとめ
最後に、効率の良い復習方法をまとめました。
効率の良い復習のタイミング
・24時間以内
・1週間以内
・1カ月以内
効率の良い復習方法
・インプット:覚える復習方法
・アウトプット:覚えたことを使って問題を解く
いかがでしたでしょうか?
この記事を参考に、効率の良い復習方法を身に着けライバルに差をつけましょう!
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アウトプットの復習方法を取り入れるためには、まとまった時間が必要です。
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