浪人するか悩んでいる人必見!浪人するメリットとデメリットとは?
2021年度入試から、共通テストが実施されます。
思考力や判断力を問う内容まで幅広く出題されるため「受からなかったらどうしよう」「浪人生ってどうなんだろう?」と不安や疑問に思う人もいるのではないでしょうか?
第一希望の大学に行くため浪人するか、第二希望でも受かった大学に行くのか、今後を左右する大きな決断だと思います。
浪人するメリットとデメリットを知り、後悔のない選択をしましょう!
浪人とは?
「浪人する」や「浪人生」など、身近な言葉になりつつあります。
そもそも浪人とはどういったことなのでしょうか?
「浪人」と辞書を引くと、次のように書いてあります。
2.中世・近世、主家を自ら去ったり、あるいは失ったりした武士。浪士。
3.入学試験や入社試験に不合格となり、入学や就職ができないでいる人。また、職を失って、きまった職のない人。
出典:goo辞書
大学卒業後、すぐに就職するのではなく就職活動を続ける人を「就職浪人」と呼んだり、高校卒業後に大学受験に向けて勉強を続ける人を「大学浪人」と呼んだりします。
また、大学に入学・在籍しつつ、希望の大学・学部の入学試験のために勉強している学生を「仮面浪人」と言ったりします。
反対に、高校卒業後、次の年に大学進学した人を「現役」と言ったりします。
浪人するデメリット
「浪人」と聞くとマイナスなイメージを持つ人も少なくありません。
改めて、浪人のデメリットを考えていきたいと思います。
「現役生」と比較してしまう・されてしまう
浪人すると、周りより遅れてしまうことになります。
高校まで同級生だった友人が現役で大学に受かった場合、先に大学生活をエンジョイする姿を見ることになります。
翌年無事に希望校に入学したとしても、高校時代の同級生は1つ上の先輩になり、同じ年に入学した現役生は年下ということになります。
そのため、周りから浮いてしまうこともあります。
しかし、難関大学では浪人生や留年生も多くいるため、年齢を気にせず楽しめる人であればデメリットではないかもしれません。
孤独
浪人は何より孤独です。
友人やクラスメイトなどと一緒に受験に向けて勉強していた現役時代とは違い、一人で勉強に向き合わなければならなくなります。
高校は卒業しているため、高校の先生に相談に乗ってもらうこともしづらくなってしまいます。
経済的負担が大きい
浪人生の孤独を解消する場合、予備校に通うという手段があります。
予備校に通うことで、同じように目標に向かって努力する仲間と出会える可能性が高まります。
しかし、予備校に通うことで授業料など費用がかかってしまいます。
他にも模試代や参考書代、もう一度受験するとなると受験費用もかかってきます。
また、大学入学が遅れることで、社会人になることも遅れてしまいます。
定年退職する年齢は入社時期によって変わらないので、現役生より1年働けなかった分、1年お給料がもらえないことになるとも考えられます。
将来の進路や就職先によって異なりますが、現役生よりお金がかかり、将来もらえるお金が減ってしまうため、経済的負担が大きくなると言えます。
合格する保証はない
1年間時間ができたからといって勉強をサボってしまい、土壇場で勉強をし始めるのでは、また合格できるかどうか怪しいものです。
1年間必死に勉強してきたとしても、必ず合格できる保証はありません。
浪人生は勉強を頑張るあまり、生活が不規則になりがちです。
本番に体調を崩し力が発揮できないことも十分に考えられます。
浪人するメリット
浪人するデメリットを見ると、浪人しても良いことがないように思ってしまいますが、悪いことばかりではありません。浪人することによるメリットもあります。
一度の失敗が強みになる
浪人するということは、受験に一度失敗しているということです。
失敗した経験は忘れてしまいたいものですが、一度受験を経験したことがあるということは、大きなアドバンテージです。
本番の雰囲気にのまれ上手く力を発揮できなかった人も、既に本番の雰囲気を知っているので対策することができます。
試験会場が思ったより駅から遠かったから、歩きやすい靴で行こう。
会場が寒かったから、ホッカイロを持っていこう。
本番前に起こりうるトラブルを想定できることで、余裕をもって試験に臨むことができます。
自分と向き合うことができる・成長できる
現役時代だと友人やクラスメイトに流されるように、深く考えず受験勉強に取り組む人も少なくありません。
浪人することで、改めて自分の将来を考えるきっかけになります。
大学に入って何を学びたいのか、将来どういった生き方がしたいのかをじっくり考えられます。
高校を卒業したことにより世界が広がります。
現役時代には気づけなかったことに気づき、知らなかったことを知ることで、新たな自分の思いに気付けるかもしれません。
また、受験の失敗を乗り越えることで人間的に成長することができます。
「失敗したけど、頑張って合格できた」という経験は、とても大きな財産です。
受験だけではなく、人生には困難がつきものです。
困難に立ち向かわなければならなくなった際に、浪人した経験が役に立つ時もあるでしょう。
勉強する習慣が身につく
浪人生は一日中勉強する人がほとんどです。
ただがむしゃらに勉強するだけではなく、失敗を踏まえて効率の良い勉強方法を取り入れるなど、勉強の仕方を工夫したりします。
1年間自ら勉強することで、自然と勉強する習慣が身に付きます。
勉強は、社会人になってからも必要になってきます。
希望の職業に就くために特定の資格が必要になったり、入社してから資格取得をしなければならなくなったりする時もあります。
専門用語を覚えなければならない時もでてきます。
そんな時に、勉強習慣が身についていれば困ることもありません。
効率よく勉強できる、記憶することができるというのは、一生役に立つスキルです。
浪人する後悔・しない後悔-まとめ-
以上、浪人するメリット・デメリットを考えてみました。
浪人生は苦労もあると同時に、乗り越えられた時の達成感を味わえ、自分を大きく成長させる機会でもあります。
浪人することは決して楽ではありません。
現役合格しキャンパスライフを楽しむ友人を見て羨ましくなり、浪人したことを後悔することもあると思います。
反対に、第一希望ではない大学に現役で入り「本当は違う大学に行きたかった」「大学に入ったけど、楽しくない」など浪人すればよかったと後悔することもあるかもしれません。
浪人するメリット・デメリットを参考に、後悔のない選択をしましょう!
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