勉強に効果的な休憩時間や休憩方法についてご紹介します
勉強中の休憩時間にはどのようなメリットがあり、どういったタイミングや方法を取り入れれば良いのか、ご紹介します。
上手に休憩を取り入れながら勉強効率を上げていきましょう!
休憩を取るメリット
普段は何となく「疲れたら休む」というサイクルを繰り返していますが、休憩を取るメリットは一体どんな所にあるのでしょうか。
休憩の利点を挙げていきます。
集中力を回復させる
人間の集中力には限界があります。
個人差はありますが、一般的に言われているのが以下の時間です。
一番集中できる時間…約30分~40分位
長く集中できる人の限界…約90分
精神科医の樺沢紫苑さんの『神.時間術』では、『15.45.90の法則』というものが解説されています。
人間が深い集中力を保てるのは約15分、子供が集中力を保てるのは45分、集中力をキープできる最大の時間は90分である、ということです。
小学校や中学校の授業の時間割りを思い出していただくと分かりやすいと思いますが、
大体15分~50分位の授業に5分~10分位の休憩がコンスタントに取り入れられています。
上記の「一番集中できる時間」を考えてみると非常に理にかなっていると思いませんか?
集中力が切れてしまえば、どんなに時間を割いて勉強したとしても頭にインプットされないまま時間ばかりが経ってしまうという事態に陥り、非常に効率が悪くなります。
また、東京大学薬学部薬品作用学教室教授の池谷祐二氏によると、60分間勉強をして休憩を取った子供と、15分間勉強して休憩を取るというのを3回繰り返した子供とでは、後者の方がパフォーマンスが高いという結果がでたということです。
要するに、適度な休憩をはさみながら集中できる時間を確保するのが非常に大切です。
休憩を入れることで、次の授業に頭を切り替える事ができたり、少しリフレッシュ出来たりと、
一旦持続していた集中力を切ってあげて一定時間力を抜くことで、次の集中力が回復します。
集中力が長く続かないのであれば、細かく時間を区切って休憩を入れます。
休憩の効果は絶大です。
気分転換できる
休憩中、あなたなら何をしますか?
お手洗いに行く、飲み物を飲む、友達としゃべる等々様々ですが、基本的に休憩時間には自分のリラックスできる事を自然と選んでいるように思えます。
休憩には、気分転換の要素があります。
勉強から頭も体も切り離してリラックス状態を作ることにより、次の勉強に改めてギアを入れ換える事が可能です。
休憩時間
では、大事な休憩時間はどのくらいの時間を取って良いのでしょうか。
休憩を取るタイミングも含めてご紹介します。
具体的な休憩時間
通常の授業を受けるような内容の勉強であれば大体15分~20分位、
難しいレベルの問題にチャレンジしたり、暗記のアウトプットをするような重めの勉強をした後であれば30分程度、といった具合で、
勉強時間+勉強内容によって休憩時間を微調整することが必要です。
休憩は脳の疲労を回復させる非常に大事な時間ですから、同じ時間でも内容の濃さによって休憩時間を長くしたり、
逆にトイレ休憩のみにしたり、これは自分で試してみて効率が良い休憩時間の使い方を探ることが肝要です。
休憩のタイミング
タイミングは、小学校や中学校のカリキュラムの様に、一定時間勉強+一定時間休憩を繰り返すことが効果的です。
ただし、自分で「集中力が切れてしまったな」「頭がボーっとしてきたな」「眠くなってきてしまったな」と感じたのであれば、
そのタイミングで短い休憩を取ることをおすすめします。
大事な事は、勉強と休憩をセットで考える事。
勉強ばかりだらだらと、休憩ばかり延長…なんていうことがないように時間のコントロールをしていきましょう。
あくまで、休憩時間というのは、勉強するための休憩なので、そこを切り離して考えないようにしましょう。
おすすめしたい休憩方法
自分で決めた休憩時間を効果的に使うにはどのような休憩方法を取れば良いのでしょうか。
軽く体を動かす
勉強している時は、机に向かってじっとしていて手を動かして書く事ぐらいしか動作がありません。
休憩時間に激しい運動をする必要は全くないので、
椅子から立ち上がってストレッチをしたり、少し外の空気を吸いに行ったりして軽く体を動かします。
すると、血流がよくなり、脳を活性化させることに繋がりますし、こり固まっていた体をほぐしてあげる効果も期待できます。
大きく深呼吸をしながら背伸びの運動や、腕を肩から回す運動、足の屈伸や首を回すなど、ちょっとした運動でみるみる回復効果が実感できると思います。
是非試してみてください。
全身の血の巡りを良くすることで体も脳もリフレッシュ出来ます。
仮眠を取る
脳を休ませるのに効果的な仮眠時間は大体15分と言われております。
お昼を食べて、午前中の疲れも出てきた午後の勉強時間に仮眠を取るとさらに効果的です。
注意しなくてはいけないのが、15分という時間を決めること。
仮に眠れなかったとしても、15分間横になって目を閉じるだけでも脳を休ませることが可能です。
仮眠時間が長いと、本格的に深い睡眠に入ってしまい、そこから無理やり起きて勉強をするという事自体に膨大なエネルギーが必要になってきます。
長くても20分間位にとどめることが大切です。
瞑想する
瞑想と聞いて、なんとなく宗教じみているな…感じる人は少なくないと思います。
しかし、これは意外と実践している人が多く、例えばプロスポーツ選手が試合前の精神統一で実践していたり、Googleではパフォーマンス向上の為にマインドフルネス瞑想法が取り入れられていたりしています。
やり方は簡単です。
目を閉じて、丹田(ヘソの下の辺り)に力を込めて吐き出すといった方法があります。
丹田呼吸法というものもあり、以下やり方をご紹介します。
①正座かあぐらの姿勢で座る。方の力を抜いて背筋を伸ばす
②鼻呼吸をし、自然に心を落ち着かせる
③鼻から息を吐くときにはお腹をへこませて、吸うときにはお腹を膨らませる意識で呼吸をする
④丹田(ヘソの下約5センチ位の場所)に両手を軽く置く
⑤息を吐きながらお腹をへこませる時、丹田に意識を向け、丹田を腰側へ引っ込めるようにする
⑥⑤から⑥をゆっくりと繰り返す
5分以上行うと効果的で、体が温まり、充実感や生命力を感じられるようになると言われています。
是非試してみてくださいね!
その他の休憩方法
その他、実際に受験生が実践していた休憩方法をいくつかご紹介します。
・家族や友達と、勉強とは全く関係のない会話をしていた
・甘いものを摂取していた
・机の上の掃除をしていた
・外へ出てお散歩をしていた
・コンビニへ散歩がてら好きなおやつを買いに行った
・ペットと戯れていた
遊ぶための休憩時間ではなく、疲れをほぐし、次の勉強に集中するための休憩時間ですから、自分の脳が喜ぶ休憩方法を試してみると良いですね。
勉強に効果的な休憩時間や休憩方法についてご紹介―まとめ―
休憩時間はなるべく15分以内におさめ、休憩方法も軽く体を動かしたり、リフレッシュできるアイテムを自分で探ってみる事が、休憩後の集中力に良い影響を及ぼします。
勉強と休憩はセットで考え、休憩は次の勉強効率を上げる為に必要な時間という認識をしっかり持って日々の勉強計画に活かしてみてください。
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