【共通テスト】政治経済の効果的な勉強法やおすすめの参考書を紹介します
政治経済は他の教科と比べると選択している人も少なく、勉強の仕方で迷っている人が多いでしょう。
そのような受験生が少しでも減るように効果的な勉強法やおすすめの参考書を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
政治経済の特徴や出題傾向
政治経済学とは起こった経済現象に対して、当時の社会的制度や文化、政治体制などの広い観点から分析・考察する学問です。
その特徴や共通テスト(センター試験)での出題傾向についてみていきましょう。
政治経済は暗記重視科目
政治経済学とは、一般的には暗記力が問われる学問です。
他の教科と比べると暗記力が成績アップの重要な部分であることは間違いないです。
しかし、政治経済学は日本史や世界史と違い、時代の流れを意識しなくていいので自分の興味のある単元から学習できるのが特徴的です。
暗記にはコツがあるということを覚えておいてください。
出題傾向は計算問題や時事問題もある
政治経済学は暗記とは別に時事問題や計算問題が出題されることがあります。
社会科目なのに計算問題が出題されるのが政治経済です。
計算自体は難しいものは、ほとんどないので実際に問題を解いて対策することが大切です。
時事問題も今年以外の内容に関して以外は、参考書等で対策できることが多いです。
時事問題と計算問題に関しては、ずっと勉強する必要はなくたまに確認し、その都度復習するやり方が一番効率が良いと思われます。
政治経済の勉強法
政治経済の勉強法は大きく2つに分けられます。
「暗記」に関する勉強法と「計算問題・時事問題」に関する勉強法に分けてみていきましょう。
暗記の勉強法
- 単語に触れる回数を増やす
暗記科目である政治経済学の効率的な勉強法はいくつかありますが注意しておくべきことは一回で完璧に覚えようとしないことです。
人間は新しい情報を常に取り入れるため、古い情報は忘れるようにできています。
時間をかけても1回で覚えるのは、至難の業なので割り切って考えるのが一番良いです。
また、人間の脳は何度も同じ内容を取り入れると脳が勝手に生きるために重要な情報だと勘違いし、脳に定着していきます。
脳の特徴を逆手に取り、少しでも単語に触れることで定着を促しましょう。
計算問題・時事問題の勉強法
- 実際に問題を解いて、計算問題に慣れておく
- 参考書やニュースを見るなど時事の流れを把握しておく
計算問題に関しては実際に問題を解いて対策するのが一番効果的といえます。
難しい計算問題が出題されるわけではないので、暗記問題に飽きたときや他の科目の計算問題を勉強している隙間時間などに問題集を解くのが良いです。
計算問題は量をこなすことが必要となってくるので、やればやるだけ正確に速く問題をとくことができるようになります。
時事問題に関しては日頃からニュースなどを見るなど、時事に触れておくと良いです。
テレビや新聞、ネットなどの媒体に関してはどれを活用してもいいと思います。
重要なのはわからないことが出てきたらすぐに調べることです。
これを繰り返すだけでも学習の役に立ちますし時事問題を完璧に克服できます。
また、参考書などにも去年以前のことは記載されていることが多いので参考書やニュースを活用して時事問題に取り組みましょう。
共通テスト(センター試験)本番の取り組み方
いざ本番!本番ではどのようなことに気をつけながら問題を解けば良いのでしょうか。
いくつかのポイントについてみていきましょう。
問題文を慎重に読んで解答の手がかりをつかむ
共通テストでは、本文・設問文の趣旨や、そこで示されている問題の条件を読み取ったうえで解答する形式の設問が出題される可能性がかなり高いです。
例えば、需給曲線の問題に関して、設問文を読まずにいきなり曲線を見て解こうとしても、どう考えればよいのかわからず、解答時間を無駄に消費してしまいます。
やはり、そこで示された条件をしっかり読み取るほうが、確実に、かつ早く解答できるはずです。
また、図表問題も、いきなり図表を見るのではなく、問題文に加えて注釈まで読んだうえで解答の手がかりを得ることが、確実な解答につながると思われます。
選択肢に妙な内容がないか落ち着いて検証する
習ったことがない用語が出てきたとしても焦ることはありません。
妙な内容が特にないなら、「その選択肢は正しい」という判断が有効なことが多いです。
学んだことがない知識についての出題であっても、落ち着いて対応してもらいたいと思います。
文章や表・グラフの特徴的な箇所に注目する
文章や表・グラフを掲げた問題に関しては、文章中の特徴的な記述や、図表の中で特に目を引く箇所に注目することが、解答の手がかりをつかむことにつながる場合があります。
例えば、あるテーマに関してさまざまな意見が示されている文章を用いた出題であれば、その中で正反対の意見になっている箇所に注目することや、図表問題では、ある数値が極端に大きくまたは小さくなっている箇所や、大きく数値が変化している箇所に注目することで、その問題で求めている判断が容易になると考えられます。
おすすめの参考書
それでは、最後におすすめの参考についてみていきましょう。
『政治・経済 パワーアップ版』(新マンガゼミナール)
本書は、政治・経済の複雑な内容をマンガ形式で解説することで暗記が多く抵抗のある方にわかりやすいビジュアルで飽きずに政治・経済に触れてもらうことが目的の1冊です。
また、別冊に一問一答形式の問題集も付属しているため、内容の確認にも使えます。
マンガで解説してくれるので重要な点は、大々的に誇張されており本書に登場するキャラクターもおり、わかりやすい内容となっています。
『政治経済一問一答』(東進ブックス)
一問一答形式で大学受験に必要な基本事項を主に集めたのが本書です。
過去問から受験に必要な基本事項をピックアップしており、時事問題では「完全予想問題」として過去問より改題・新作を提供してくれます。
また、手の付きにくい計算問題に関しても、入試で狙われる統計・資料データを元に作られた問題を多数掲載しています。
さらに、図表・フローチャート問題として複雑で覚えにくい論点もおさえており基礎を固めるには十分な1冊といえます。
時事予想問題と過去の入試問題を特集した別冊「時事問題セレクション」も付属しています。
『実力をつける政治経済80題』(Z会)
政治経済の難関大学レベルを目指す方におすすめしたいのが本書です。
わかりやすく理解するために各章ごとに要点整理→基本問題→演習問題という構成になっています。
演習問題は様々な過去の入試問題から80題のみ厳選されておりあらゆるテーマ・形式に対応しています。
また、解説がとても充実しており、各章に図表が記載されているなど参考書としても活用できるほど疑問を解消できるものとなっています。
自分に合った勉強法を見つけよう-まとめー
共通テスト(センター試験)で政治経済を選択する人は参考になったでしょうか?
自分に合った勉強法を見つけて、本番に向けて効果的に勉強していきましょう。
自分で勉強していても、勉強方法が分からなかったり行き詰ったりしたときはぜひ桜凛進学塾にお越しください。
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