受験勉強に必要な目標設定をしよう!受験生が実践したい目標の立て方
目標を立てるというのは自分のモチベーションを上げたり達成感を得たりするのに非常に大切な要素です。
勉強も、自分の目標ややるべき事がハッキリと認識出来ていれば効率良く取り組むことが出来ます。
何となく、やみくもに勉強をするというスタイルでは、自分の現状を把握することすら難しくなってしまいます。
目標設定をしっかりと決めて、意欲的に勉強に取り組んでいきましょう。
新しい環境が始まる前に計画を立てよう
例えば、新年度を迎える、進級する、環境が変わる等、今までと生活環境が変わるタイミングで目標設定を行う事は非常に効果的です。
お正月になると「今年の目標」を決めたり、お誕生日を迎えたタイミングでその年の目標を設定するのと同様、新たな環境は気持ちを入れ換えやすいタイミング。是非新たな環境を迎える前に事前準備として計画を立てておきましょう。
何事も「最初が肝心」
「何事も最初が肝心」という言葉があるように、最初がなんとなく始まってしまうとそのままずるずると時間ばかりが過ぎてしまう可能性があります。
スタートとゴールがしっかり定まっていれば、万が一途中で軌道修正するような事があったとしても、ゴールは変わらないので路頭に迷ったり自分を見失うこともありません。
自分は何処へ向かっているのか、ゴールは何処なのかが曖昧なまま見切り発車をしてしまうと、途中進んでいる道すらもあっているのか修正すべきなのかが分からなくなってしまいます。
気持ちが切り替わる新たな節目は大事なスタートのチャンスと考え、事前に計画を立てておきましょう。
紙に書き出してみる
目標を決める時は、自分の頭の中を整理するつもりで、現段階で思い付くことを次々と紙に書き出してみましょう。
殴り書きでも大丈夫です。とにかく、思い付く事を書き出しているうちに、きっとあれもこれも思い浮かんだり、ひらめきがあったり、自分の思考が明確になっていきます。
いきなり目標を決めてしまうのではなく、「英単語が苦手だから最低○○語は覚えたい」「参考書を○周して知識を確実にしたい」等の様に、自由に書き出してみてください。
計画の立て方
紙に書き出した内容を参考にしながら具体的に計画を練っていきます。
長期目標と短期目標に分けて説明していきたいと思います。
長期目標、中期目標を決める
先に長期目標を定めて、中期目標、短期目標と期間を狭めていくやり方が非常に分かりやすく、計画が立てやすいと思います。
長期目標は、まずゴールとなる目標を設定し、そこへ向かう為の長中期目標を設定します。
期間の目安ですが、大体
長期目標・・・年単位、学期単位の目標
中期目標・・・1ヶ月単位
と、心得ておきましょう。
一例ですが、
ゴール・・・○○大学へ合格する
長期目標・・・「偏差値を○ポイント上げる」「苦手分野の科目を○点達成する」
中期目標・・・「偏差値を○ポイント上げるにはどの教科の何を重点的に勉強する」「苦手分野の科目を○点達成するためにはどんな勉強をすれば良いか考える」
という様にして、ゴール→大きな目標→大きな目標を達成する為にやるべき事 これを明確化していきましょう。
長期目標や中期目標というのは、今日明日で達成できるものではありません。
半年後、一年後の自分のあるべき姿ですから、進捗状況を大きく捉えて設定する必要があります。
短期目標を決める
短期目標は、長期中期目標を達成するために日々やらばければいけないことなので、直接的な目標になってきます。
短期目標の期間は大体一週間を目安にし、週毎の目標をクリアしていく感覚で取り組める内容にします。
その際、「今週は寝ないで勉強する」や「休憩時間を短くする」というアバウトな内容はタブーです。
意欲を目標にするのではなく、実際に取り組む内容を具体的に目標にしていきます。
例えば、「月曜日水曜日は下校後に自宅で数学の教科書を○ページやる」「土曜日は午前中に英語の長文読解を2問解く」「日曜日は図書館へ行って苦手な古文の演習問題を○ページと、英単語を○個覚える」等という様に、なるべく一週間分を細かく、場所や時間、達成したい勉強内容まで決めていきます。
短期目標はぎっしりにしないよう、少し余裕を持たせることが肝要です。
目標は見直しをしよう
目標通りにいつも進むとは限りません。
必ず見直しや修正が必要となってきます。
定期的に目標を修正することは決して目標を達成出来なかったというわけではありません。
目標や計画というのは、それを達成する為にやるべき事を実行していかなければ意味がありません。
しかし、その実行途中で、思い通りに進まなかったり止まってしまったりすることも想定内とし、修正することで、より効率的に、かつ質の良い計画に更新していく事が出来ます。
長期目標は変えない
目標の修正にあたり、長期目標や中期目標はいじらずに進むことをおすすめします。
大きな目標設定を変えてしまうと、短期目標の設定も乱れ、自分が何を目指していたのかが分からなくなり、計画が遂行出来なくなります。
例えば、直近に受けた模試の結果が悪く、偏差値が現段階で全く届いていないので、長期目標であった第一志望校を変えよう、と簡単に志望校のランクを下げたりしない事が大切です。
長期目標をその時々でコロコロ変えてしまうと、モチベーションの低下を伴ったり、やるべき事を見失ったり、逃げるクセがついてしまったりと、良い方向に向かっていくサイクルを崩してしまいます。
短期目標を見直す
計画の見直しは一週間毎の短期目標で行います。
一週間のうちの、例えば週末に空白の時間を設けておいて、そこで達成できなかった部分の補充をしたり、逆にもっと出来そうであれば進めたりと、目標の達成度に準じて調整を行います。
思うように進まなかったり苦手な科目の補強をするべく問題集をもう一度繰り返してみたり、忘れていそうな英単語をピックアップして再度確認したり、一週間の最後にリマインドが出来ると良いと思います。
逆に一週間の目標がスムーズに進んでいれば、週末の空白時間は自分のリフレッシュタイムとして使用し、テレビを見たり、漫画を読んだり、好きなことをする時間にしても良いのではないでしょうか。きっと翌週のエネルギーに繋がると思います。
まとめ
ゴールを定めて長期目標を掲げ、それを達成する為に必要な計画を逆算し、短期目標を設定します。
計画目標を一週間毎に達成していくことを積み重ねてゴールに近づけるよう努力していきましょう。
目標の立て方や勉強内容に迷いがある方は、是非一度桜凛進学塾の無料相談にお問い合わせ下さい。
新年度を迎える学生の皆さんに有益な「勝ちグセがつく勉強法」をお伝えしたいと思います。
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しっかりと目標を定めて、新たな気持ちで新年度を迎えましょう。
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