保護者の方必見!受験生に効果的な声掛けを一挙ご紹介します!
お子さまが受験を迎える親御さんの中には、親子のコミュニケーションに気を遣われる場面が多々あり、頭を抱えます…というお悩みを抱えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
『親として、子供にどう接したら良いのか分からない』
『やる気になれる声掛けをしてあげたい』
『口を開けば勉強しなさい!と言ってしまう』
等々、お子さまとのコミュニケーションに問題を感じているご家庭は本当に多いです。
今回はその、『言葉掛け』に着目し、受験生が嬉しい言葉や嫌だった言葉を、実際の生の声を元にご紹介します。
是非参考にしていただき、受験生活を親子で乗り切って頂きたいと思います!
声掛けで気を付けるポイント
まずは、受験生への声掛けで気をつけて行きたいポイントを3つに絞ってご紹介します。
口出しは最小限に
基本中の基本と言えるかもしれませんが、『余計な口出しは不要』です。
率直に申し上げて、受験生は親からのアドバイスをほぼ聞いていません!(塾生からの声)
勉強に関して、親からあれこれ言われることをむしろ嫌がっています。
極端に言うと、『勉強の話題を一切しないでほしい』のです。
親は教育費を支払っているし、まだ子供だから…と考えがちですが、頻繁に声掛けするほど迷惑に感じているのが受験生です。
口出しは殆どしない、ということをまずは心得ておきましょう。
鉄則!ネガティブワードを避ける
鉄則!な言葉掛けで、『ネガティブワードを避ける』というポイントがあります。
親はついつい、勉強の進捗状況や模試の結果などに不安や心配を抱き、無意識のうちにネガティブ(マイナス)な言葉掛けをしている傾向があります。
『来週の試験、大丈夫なの?』
『ちゃんと勉強しているの?』
『今度合格出来なかったらどうするつもりなの?』
親の立場としては、これらの言葉掛けに対して『大丈夫だよ!任せて!』とか、『あと○○の教科だけ詰めれば完璧!』とか、子供からのポジティブワードを求めて安心したくなりますよね。
しかし、受験生は毎日の勉強に追われ、自分の思うようにいかないこともあり、疲労やストレスがたっぷりと溜まっているわけですから、いくら親から聞かれても、明るく返事をしたり、心配をさせなうようにしようとしたり、なんていう気遣いには到底至りません。
逆に親だからこそ、『うるさい!』『余計なおせっかいだ!』と反発をしてくることの方が多いと思います。
外ではストレスも発散出来ませんから、親に当たるのです。
ネガティブな言葉は受験生ではなくても、気持ちの良いものではありません。
親も子供に当たりたくなるのは当然です。しかしながら、ネガティブなワードこそお子様は耳障り。
頭の中では、素直に親の言うことを受け止めるどころか、如何に反発するか、しか考えていないことが多いそうです。
認める
承認欲求が増して強いのが受験生の特徴です。
受験生は、日頃の頑張りを、勉強の出来不出来にかかわらず、褒めてほしいのです。
『最近頑張ってるね!手伝える事があったら声かけてね。』
『眠いだろうに、夜遅くまでお疲れ様。』
と、『余計なことはしないけど、いつも見ていて応援してるからね』という思いが伝わるような声掛けが良いと思います。
認められるとモチベーションがアップし、期待に応えたいと頑張るようになります。
あまり頻繁に声を掛ける必要はないので、ふとした時に『認めてあげる』のが効果的です。
受験生に聞いた!『言われて嬉しかった言葉』
実際に受験生が『言われて嬉しかった』言葉をリサーチしてみました。
参考にして下さい。
意外とシンプル
いくつか言葉をご紹介しますが、意外とシンプルな日常会話が嬉しいと感じる言葉なんだな、という印象を持ちました。
頭を抱えて悩む必要はないのかもしれません。
受験生の生の声
『いってらっしゃい、おかえり』の挨拶だけで十分!
『毎日頑張ってるね』
『何か出来ることがあったらいつでも言ってね』
『大丈夫大丈夫、○○なら心配いらないよ』
『夜食何がいい?』
『自分を信じてね、応援してるからね』
『明日は起こそうか?』
『自分の目指したい進路でいいよ!』
上記の言葉で共通しているのが、『勉強の詳細については何も触れていない』という点です。
番外編で、『こんな難しいの、もう分からない!スゴいこと勉強してるんだね』という言葉がありましたが、基本的には勉強内容には一切触れずに、生活中での応援メッセージや寄り添いの言葉が目立つように見受けます。
親の立場から考えると、少し拍子抜けするような感覚もありますね。
受験生に聞いた!『言われて嫌だった言葉』
次に、『言われて嫌だった言葉』もリサーチしてみましたのでご紹介します。
受験生の生の声
『ちゃんと勉強して!塾代いくらかかってると思っているの?』
『これじゃ合格しないんじゃない?』
『○○君と大違いね』
『どこでもいいからひとつでも合格して』
『志望校変えたら?』
『なんで成績が上がらないの?』
共通しているにはやはり、『ネガティブワード』『親の心配や不安が言葉にそのまま乗っている』という点ではないでしょうか。
言いたくなることも多々ありますよね…子供を想うが故に出てしまう言葉なだけで、そこに子供を陥れたい気持ちなんて全くないのですから。
お子さま側からしてみると、自分自身が一番不安や心配を抱えていると思うので、そこを家族に指摘されたくないといった感覚なのだと思います。
本当は分かっているけど言ってしまう
頭では『ネガティブワードは言わないように』と分かっていても、日々の生活に追われ、お子さまがなんとなく勉強に集中していないように見えると、ついつい口からマイナスな言葉が溢れ出てしまう…これは、どの親御さんでも同じだと思います。
我が子の将来がかかっていると思うと尚更です。
もし、一つ『ネガティブワード』を発してしまったら、時間が経ってでも良いので、『この間は気分が悪くなったよね、頑張っているもんね、ごめんね』とコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?
もしくは、『お母さん、心配症で、ついつい余計なこと言っちゃうね』や、『お父さんも負けずに頑張らなくちゃな』等の、親御さんの思いを伝えてあげるのも効果的です。
言い慣れない言葉も、口に出すことで意外とお子さまが『あれ?いつもと違う』と反応してくれたり、たわいもない話で良好な雰囲気になれたりするものです。
難しく考えず、『言ってはいけない!』とご自身をがんじがらめにせず、影の応援団として、お子さまの頑張りを応援してあげましょう。
親が先に音を上げる事もある
受験勉強に頑張っているのはお子さんですが、意外と多いのが、『親が先に音を上げてしまう』という状況です。
お子さんの事が心配すぎて疲弊してしまい、次々と悪い状況を想定してしまう…
辛いですよね。
応援し続ける、その子を信じるって意外と難しい!
綺麗事ではすまされない、日々闘いだと思うと尚更音を上げたくなってしまうのは親の方です…
頑張っていればいるほど、期待値も高くなる、期待値が高くなるとそこを充足しようとして苦しくなる、期待どおりにいかないと疲れてしまい、キャパオーバーになる…
親はいつになっても子供の事を一番に考えるものですから。
対処法を考えてみましょう!
ストレス発散
受験生の親御さんにもストレス十分かかっています!
ストレスを発散しなるべく自分が元気でいることを優先してください。
例えば、美味しいランチを食べる、ショッピングに行く、家で映画を観る、趣味に没頭する。体を動かす。
『今日も自分は子供の心配をたくさんしちゃったけど、子供本人の方が心配に決まってる!自分は自分で疲れをためないようにしよう』
と、心がけてみてください。
普段の行動に少しだけ彩りを加え、ストレス発散を意識的に行いましょう。
怒りは自分でコントロール出来る
『子供の成績が上がらない』『お金をかけて塾に行っているのに何の変化もない』『家でだらだらスマホ見続けている』『勉強してない』等々子供に対する親の怒りって本当にあちこちに火種があります。
どこのご家庭も同じです!
子供に対する怒りや、指摘したくなる気持ちは、大好きな存在で成功してほしいからこその表れ。
怒ってしまったり、余計なことを言ってしまったら、すぐに子供に謝ってしまいましょう!
『言いすぎちゃってごめんね!怒る必要ないのにね』
『大好きで心配だからついつい口でちゃうね…ごめんね』
これだけでもお子さんは分かってくれます。
1日一回でも良いので、お子さんに対して怒りや苛立ちを感じてしまう場合は意識してみて下さい。
声がけの正解はない
世の中には沢山の育児本が並んでいます。
親のコーチングや子供への接し方講座等、悩ましい時に解決の糸口になってくれるような機会も調べると沢山あって、恵まれた環境です。
忘れてはいけないのが、『子供は一人一人違う』という事です。
良かれと思ってかけた一言が子供のご機嫌を損ねてしまうような事も多々あるのではないでしょうか。
学校や塾の先生は、外でのお子さんの様子でしかお子さんの特性を判断することは出来ません。
逆に、家でしか見せないお子さんの顔もあるはずです。
基本的に、お子さんは親に一番認めて欲しくて一番信頼してほしいという気持ちを持っています。
親も人間ですから、子供の気持ちを汲んで完璧な声がけや対応なんてできるはずがありません。
トライ&エラーを繰り返し、試行錯誤しながらでも、良好な関係性を気づきたい思いはきちんと通じています(受験生に聞くと、ちゃんと感じているそうです!!)ので、正解を求めずに、普段通りの生活の中で、1日一言だけでも本人が嬉しくなりそうだなっと思う言葉かけてあげたらよいのではないでしょうか。
例えば、『頑張っててえらいね!』という一言でも、
『何を見て頑張っててえらいねって言えるの?』と思うお子さんもいれば、
『頑張ってるって分かってくれてるんだ』と思うお子さんもいます。
同じ言葉なのに家庭によって、発する人によって、受け手によって、良くも悪くも転がるのです。
Aさんの家庭ではポジティブワードでも、Bさんの家では地雷を踏む言葉になってしまう…
だから、声がけのマニュアルなんてないし、良いか悪いかも分からない。
もっと言うと、今日は良くても昨日は通じなかった、といことだってあります。
一人一人みんな違うので、深く考えすぎず、正解はないというのが大前提で、最低限明るく接することが基本です。
見えないところがあるという受験生の主張
受験生に親との関わり方を聞いていると、共通して出てくる言葉が、『家で勉強することだけが全てじゃない!!』という事です。
どういうことかというと、親は家の中でしか子供の姿を見ることが出来ません。
しかし子供は学校へ行き、学校内での時間を先生や友人と過ごし、帰宅してからも塾行き、家での時間より圧倒的に外で過ごす時間の方が長いのです。
外では一生懸命頑張ったり我慢したりしている分、家ではダラダラしたいな、と思うことだってあるし、そのダラダラを切り取って『いつも勉強していない』と言われてしまうと一気にモチベーションが下がる、という事らしいです。
要するに、『家での自分だけを見て判断してほしくない!』というのが本音みたいですね。
もし、上記のような主張をされたら『そうだね。』と言って静かに引きましょう!!
はれものにさわるような対応をする必要は一切ありませんので、とにかく『分かった』と言って離れて、そのストレスは美味しい食べ物やママさん同士の会話で発散!という様に他へ向けるというのが一時の得策のようです!
親というのは本当に大変です…
しかし、お子さまの受験を通して人として成長できる側面も持ち合わせています。
お子さまの事と捉えがちですが、意外とこちらが経験を積ませてもらい、色々と試行錯誤しながら成長できる機会を与えられているのかもしれませんね。
桜凛進学塾講師のエピソード紹介
桜凛進学塾へ実際に通い、合格を手にした後、講師として活躍する人の『親子の会話エピソード』があります。
ご紹介しますので参考にしてみて下さい。
【子供の勉強モチベを上げる言葉とは?】
塾に行っていれば安心、ということではなく、勉強自体が受動的なのか能動的なのかを客観的に見ている親御さんですね。
親御さんの言葉がけ一つで子供のやる気がアップするという素敵な例だと思います。
まとめ
受験生を抱えるご家庭にとっては、声掛け一つで雰囲気が険悪になってしまったり、うっとおしがられてしまったり、様々な場面で気を揉むような出来事が起こります。
それも、お子さまが必死に自分の未来に向かってもがき頑張っているが故の出来事だと捉え、日々の生活でお子さまがふとリラックスできるような言葉掛けを心がけると良いと思います。
桜凛進学塾では、毎日無料相談を行っておりますが、お子さまの進路相談のみならず、親御さん自身のご相談も承っております。
親御さん目線で考えるお子さまの受験、大学情報や選択肢の知識、お子さまへのアドバイスの仕方等々、桜凛進学塾の無料相談には、お母様のみ、お父様のみでご相談にいらっしゃる場合も多々ございます。
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