【物理】苦手な理由4選と克服するためのマインド&勉強法

物理が苦手という場合は通常とは意味が違います。

たとえば英単語が苦手ならば、とにかく英単語を頑張って暗記すれば良いのですが、物理は時間をかければ良いという訳ではないのです。

今回は、 物理の苦手を克服するためのマインドや勉強法について詳しく解説しています。

この記事の最後に物理の勉強法を紹介している記事のリンクもあるので、併せてご覧ください!

物理を苦手だと思ってしまう理由

物理が苦手だと思っている人は多いです。

しかし、どうして苦手だと思ってしまっているのでしょうか。

まずはそこに注目しましょう。

教科書の意味が分からない

教科書は物理を学ぶために必要な知識がすべて詰め込まれている、基本の参考書です。

出版社により言い回しや内容は多少変化しますが、授業の基本になるものであることに変わりはありません。

そんな教科書の意味が理解できなければ、なかなか理解を深めることができないでしょう。

それではなぜ教科書の意味が分からないのでしょうか?

理由としては、物理科目特有の独特の言い回しが使われているという点が挙げられます。

不慣れな表現で説明されると、知識がなかなか頭に入りません。

理解できないまま先に進み、どんどん分からなくなってしまうなんてことが起きてしまうのです。

興味を持てない

特に女子生徒の場合、男子生徒に比べて理系科目に興味を持つ生徒が少ない場合があります。

好きではない科目のため、積極的に勉強しようと思わないのです。

興味を持てない原因の1つには、内容が自分の生活と直接関係なく感じてしまうという点が挙げられます。

物理で学んでいる内容は、実際は身近な事象であることが多いのです。

例えば、救急車のサイレンの音の変化などはドップラー効果ですし、水に沈めた空のペットボトルが上に飛んでいくのは等加速度運動と単振動です。

しかし学問としてあらためて説明されると、小難しく感じられてしまうのです。

そのため、物理の内容が何か別の世界の話を聞いているかのように思えてしまい、興味を持つことができないのです。

数学が苦手

物理はその事象や状況を説明するために、数学的な計算や公式が必要になることがあります。

数学が苦手な生徒にとっては、物理にも苦手意識を持つ原因となってしまうでしょう。

もちろん、すべての問題で数学的な解法が必要になるわけではありません。

しかし、一度抱いてしまった苦手意識はなかなか払拭できないのです。

また、数学から克服していこうとすると、物理の苦手克服まで時間がかかってしまいます。

なかなか対策を打てないまま、物理への苦手意識をずるずると引きずってしまうのです。

イメージしづらい

物理で学ぶ内容は、身近なものであっても目には見えないものが多くあります。

実際には見えないものについての説明を聞いても、あまりピンと来ません。

目に見えるものであれば、「これが○○だ」と認識して理解することができます。

しかし、目に見えないことは、事象を自分の頭の中で整理しなければなりません。

このときの想像がうまくできない場合に、どう考えたらいいのか分からなくなってしまうのです。

苦手意識をなくすためのマインドとは?

物理だけに限らずですが、苦手意識をなくすためのマインドについて解説していきます。

苦手意識をなくすマインドもとても大切になります。

ポジティブな言葉を声に出す

苦手意識が和らぐ方法として効果的なのが、ポジティブな言葉を声に出すことです。

人の意識全体の約5%は「顕在意識」で、残りの約95%は「潜在意識」と言われています。

顕在意識とは、普段私たちが意識しているもの。

例えば物事の良い・悪いを区別したり、「こうしたいな」と願望を持ったり。

それに対して潜在意識は、いわゆる「無意識」のこと。

具体的にはこれまでの人生経験の中で作り上げられてきた価値観・思考・信念・思い込みなどが挙げられます。

苦手意識という思い込みは95%の潜在意識による強い力なので、意識的に頭の中を切り替える必要があるのです。

物理を勉強しながら「分かるようになった」とか「面白い」など言葉に出してみるのも効果的です。

できることから始める

苦手意識を取り除く場合には、できることから始めるといいでしょう。

最初から「苦手だな、嫌だな」と思いながらできないことに挑戦すると挫折しやすくなり、余計に苦手意識が大きくなるかも。

今の自分の気持ちを素直に認め、苦手意識を感じないところから徐々に段階を踏んでいくと良さそうです。

メリットを考える

苦手意識をなくしたいときは、「物理の勉強をすればこんなメリットがある」と考えてみましょう。

苦手意識を持った時点で「やりたくない」という感情が生まれているので、自分にとってプラスになることを見つけてみて。

メリットは明確な動機になるのでモチベーションが上がり、「それならやってみようかな」と意識が変わるものです。

とりあえずやってみる

苦手意識を感じたら、あれこれ考え過ぎる前にとりあえずやってみるのもいいでしょう。

「嫌だな」と立ち止まってしまうとなかなか前へ進めなくなるので、「今、自分は苦手と感じているな」と客観的に捉えるようにすると、「まずやってみよう」というスイッチが入りやすくなります。

物理の苦手意識をなくす勉強法の3ステップ

それでは、実際に勉強はどのようにすれば苦手が克服しやすいのでしょうか?

そこについてみていきましょう。

やさしい参考書で勉強する

特に教科書がよく分からないという場合は、解説が自分に合った参考書を使用するのが良いでしょう。

参考書にはさまざまな種類があります。かわいらしいイラストが使われているもの、漫画で学ぶことができるもの、暗記用の問題集が収録されているものなど多岐にわたります。

店で実際に中身を見てみて、取り組みやすそうな参考書を選びましょう。

例えば『宇宙一わかりやすい高校物理』は、イメージしづらい内容をイラストにして説明しています。

1つ1つがやさしい言葉で解説されており、苦手意識のある子でも読みやすい参考書の1つです。

図を描きながら考える

物理が苦手な人は、内容が頭でイメージしづらいため理解がしづらい、という場合があります。

問題文の内容を捉えやすくするためには、自分で図を描きながら考えるという方法がおすすめです。

もちろん詳細な図を描くというわけではありません。

問題文にある文言を使って、簡単に図式化してみるのです。

線や図形などを用いて、問題文を整理していきます。

図式化することで文字だけだった問題文が理解しやすくなり、頭に入りやすくなるでしょう。

簡単な問題から演習を繰り返す

物理の問題の中には、1つの問題の中で複数の公式を用いなければ解けないものもあります。

まずは1つの公式だけを使って解けるような、簡単な問題の演習を繰り返しましょう。

演習問題に取り組む前に、教科書の内容を完璧に理解しておく必要はありません。

なんとなく、こういうことかな?というくらいに押さえることができたら、基本問題を解いてみましょう。

教科書を読むだけではピンと来ない説明であっても、実践練習を行うことで理解できるものもあるからです。

それでも理解できない場合は、学校や塾の先生、物理が特異な友達に教えてもらいましょう。

簡単な問題を繰り返し解いていくことで、1つ1つの公式が着実に使えるようになっていきます。

ひととおり簡単な問題が解けるようになったら、複数の公式を使用するような難しい問題を解いていきましょう。

物理の苦手意識を取り払おう-まとめー

物理の苦手意識をなくすためのマインドと勉強法について解説してきました。

苦手だと思うことは簡単なことですが、苦手だと思ったまま勉強しなければならないのは非常に疲れるし辛いことに感じてしまいますよね。

早めに苦手意識を取り除いておきましょうね。

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