夜型勉強、続けていてもOK? 朝型・夜型のメリットとデメリットは?
「早起きは三文の徳」と、昔の人も言っていました。勉強も、朝したほうがいいのでしょうか。
「朝型がいい気がするけど、正直夜型から変えるのは難しい・・・」と思っている人へ!
夜型=絶対ダメではありません。大切なのは、自分に合っているかどうか。
朝型、夜型のメリット・デメリットから考えてみましょう。
朝勉vs夜勉、軍配はやはり朝型に?
朝の勉強習慣−多くの受験生の憧れだと思います。しかし、早起きが得意な人って少数派では…? それに、夜更かししたことがない受験成功者も、いないでしょう。
では、朝型勉強と夜型勉強には、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
朝に勉強するメリット・デメリット
朝型勉強のメリットは、何といっても、学習効率が高くなることです。脳科学者の茂木健一郎氏も、「朝の3時間はゴールデンタイム」と語っています。脳は睡眠中に前日の記憶を整理するので、目覚めて直後は新規の情報処理がスムーズに進むのだそうです。
また、2008年には « Experimental Brain Research »という学術誌にて「朝のほうが脳の注意機能が高い」という研究結果が報告されています。
しかし、朝型だってパーフェクトではありません。
デメリットとしては、やはり「早起きって難しい」です。
そもそも、学校に行く時は、大体7時から8時くらいには起きていますよね。「朝型になれないよー」と悩む人が特別寝坊しているわけではないのです。
そして、部活や習い事があれば、夜に早寝するのも簡単ではありません。
とすると、無理に早起きしようとしても、心身ともに負担がかかるだけです。
また、早起きできたとしても、家族がバタバタと支度しているかもしれない。外でやろうにも朝◯ックが近所にないかもしれない。
朝の時間をしっかり活用できないのであれば、その分寝たほうがいいかもしれません。
夜に勉強するメリット・デメリット
では、夜型勉強にはどんなメリットがあるでしょうか。
まず、実現させやすいです。「起きる」というアクションが要らず、一日の予定を終えた後に、腰を据えて取り組めます。
夜は長いので、余裕が持てるというメリットもあります。うしろに予定がない方が集中しやすい人も多いでしょう。そして、その日学んだことをすぐに復習できます。
分からないことはすぐ調べる、インプットしたらすぐにアウトプットしてみる。勉強の基本とも言えることです。
とはいえ、夜型にはやはりデメリットもついて回ります。
頭も体も疲れている状態、特に眠気と戦いながらの勉強。これは、「知識を吸収する」という意味では、効率が悪いでしょう。
睡眠不足も心配です。眠いながらも夜中まで勉強して、結果寝不足になったら…。翌日は、睡魔との二回戦かもしれません。
さらに、誘惑は夜のほうが多いです。見たいテレビや生中継、友達のLINEなど、気が散る要因が増えます。
夜型のままでも、大事なのは自分に合う勉強方法
朝型勉強と夜型勉強。お気付きの方もいるかもしれませんが、どちらが「いい」のかは、環境や生活によっても変わります。
生活サイクルと勉強時間サイクル
あなたは、朝と夜のどちらのほうが「質のいい」勉強時間を作りやすいですか?
もし、学校が遠かったり、朝練があるようだったら、朝は無理があるかもしれません。
もし、近所に夜に使える自習スペースがなく、家では集中しづらいのなら、朝早く学校に行って自習するのがいいかもしれません。
自分の生活を見直して、どうしたら効率よく勉強できる時間を作れるか、考えてみましょう。
スイッチが入ったままなら、無理してオフらずとも。
大切なのは、自分が集中する時間をいかに確保するかです。そして、がんじがらめにならないこと。
私たちは日中に勉強などの活動をしています。なので、夜に集中スイッチが入ったままのこともあると思います。そうしたら、そのまま流れに乗って「この問題集もう一見開き!」と進めるのは、なんら悪いことではありません。
でも、受験生は朝型に変えましょう
ここで一つ大事なことを書きます。入学試験は、通常、朝スタートです。
とすると、朝の時間帯にコンディションのピークを持っていけるようにしなければなりません。
もちろん、ギリギリ着や遅刻はもってのほか。
ですので、来年受験を控えていて夜型の人は、朝型に調整していきましょう。
ものすごい早起きをしなくてもいいです。ただ、朝のうちに頭が「勉強モード」になるようにしましょう。
夜型勉強を続けていてもOK? 朝型・夜型のメリットとデメリットは?―まとめ
以上、朝と夜、いつ勉強するのがいいかを考えてみました。自分に合ったサイクルを作るのが何より大事ですが、受験を控えている人は、朝型に調整していきましょう。
朝型シフトは気張らず楽しい工夫を
どうやって早起きをするか…の話をするには紙幅が足りませんが、新宮塾長のおすすめを一つ。
「寒くなる前に朝型にすること」です。
なぜなら、寒くなると、人間は布団から出たくなくなるからです!
日の出も早く、気温も高い時期のほうが早起きは楽なので、夏の暑さが残っているうちに、朝型にシフトしましょう。
オンライン講座で夜の時間を効率よく?
朝型へのシフトを阻む要因の一つに、早寝の難しさがあります。夜、部活や塾から帰ってきたら時間も遅いし、何よりヘトヘトですよね。
新型コロナウイルスの影響でオンラインミーティングが広まりましたが、授業もオンラインで受けることができれば、時間と体力の節約にもなりそうです。
実は桜凛進学塾には、10年以上のオンライン授業のノウハウがあります。オンライン授業では個別指導を行なっており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられます。
オンライン授業を取り入れることで、夜型の人は、自宅でスイッチが入ったまま勉強を続けやすいかもしれません。
朝型にシフトしたい人や朝型の人にとっても、夜の時間を有効活用できることになります。
大切なのは、自分に合ったやり方を見つけて、実践することです。
自分の望む進路を実現するためにもちろん努力は必要ですが、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まります。
もし、部活動に打ち込みながら志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思っているなら、ぜひ一度、桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。
無駄な勉強時間を無くし進路の幅を広げる、そんな「勝ちグセの付く勉強法」をお教えします。