ながら勉強って効率的?メリット、デメリットをそれぞれ解説!
受験生の皆さんの中には音楽をかけながらの勉強や、テレビを見ながら勉強といった、「ながら勉強」をしている方もいらっしゃるかもしれません。この記事ではそんな「ながら勉強」は効率が良いのか、さらにメリット・デメリットについてお話しします。
受験生の方にとって勉強の仕方というのは非常に重要になります。この記事ではそんな勉強法の中でも馴染み深い「ながら勉強」についてお話しします。ここでは、そもそも「ながら勉強」とはどういったものなのか、さらにはメリット・デメリットまでお話しします。
ながら勉強
最初に「ながら勉強」とはそもそもどういったものなのか、から説明していきます。
受験生にとってこの「ながら勉強」は良いのか、悪いのかというお話もしていきたいと思います。
ながら勉強とは
そもそも「ながら勉強」とは、文字通り「~しながらの勉強」になります。
例えば音楽を聴きながら、Youtubeを見ながら、テレビを見ながらの勉強等が挙げられます。受験生の中でもかなり多くの方が、この「ながら勉強」を行っているのではないでしょうか?
ながら勉強は良いのか、悪いのか
この「ながら勉強」に対して、効率が良い悪いといった様々な評価がありますが、結果としてどうなのでしょうか?
一般的に「ながら勉強」は良いものではないと言われています。確かにほとんどテレビを見ながらの勉強や、自分の好きな音楽にノリノリになりながらの勉強などは、明らかに集中していないため、効率的にも良くないのは明白でしょう。
ですが、ながら勉強は良い意味でも勉強に対して影響を与えることもあります。
例えば、「ながら勉強を一日の中でこまめに行うことで、全体的な勉強時間を多く取ることが出来る」、「クラシック音楽を聴きながら勉強すればリラックス出来る」こと等が挙げられます。
ここでは、そんな「ながら勉強」の持つメリット・デメリットを解説していきます。
ながら勉強のデメリット
最初に解説するのが「ながら勉強」のデメリットになります。やはり「ながら勉強」は、ただ勉強のみを行うのに比べて、こういったデメリットも多いです。今まで「ながら勉強」をしてきた方、そうでない方も是非理解しておくことをお勧めします。
勉強の効率が落ちることがある
最初に挙げられるデメリットとしては、「勉強の効率が落ちることがある」という点になります。
やはり先ほども少しお話ししましたが、ただ勉強を行う方が物事に対して効率が良くなるのは当たり前のことになります。
ながら勉強を行うことによって、脳の半分を勉強とは全く違う作業に使ってしまっているため、全体的な勉強の効率が悪化します。
皆さんの中には何か音楽があった方が、作業をしながらの方が勉強に集中できると思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に集中して勉強している時には、それらが頭に入っていないことが多いです。
受験本番の集中力に関わることがある
そして次のデメリットとしては、受験本番の集中力に関わることがあるという点になります。
例えば何か音楽を聴きながらでないと勉強できない方は、それらをずっと続けることで、その環境下でないと勉強できなくなる危険性があるということです。
勿論ですが受験本番の試験会場ではスマートフォンはおろか、音楽を聴きながら問題を解くことは不可能なので、こういった音楽がない環境でも勉強できる練習をしておく必要があります。
ここで挙げたように「○○しないと勉強できない」というのは、その環境に慣れすぎると本番のパフォーマンスに関わってくるので、何もない環境でもしっかり勉強に集中できるようにしておきましょう。
ですがこの時あまり無理をする必要はなく、本番でも「難なくいつものパフォーマンスが出せるレベルにしておく」程度で良いです。
ながら勉強のメリット
それでは次に、ながら勉強の持つメリットについて解説していきます。前述したように「ながら勉強」には良い点もしっかりあるので、「これは自分の勉強に活用できる」と思ったら、皆さんも是非行ってみてはいかがでしょうか。
精神的にリラックスできる
最初に挙げたいのは、やはり精神的にリラックスできるという点になります。
特に音楽を聴きながらの勉強は勉強自体へのハードルを低くしてくれますし、さらには音楽自体に脳をリラックスさせる効果があるので、とてもリラックスした気持ちで勉強できます。
さらに雨の音などの環境音には集中力を高める効果があると言われているくらい、これらの音を聴きながらの勉強は、勉強効率的にも良い影響をもたらします。
ですが歌詞付きの音楽ともなると歌詞に注目してしまい、勉強に集中しづらくなってしまうこともあるので、勉強するならクラシック音楽やBGMなどを選ぶと良いでしょう。
また、自然音は、脳が働かないと言われている音で、例えば、鳥がさえずる音や川のせせらぎ、波の音や等がそれに当たります。
これらの音源がYouTube等でも沢山公開されていますので、こちらの音をかけながら勉強するのもおすすめです。
時間を効率良く使える
そして次に時間を効率よく使えるというのも、メリットになります。
最初にもお話ししましたが「ながら勉強」をすることで、様々な時間を無駄なく勉強に充てることができるので、時間を有効的に使えます。
お風呂に入りながら、通学しながら・・・など、空いているスキマ時間を利用して全体的な勉強時間を確保できるのは、時間のない皆さんにとっても大きいメリットですよね。
集中力が持続する
最後に挙げたいメリットとしては、集中力が持続するという点になります。
受験勉強やその他のことでもそうですが、同じことをひたすら続けるのは、どうしても大変ですし、辛い事かと思います。
ですが、音楽を聴きながら勉強したりなどの「ながら勉強」は、集中力を持続しやすくなります。
というのも、ただ単調に勉強をしているわけではないからです。勉強のやる気が出ない時などにも音楽を聴きながらやることで、いつもより勉強に取り掛かりやすくなるのもメリットですね。
生活の一部に勉強がすんなり組み込まれる
「勉強するぞ」と意気込んで取り組まなければならないから、なかなか重い腰が上がらない…といった経験はありませんか?
一般的には、勉強=静かな場所で集中して、という認識が根付いています。
机上に気が散るもは置かない、携帯は親に預ける、タイマーできっちり時間を測って机から離れない等々、これが出来る人や心地よいと思える人は良いのですが、そうではない人にとってこれらを強要されるのは苦痛なはず。
そんな人は、好きな音楽をかけながら机になんとなく向かって見る、という、勉強に対する垣根を低くする工夫が必要なのです。
テレビを見ながら参考書を開いてみる、ゲーム待機中にちょっと鉛筆を動かしてみる、といった行為を繰り返していくうちに、自然と生活の中に勉強がすんなり入っていっている事に気づいてきます。
世間一般では邪道でも、自分が勉強出来環る環境であるならなんら問題はないはず。
なかなか勉強習慣をつけることが出来ずに悩んでいる人こそ、ながら勉強は生活の一部に勉強を自然と組み込むことが出来る方法の一つです。
ながら勉強には向いている教科がある!?
ながら勉強を有効に進めていくのには、『ながら勉強をする教科を絞る』事をおすすめします。
人間の脳の仕組みを参考に、ながら勉強が比較的しやすい教科をご紹介します。
単調な計算&漢字問題
作業が単調な計算&漢字問題はながら勉強には向いています。
歩きながら、移動しながら、お風呂に入りながら、リズミカルにサクサク頭を動かしていくと、つまらないな…と感じる反復暗記もいつの間にか進めることが出来た!という状況が生まれたりします。
暗記物(歴史の年号や英単語、古文単語等)もながら勉強で進めていくと、『嫌だな、面倒くさいな』という呪縛から解き放たれる事があります!
ながら勉強でモチベーションを上げる事で、面倒で単調な作業をこなす作戦はうまくいきます!
逆に言うと、英語の長文読解や資料読み取り、国語読解などはながら勉強には向いていませんので、あえてこれらの勉強を選択してながら勉強に取り入れないようにしましょう。
ながら勉強おすすめ動画(桜凛チャンネル)
ながら勉強に関する動画をご紹介します。参考にしてください。
勉強が長く続かない人は「ながら勉強」で効率よく勉強時間を増やそう!
まとめ
ここまで「ながら勉強」についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか。
ここで見たことを参考に「ながら勉強」を適切に取り入れ、皆さんも勉強に活かしていって下さい!
今はオンライン授業で通塾時間もかけずに、自宅で効率よく成績をあげる人も増えています。
桜凛進学塾では皆さんそれぞれの科目の効率の良い勉強法をお伝えします。
自分の望む進路を実現するためにもちろん努力は必要ですが、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まります。
もし志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思ったりしているなら、ぜひ一度、桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。
無駄な勉強時間を無くし進路の幅を広げる、そんな「勝ちグセの付く勉強法」をお教えします。
また、遠方であればオンライン授業も対応しております。
オンライン授業では個別指導を行っており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられますので一度ご相談ください。
▼他の記事はこちらから▼
リアルドラゴン桜!桜凛進学塾・新宮竹虎が語る東大受験の必勝法!
【受験生】北海道大学に現役合格するために知っておきたい勉強法とは?
【受験】物理の勉強をする際におすすめの勉強法の順番を解説します