問題解きおわったら、直ぐに丸付けしてますか!?丸付けが大事な理由を解説します
中高生の皆さん、そろそろ中間テストが始まる頃だと思いますが、テスト勉強は捗っていますか?
ワークや問題集の宿題提出がありますよね?必死になって問題を解いた後丸つけまできちんとやっていますか?
意外と多いのが、『問題は解いたのに丸つけが終わっていない』というパターン。
これってとても残念で非効率な勉強方法なんです。
その理由を解説していきたいと思います。
丸つけは何で直ぐにするの?
まず、丸つけ自体に何の意義も感じていない人、または、別に後でやればいいと思っている人へ、丸つけは何故直ぐにするのかを解説します。
丸つけって?
丸つけというのは、自分が出した答えと正しい答えとの整合性を見極めています。
あっていたのか?間違っていたのか?を丸つけによって分け、丸がつかなかったものは『もう一度学習する事が必要』になる項目です。
丸つけは仕分けるという意義もありますが、自分の答えの何が間違っているかに気づく作業にもなるのです。
こんな丸つけしていませんか?
丸つけはするけど、こんな風にやってます、という人、意外と多いのではないでしょうか?
◎問題を一通り解いてしまい、勉強は一旦終了。丸つけは暫く経ってから行う
◎丸つけは先生や親にしてもらうの自分ではやっていない
◎丸とバツだけつけて、バツをつけた問題は解答をそっくりそのまま写しておしまい
◎本当は答えが違っているのに、消しゴムで消して解答を書き直し丸つける
上記の丸つけはせっかく勉強したことがすべて水の泡。
何故かというと、丸つけ本来の目的を忘れてしまっているからです。
『解答欄を埋めて完成させること』が勉強ではありません。『できない問題を見つけ、それをできるように学習する』のが本来の目的で、丸つけはただ課題を完成させたという印ではないのです。
◎問題を一通り解いてしまい、勉強は一旦終了。丸つけは暫く経ってから行う。←丸つけは解いたら直ぐにしましょう!
◎丸つけは先生や親にしてもらうの自分ではやっていない←自分で丸つけすると、間違えた箇所や曖昧な点が分かる!
◎丸とバツだけつけて、バツをつけた問題は解答をそっくりそのまま写しておしまい←なぜ間違えたのかを見よう!
◎本当は答えが違っているのに、消しゴムで消して解答を書き直し丸つける←丸つけの意味がなくなってしまいます。
丸つけしたくないのはなぜ?
丸つけが大切なことは分かっているんだけど、なかなか赤ペンを持つことが出来ない、どうしても後回しにしてしまう、といった人は何故丸つけを敬遠してしまうのかを考えてみましょう。
間違えが多いのを直視できない
丸つけをしていて、丸が少なくバツばかり…という状況って、嫌なものですよね。
『こんなに出来ていないんだ…』という自分の出来なさっぷりを自分で証明してしまった感があるのではないでしょうか?
特に、完璧主義な人で、100点が当たり前!という人は、苦手な科目や気持ちが乗っていない状態で解いた解答の丸つけはしたがらない傾向があります。
間違え直しが面倒くさい
これも結構多い意見です。
バツが多ければ多いほど、間違え直しに時間が取られてしまいます。
解説をもう一度読んだりやり直して解いたりというのが面倒だから、丸つけが後回しになってしまったり、丸をつけてもなんとなく解答を写して終わりにしてしまいます。
バツをお宝に変える
丸つけをしてみて、もしバツが多かったら、『バツは自分にとって今勉強した成果でお宝だ!』と思ってみると良いでしょう。
自分が分かっていなかったのか、単純なミスなのか、勘違いして解答したのか、答えを迷ったのか、バツの理由は色々あるはずです。
丸つけをしていなければ気づいていなかったでろう、現時点でのウイークポイントがザクザク転がっていて、それを見つけた!と思ってみてください。
ページごとに丸をつけるとボリュームが多いなと感じる人は、大問毎に丸つけを細かく分けて行っていくのも非常に良い丸つけの方法です。大問毎だと、一つ一つ問題に丁寧に向き合うことが出来て、尚且つ、短く丸つけを区切っている為嫌になる事があまりありません。
次に進みやすいのでボリュームにやられそうな人や、作業になりがちな人にはとてもおすすめなやり方です!
解いたら直ぐにフィードバック
解いた問題は直ぐに丸つけをすることで、もう一度フィードバックすることが可能になります。
何が間違えなのかを修正する為の丸つけであって、言ってしまえば当たっていたかどうかを確認するのが丸つけではありません。
一番怖いのは、『間違えたものを間違えたまま覚えてしまうこと』です。
せっかく時間をかけて問題を解いたのに、間違えを見つけないまま放置すると、解いた時間無駄になってしまい、それが結局は『勉強しているのにテストで点数が取れない』『どこから理解が出来ていないのかが分からない』といったことに繋がってしまいますのでもったいない!です。
桜凛進学塾チャンネルより
丸つけに関して触れている動画を桜凛進学塾チェンネルで発信しておりますので是非参考にしてください。
【桜凛進学塾講師が基礎が定着する前にやってはいけない参考書を紹介します】
まとめ
丸つけ目的や何故丸つけが大事なのかを解説していきました。
『丸つけまだだった!』と思った方は是非今日から問題解いたらすぐ丸つけの習慣をつけていきましょう!
また、遠方であればオンライン授業も対応しております。
オンライン授業では個別指導を行っており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられますので一度ご相談ください。
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