頭のいい人が絶対に作らない勉強計画がある!知れば得する計画の立て方
皆さんは、勉強計画を立てた事はありますか?
そして、計画を達成することが出来ましたか?
勉強計画はバッチリ立てたものの、過ぎてしまえばあれも出来なかったこれも出来なかった…と、計画倒れに終わってしまうことも多いのではないでしょうか。
『自分で立てた計画なのに、クリアできないなんて…』と自分を否定し、自己嫌悪に陥ってしったり、無能と思い込んで悲観したり…
計画を遂行できなかった自分が悪いのではなく、実は立てた計画がそもそも悪いので、計画倒れになってしまって落ち込むことはない!という事を知れば、気持ちが明るくなりませんか?
あなたが悪いのではなくて、作った計画そのものが悪いのです!
頭のいい人が絶対に作らない計画があります。
もっと言えば、計画倒れにならないように計画を立てる人が頭のいい人なのです。
計画倒れに苦しんでいる人は是非真似をしてみて下さい。
きっと、達成感や充足感を感じることが出来ます!
長期休暇に立てる勉強計画
そもそも、勉強計画を立てる時はどんな時ですか?
真っ先に思い浮かぶのが、「長期休暇」ではないでしょうか。
夏休みを始め、春休みや冬休み、ゴールデンウィーク等、丸1日自分時間として使えるタイミングで勉強計画を作成する人が多いのではないかと思います。
では、一般的に、皆さんがどのように勉強計画を立てているのかを例を挙げてご紹介します。
自分の勉強計画似ているかどうか、比べて見てください。
計画例その1
一番多いのが、「1日時間を区切って、勉強する内容を書き入れていく」方法です。
時間 | 内容 |
---|---|
9時~11時 | 数学(参考書、問題集) |
11時30分~12時30分 | 英語(長文読解) |
12時30分~14時 | 昼食、休憩 |
14時~16時 | 国語 |
17時~18時 | 世界史 |
18時30分~20時 | 英単語、熟語 |
上記はほんの一例ですが、1日の時間を分割して取り組む科目を書き入れていく方法は、わりと作りやすい勉強計画と言えるでしょう。
各時間のボリュームは人それぞれですが、学校の様に1日を時間割りで計画していくやり方です。
学校の時間割は非常に効率よく出来ており、休暇の時もその時間割にあてはめて勉強を進めていきます。
休憩時間も同じ時間帯で取ります。昼食時間も同じです。
勉強が終わっても終わらなくても授業時間に沿って動く事で、無駄な時間を過ごすことが出来ます。
計画例その2
次に多い計画の作り方が、「苦手科目を克服する」という目標を掲げた計画作りです。
せっかく時間が沢山あるのだから、苦手な科目を中心に勉強しようとする人は非常に多いと思います。
この場合、例えば、
◎問題集をもう一周取り組む(一冊終わらせる)
◎今までの模試や定期テスト等の解き直しを行い完璧に解けるようにする
等のタスク計画として掲げるのではないかと思います。
やってはいけない、計画の立て方とは?
上記の例を2つ見てみると、計画そのものにちょっとした「落とし穴」潜んでいます。
計画の立て方にはコツがあり、そのコツを知っているのと知らないのとでは、計画に雲泥の差が生じてしまうのです。
やってはいけない計画の立て方、それは一体どのような事なのでしょうか?
計画と願望は違う
まず、計画を立てる上で一番心得ておかなければいけないことがあります。
それは、
計画と願望は違う
ということです。
「いよいよ夏休みだ!せっかく長期休暇だから有効的に活用しなくちゃ!」
と意気込んで作った計画表は、もはや計画表ではなく、「願望のアウトプット」と化してしまう事があります。
国語は長文読解の力をつけたいから丁寧に長文を読み込みたい、数学は基礎も徹底したいけど時間があるなら発展問題にも取り組みたい、英語は英単語数を増やして長文読解に活かしたいし、過去問にもチャレンジしたい、あれもこれももっともっとやりたい事が沢山…
という「願望」を「計画」とい言葉に無意識に摩り替えて出来上がった勉強計画では、too muchでクリアすることが出来ません。
いくら時間が沢山あるとはいえ、人間ですから、その日気分もありますし、体調もあります。
思いがけない家族の予定に振り回されたり、スムーズにいくはずだった科目に想像以上の時間を割いてしまい、他に手が回らない日だってあります。
まずは、自分の作った計画表が、希望や願望のオンパレードになっていないかを冷静に見極める必要があります。
苦手な科目の克服といえども、あっちの参考書もこっち問題集も…と、「やりたい」「出来るようになりたい」という願望を計画に書き出す事が、最初から計画倒れを助長してしまうのです。
時間割りを決めない
上述で、時間割りを決める勉強計画をご紹介しましたが、これが正に、計画が崩れてしまう原因の一つです。
時間を区切って名一杯詰め込んだ1日のスケジュールは、三日坊主で終わる可能性を秘めています。
体調や気分、様々なトラブルを加味していない為、計画倒れになりやすいのです。
しかも、科目や、ざっくりとし勉強内容を時間割りのように書き入れてしまっては、具体性に欠け、時間内の効率も落ちる事が多くなります。
計画倒れにならない方法
計画倒れにならず、達成感を得られる勉強計画を立てている人が沢山います。
どのような点を改善し、意識しながら計画を立てると良いのでしょうか?
やるべきことのリストアップ
ぼんやりとした目標は避け、やることを細分化してリストアップします。
×英語頑張る!
○英語の問題集を毎日2ページずつ解く
×数学の問題集を一周する!
○数学問題集何ページから何ページをやる
細分化したものを付箋に書き留めて壁に貼っておき、終わり次第剥がしていく方法はおすすめです。
付箋が全て剥がれたらその日のやるべき事は終了なので、時間が残った場合は自分の自由時間に充てる事が出来て、勉強のモチベーションもアップします。
選択出来る幅とゆとり持たせる
計画には、決定事項を沢山盛り込まないことがポイントです。
科目にしても時間にしても、その時の自分の状態で、勉強するものを選択できる余裕を持ち合わせておく必要があります。
「今日は英語をやる予定だったけど、午前中はやっぱり数学をやろう」
「気づいたら2時間英語に費やしてしまった、古文をやりたいけど、英語の勉強に今集中できてるから、もう少しやろう」
と思える余裕は、詰め込んだ勉強計画では生まれません。
あれもこれもやりたいのは願望です。
出来る事を少しずつコツコツ、というイメージが、計画を達成する最善の近道です。
計画はトライ&エラーが大事
一般的に、受験勉強の計画を立てると、その後は
『計画通りに出来た!』『計画通りに進められなかった』の二極化する傾向があります。
計画というのは、最初に立てたものを必ず遂行しなければいけない、ということでは決してありません。
計画を立てた後が大事なのです。
計画の見直しと修正を
計画通りに勉強が進んでいるか?詰め込みすぎた計画にギブアップしそうではないか?等々、計画は見直しをしながら少しずつ修正していくことで、本来の自分のペースを掴んでいけるものです。
時間が足りていないなら、一日のうちで隙間時間で勉強を組み込んでみたり、先へ進む事に気を取られて定着内容に不安を感じるようであれば復習を入れながら戻って進むを繰り返す、といったように、トライ&エラーを繰り返しながら安定した計画に近づいていくものです。
真面目な人にありがちなのが、最初に立てた計画を全うに消化しようと意固地になってしまうという事です。
『当初立てた計画が消化できない』と気づいた段階で、計画を変更する事は決して逃げではありません。
やりきれない計画を無理に押し通して消化不良になり、達成感も感じられない状態は避けたいもの。
少し緩い計画でも、やりきった達成感を得られるように修正していきましょう。
まとめ
勉強計画の立て方において、避けたいことや、気を付けたいことについてご紹介しました。
計画倒れに終わってしまうのは、計画そのものに原因があります。
願望を計画と混同してしまうと、結局はクリア出来ずに「出来なかった…」という印象しか残りません。
願望はいくらでも持ち合わせておいて大丈夫、しかし、計画を立てるときは願望とは切り離し、やるべき事を細かくリストアップし、それを着実にこなしていく様にしましょう。
桜凛進学塾では、毎日無料相談を行っております。
長期休暇に計画が上手くいかずに悩んでいる人や、受験まで残り少ない時間をどのように使ったら良いか分からない人、志望校が決まらない人等々、様々なお悩みに対するアドバイスをお伝えしています。
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