こたつで勉強してもいいの?こたつで勉強するメリットとデメリット
寒くなってくると、ついついこたつに入りそのまま動けなくなってしまうもの。
寒いから、勉強机がないからといった理由で、こたつに入りながら勉強している人も少なくないはず。
しかし、こたつでの勉強は一般的に良くないとされています。
本当にそうなのでしょうか?
ここでは、こたつでの勉強に関して、メリットとデメリットをみていきましょう。
こたつで勉強するデメリット
一般的にこたつで勉強するのは良くないとされていますが、それはなぜでしょう。
はじめに、こたつで勉強するデメリットをみていきたいと思います。
デメリット① 姿勢が悪くなる
こたつは椅子に座るのではなく、床に直接座る姿勢が一般的です。
そのため猫背になりやすく、長時間座って勉強していると腰が痛くなってきてしまいます。
姿勢を良くしようと思っても、勉強に集中すると姿勢が悪くなってきてしまうか、姿勢を良くしようと思うあまり、勉強に集中できなくなってしまうかのどちらかになってしまいます。
また、姿勢が悪くなると集中力が低下すると言われています。
姿勢が悪い=猫背の状態だと、肺が広がらないため、深い呼吸ができなくなる
↓
脳に必要な酸素の供給量が減る
↓
脳の働きが悪くなり、頭がボーっとする
というふうに、姿勢が悪いと集中力が低下することが科学的にも証明されています。
デメリット② 眠くなる
前述のとおり、姿勢が悪くなると集中力が低下して眠くなってきてしまいます。
姿勢だけではなく、こたつの暖かさが眠気を引き起こす一因となります。
人の体は暖かくなると副交感神経が高まり、リラックスモードになります。
そうすると、人は眠くなってしまいます。
こたつはすぐ横になれるので、ちょっと眠るつもりが横になってぐっすり寝てしまった、ということになりかねません。
逆に寒いと交感神経が高まり、興奮状態になります。
細かいミスをしやすくなる点はありますが、だらだら勉強することを避けることができます。
デメリット③ 集中しにくい
こたつで勉強すると姿勢が悪くなる、眠くなるため、集中しにくいことが分かったと思います。
それだけではなく、こたつが置いてある環境も集中できない一因となります。
こたつはリビングにあることが多いと思います。
自分の部屋にこたつがある場合は当てはまりませんが、こたつがリビングにある場合、周囲が気になり集中できないことがあります。
親や兄弟の話し声や生活音、テレビの音などを気にせず勉強をする必要があります。
またリビングにゲームが置いてあったり、お菓子がおいてあったりすると、誘惑され気が散ってしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。
こたつで勉強するメリット
こたつで勉強すると、集中できずに眠くなるため、良くないとされているようです。
それでは、こたつで勉強することにメリットは1つもないのでしょうか?
なかにはこたつで勉強することで、成績が上がった体験談を持っている人もいます。
次にこたつで勉強するメリットを考えたいと思います。
メリット① 寒さが気にならない
こたつで勉強する1番のメリットは、寒さが気にならない点です。
確かに寒いと交感神経が高まり、興奮状態になってだらだら勉強することを防げます。
しかし、興奮しているので細かいところに気付きにくく、ケアレスミスになることも。
体を暖かくし適度にリラックスすることで、落ち着いて目の前のことに集中でき、計算ミスなどケアレスミスを減らすことができます。
メリット② ストレスになりにくい
毎日、毎日勉強していると、勉強すること自体がストレスになってきます。
「姿勢を良くして勉強しないと」
「勉強する時はキッチリ集中しないと」
というのがストレスになり、かえって集中できなくなってしまいます。
また、受験が近づくと焦りもでてきて、その焦りで集中力を欠くことも。
こたつに入りリラックスすることで勉強している意識が薄れ、勉強のストレスを感じにくくなります。
こたつ勉強でおすすめなのは、歴史漫画を読むなど、漫画学習することです。
勉強している感覚がないのに、いつの間にか内容を覚えられます。
反対にこたつ勉強でしない方がいいのは、テスト形式の勉強です。
テスト形式のものは、なるべく本番と似た環境で行いましょう。
そうすることで、試験本番も練習と同じように集中できるようになります。
メリット③ 周囲の目がある
こたつ勉強のデメリットとして、こたつはリビングにあることが多く、周囲が気になり勉強に集中できないことを挙げました。
しかしそれがメリットになることもあります。
家族や兄弟の目があることで、勉強をサボりづらくなります。
一人で勉強していると休憩時間を多く取ってしまったり、ボーっとしてしまったりしても注意してくれる人はいません。
家族が見ているということが緊張感を保つことにつながり、集中して勉強を進めることができます。
また家族と協力して受験勉強することは、心の大きな支えにもなります。
受験勉強は孤独な戦いになりがちです。
家族の前で勉強することで受験勉強の大変さを知ってもらい、受験のサポートメンバーになってもらいましょう。
こたつで勉強する時のポイント
受験生の中には勉強机がなく、こたつで勉強するしかない人もいるかもしれません。
こたつで勉強をするなら、できればデメリットを防ぎたいですよね。
デメリットを防ぐ、こたつで勉強する時のポイントを3つご紹介します。
ポイント① 暖かくしすぎない
眠くなるのを防ぐためにも、こたつは暖かくしすぎないようにしましょう。
体が暖かくなってきたら、こたつの電源を切る。
集中力が途切れてきたら、こたつから出て体を冷やす。
こうすることで、適度なリラックス状態を保ち、勉強に集中しやすくなります。
どこで勉強しても、集中力は長く続きません。
適度に休憩を取り、休憩を取る時はこたつから出て外の空気を吸うとリフレッシュできます。
ポイント② 姿勢矯正グッズを使う
姿勢が悪くなることを防ぐために、姿勢矯正グッズを買うことをおすすめします。
そもそも、椅子に座っていても姿勢が悪ければ、こたつと大差ありません。
床の上や椅子の上に置いても使えるクッション型や、背中につけるベルト型などが販売されています。
自分で意識しなくても正しい姿勢をサポートしてくれるため、腰痛を防ぐなど体の負担を減らすことができます。
受験勉強だけではなく、その後の大学生活で講義を受ける時や、就職後のデスクワークでも活躍するため、姿勢矯正グッズを一つ持っていると良いかもしれません。
ポイント③ 横長・テーブル型のものを選ぶ
もしこれからこたつ購入を考えていて、そこで勉強するかもしれない場合は、横長のものやテーブル・イス型のものを選びましょう。
正方形のこたつはスペースをとらないため置きやすいですが、大きさによっては勉強に必要なものを広げることができません。
できれば長方形のこたつを選び、勉強スペースを確保できるようにしましょう。
また、最近ではテーブルとイス型のこたつも販売されています。
こたつですが椅子に座って勉強できるため、従来のこたつとは違い横になり寝てしまうことを防げます。
1人用のものも販売されているため、スペースを取らず勉強部屋に設置することができます。
こたつ勉強はしてもいい-まとめ-
「こたつで勉強してはいけない」というように、あれをしてはダメ、これだと勉強できないと自分を縛ってしまうのは良くありません。
デメリットを減らしたり防げたりすれば、何も問題はありません。
自分の置かれている環境を上手に取り入れて、勉強を継続させることが1番大切です。
しかし
「一人で勉強を続けられるか不安…」
「寒いのが苦手だから、なるべく家で勉強したいけど学校の授業だけでは不安…」
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