【関西大学入試対策】難易度や合格に向けての勉強法を解説します!
関西の名門私立大学群である「関関同立」の中の1つである関西大学。
関大に行きたいと考える入学希望の方も多いのではないでしょうか?
しかし、どのような勉強方法や対策方法をすればいいのかわからないという受験生も多いと思います。
そこで今回は、関西大学の難易度や、入試での各科目別の勉強法について解説していこうと思います。
関西大学について
まずは関西大学について人気の秘密や特徴、また難易度をみていきましょう。
合格するには特徴を知っておくことも必要です。
関西大学とは?
関西の私立大学として有名な関西大学は、1922年に大阪府吹田市に本部が設置されました。
関西大学は学部も多く、設置されているのは13学部。大学院には15の研究科があります。
前身が法律学校だけあって司法試験等の実績も有名ですが、他に会計専門大学院や臨床心理専門大学院などもあって進路サポートも充実しています。
関西大学の特徴
関西の私立大学とは?と聞かれたら、多くの人がすぐに「関関同立」と答えるでしょう。
同志社などと比較すると偏差値はやや劣りますが、校風は自由で学生たちはのびのびキャンパスライフを謳歌しています。
学生たちが一番気になる進路や就職情報などのサポート体制も整っていて、就職課にはたくさんの資料が置かれています。
近年は教育育成支援プログラムにも力を入れていて、進路に迷う学生たちの心強い味方になっています。
関西大学の難易度
入試の内容としては、標準レベルの問題が出題され、難問奇問が多く出されることはありません。
合格者最低点はどの学部もだいたい60%から70%の間のため、満点を取りに行く必要はありません。
また、入試問題の傾向は近年一定なので、過去問を何度も解いて傾向をつかんでおくとよいでしょう。
実際に関西大学の入試ガイドにも基礎基本を出題していますと書かれていることもあり、基礎基本の徹底が重要になるでしょう。
各科目の特徴と勉強法
次は、各科目の入試問題の特徴と対策できる勉強法についてみていきましょう。
学部によって受験科目は違うので調べておきましょう。
英語
試験時間90分に対し大問が3題、そのうち1題が文法で2題が長文になっています。
長文は比較的長めの文章で、主に本文の内容一致問題と空欄補充問題が出題されています。
文法問題集の会話文分野と同時に小説など話し口調が多い長文での練習も有効でしょう。
また、長文は比較的文章量が多いものが2題出題されるので、本文の内容を素早く理解して問題を解いていく必要があります。
700~800字程度の分量がある長文問題集や過去問で練習を繰り返しましょう。
国語
試験時間75分に対し大問2題、評論と古文が1題ずつの構成になっています。
評論では本文の内容を問う設問が中心で、漢字の書き取り問題も毎年5問ずつ出題されています。和歌に関連した設問もあるため注意しましょう。
現代文は標準的な出題構成となっているため、マークシート形式の問題集や過去問などを活用して演習を繰り返しましょう。
古文に関しては、文法や単語など基本的な知識を固めたのち、長文問題集などで実践形式の問題に慣れると良いでしょう。
日本史
時代を跨いだ範囲からの出題が多いですが、近現代では毎年独立した大問が設けられているので対策が必要です。
毎年史料問題が出題されているほか、地図や図表を用いた出題もあるので、基本的な知識を押さえた上で幅広く学習を行っていく必要があります。
多くの問題が教科書レベルの知識がしっかりと身についていれば解くことができますが、特定の時代だけではなく時代を跨いだ範囲からの出題が多いので、単純な暗記ではなく時代の流れや出来事の背景まで理解しておく必要があります。
教科書の注や図表といった部分まで目を通しておきましょう。
資料集や図説などを活用し、代表的な史料は一通り確認しておくと良いと思います。
世界史
試験時間60分に対し大問が4題、設問が計50題となっています。
出題形式はリード文の空欄補充を語群から選択するものがメインで、出題分野としては中国史が頻出であるほか文化史に関連する出題も良く見られます。
教科書レベルの知識がしっかり身についていれば、多くの問題で正解を導き出すことができ、また語群からの消去法で正解することも可能であると思います。
そのため、教科書レベルの基本知識を地域・時代の偏りなく確実にマスターしておくことが必要です。
また、手薄になりがちな文化史も頻出であるため対策を怠らないようにしましょう。
数学
【文系】
標準的な良問が多いため、教科書の例題や標準レベルの入試問題集で演習を積むとよいでしょう。
全記述、空所補充ともに問題文や前の小問が誘導になっていることがほとんどなので、その誘導にきちんと乗れるように、過去問演習でなれておくことも重要です。
時間的にはそれほど厳しくはないので、焦らずミスなく解くことを普段の演習から心がけておきましょう。
【理系】
標準的な問題からやや応用的な問題まで、難易度が幅広いため、解ける問題から着実に素早く解き、応用問題に時間をかけて取り組めるようにしましょう。
普段の演習では、教科書の例題や標準レベルの問題集などの典型問題をスピーディに解けるように訓練を積んだうえで、応用問題や発想力を必要とする問題をワンランク上の問題集や過去問で取り組むとよいでしょう。
物理
力学、電磁気から1題ずつ、および波動、熱力学、原子から2分野合わせて構成された1題の合計3題の大問が出題されます。難易度としては標準レベルであることが多いです。
幅広い知識が要求されるので、まずは全分野教科書の内容をきちんと身に着け、例題などで演習を積みましょう。
交流や原子分野などのややマイナーな内容も軽視せず、公式や原理をしっかり覚えましょう。
化学
理論を中心に、有機、無機からもバランス良く出題されます。
計算問題が比較的多く、時間としてあまり余裕はありません。
グラフを使った問題が毎年出されており、各分野において原理の深い理解が必要とされています。
理論については、頻出分野である化学平衡や酸塩基などを中心に、原理からしっかり理解を深めたうえで、標準レベルの問題集を繰り返し解きましょう。
有機については、脂肪族、芳香族、高分子など幅広い分野から出題されるので、こちらも教科書レベルの知識をまず抜けなく抑えておきましょう。
無機は出題量としては少ないですが、毎年必ず出題はされるので、教科書レベルの知識を一つ一つ体系化しながら確実に覚えておきましょう。
関西大学に合格するために
最後に、関西大学に合格するために大切なことを2つお伝えします。
しっかりと目標に向かって頑張りましょう。
勉強法
関西大学に合格するためには、基礎をしっかり学習しておくことが最も大切です。
どの科目も出題される問題の難易度は、標準から易しめのレベルがほとんど。
つまり、ライバルの受験生達もある程度は解くことができるということです。そのため、どれだけミスなく解くことができるかが重視されます。
単語や文法、用語や熟語など、基本的な知識を「なんとなく」ではなく正確に頭に入れるよう、何度も繰り返し学習し、用語の背景と共に覚える工夫をすると良いでしょう。
受験期の過ごし方
高校3年生の受験期をどう過ごすのかによって、合否が分かれると言われています。
最も重要なのはスケジュール管理なので、ここでは1年計画をご紹介します。以下を参考にして、自分の計画を立ててみましょう。
春:全ての科目において、基礎を学習することに注力しましょう。教科書や易しめの問題集を繰り返しおこなうのが有効です。
夏:これまでの学習の総復習をおこないましょう。特に夏休みは集中的に学習できる最後のチャンスなので、ここで苦手分野を克服しておくのがおすすめです。
秋:ここまでインプットしてきた知識をアウトプットできるように訓練しましょう。入試レベルの問題集などを繰り返し解くのがおすすめです。
冬:入試直前は、過去問演習をおこないましょう。実際の試験時間通りにおこなうことで時間配分の練習もできますし、本番の緊張を和らげることができます。
関西大学に合格しようーまとめー
関西大学は私立大学として有名な人気大学です。
たくさんの学部もあるので、行きたい学部が見つかる可能性も高いです。ぜひ大学HPで色々と調べてみてください。
志望校が決まれば後はそこに向かって突き進むだけですね!
効率よく勉強し、合格を勝ち取るためには自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
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