【大学受験】文系必見!受験国語の勉強法をポイント毎に解説します
大学受験の国語は大きく3ジャンル「現代文」「古文」「漢文」に分かれます。ここでは、そんな国語の勉強法を一挙ご紹介していきます。
今まで成績が伸び悩んでいた方、安定しないと嘆いていた方も、是非これから話すやり方を試してみて下さい!
現代文の勉強法
まずは、文系の方でも成績が安定しないことが多い「現代文」の勉強法から解説を始めたいと思います。ここで紹介する方法を参考にして、勉強してみて下さい。
評論文の対策
まずは現代文の中でも評論文の対策について解説していきます。
特に評論文は各文章、各段落ごとに筆者が何を言いたいのかを読み解く必要があります。
なので、その評論文の論理構造を理解する勉強を行いましょう。
具体的に、まず接続詞は必ずチェックしましょう。
接続詞とは「そして」「だから」というような、文章を繋げている言葉のことを指します。
この接続詞に注目することで、文章がどのような流れで書かれているのかを掴むことが出来ます。
そして次に指示語に注目しましょう。指示語の例として「これ」「それ」というように、前に出てきたものに対して指す言葉で、指示語が常に何を指しているのかを読み取るようにしましょう。
途中で分からなくなってしまうと、文章自体がうまく読めない・・・なんてことに繋がります。
勉強法として、文章量をこなすことが重要です。とにかく問題に触れて、復習を常に行いましょう。自分はその文章を正確に読めていたのか、解答解説をしっかり読んで確認しましょう。
小説文の対策
次に、小説文の対策です。
この小説というジャンルを読むにあたって重要なのが、感情表現の描写です。
その場面時々の登場人物の感情表現は必ずチェックして、その心情が場面が変わったら、どのように推移しているのかを必ず押さえましょう。
このような登場人物の心情の変化は、問題として問われることが多いです。
勉強法は評論文と大きく変わらず、こちらも問題量をこなして慣れることが重要です。
ですが小説は問題を解く時には、前述したような感情表現の描写に注目して、復習する時にまとめるようにしましょう。
そうすることで、また同じ問題を解いて復習した時に、以前まとめたものと今を見比べて、自分がどのくらいレベルアップしたのかが分かるようになります。
古文の勉強法
それでは次に、古文の勉強法について解説していきます。古文は古文単語、古典文法など基礎が重要になる分野なので、成績が上がらない方はここで紹介するやり方を意識してみて下さい。
古文単語の勉強法
最初に、古文の基礎となる古文単語の勉強法から解説していきます。
英語や社会系科目と同じく、古文でも単語や文法は非常に重要です。ですが、これらの科目に比べて覚えることは実は多くなく、古文単語で言えば多くても600語ほど覚えればいいので、あまり大きな負担はない分野と言えます。
なので古文単語の勉強法として、単語帳一冊を完璧にしていく勉強をお勧めします。
まずは単語のメインの意味(赤文字で書かれていることが多い)を覚えていきましょう。それぞれの単語には複数の意味がありますが、最初はこのメインだけ覚えておけばよいです。
3周程してある程度単語を覚えてきたら、他の意味にも目を向けて勉強していきましょう。メインの意味から派生したものが多いので、楽に覚えることが出来るようになっているはずです。
古典文法
そして次に、古典文法の対策の仕方について簡単に解説していきます。
勉強法として大きく識別と活用、そして意味の3つを覚えましょう。
最初は識別ですが、これは文章で書かれた単語が、「動詞なのか形容詞なのか助動詞のうちどれなのか」を判別することです。
古文を読むにあたってこれらの知識がなければ、上手く読解を行うことも難しいので、まずは決まったルールを覚えて、識別を完璧にしましょう。
次に活用です。古文では同じ単語でもその後の言葉で、語尾の形が変わることがあります。活用を覚えていないと、その文章を読むこと自体出来なくなるので、必ず識別とセットで勉強しましょう。
そして最後が意味です。古文単語や助動詞などの言葉には、一つの単語でも複数の意味を持つことがあるので、全ての意味を覚えるつもりで勉強しましょう。
古文の勉強方法については、桜凛チャンネルでも発信しておりますので参考にしてみて下さい。
【古文克服のポイント3選】
【古文単語暗記法】
【古文の正しい勉強法とは?】
漢文の勉強法
最後に、漢文の勉強法を解説していきます。実は漢文は他の分野に比べて、覚えることも少ないので、効率的に勉強することで早くマスターさせることが可能な分野なのです。
漢文単語
漢文は外国語なので、日本人ではさっぱり分からない単語が出てくることがあります。
なので、まずは基礎である単語から勉強していきましょう。
漢文は古文の単語量と比べてもかなり少なく、たったの150語ほどしかありません。
なので、これから下記でお勧めする参考書などを用いて、早いうちから覚えてしまいましょう!
句法
次に句法の勉強法ですが、漢文を理解するためにこちらの勉強も避けては通れません。
やはり単語が分かっていても、漢文は日本語とは文法が異なるので、こちらも勉強しておく必要があるのです。こちらも覚えることとして15〜20語ほどしかないので、今からでも勉強して習得しましょう。
漢文も桜凛チャンネルから、勉強方法(手元解説動画)を発信しております。参考にしてみて下さい。
【漢文早覚え速答法の使い方!】
お勧め参考書
最後にお勧めの参考書として、「漢文ヤマのヤマ」が最もお勧めです。
まずはこちらの参考書では、入試で良く出される66の句法、そして漢文の基礎をしっかり習得することが出来るので、これから漢文を勉強したいという方にもピッタリな参考書です。
さらに各章ごとに漢文対策の重要なポイントも押さえられているので、勉強をしていく皆さんの指針にもなるでしょう。
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後手に回りがちな国語
国語の勉強を最優先にして勉強している人は少ないのではないでしょうか。
英語や数学でいっぱいいっぱいで、なかなか国語時間を割こうとしない、もしくは割くことが出来ないのが現状…とい人におすすめの勉強方法を一つご紹介します。
インプットは隙間時間に
勉強を大きくインプットとアウトプットに分けたとしましょう。
インプットとは知識を頭に入れる作業の事。
例えば古文の助動詞の活用や意味を覚えたり、漢字や語句を覚えたり、単語の意味を覚えたり、『覚える』という点がインプットの主な作業です。
アウトプットとは覚えた知識を使って実際に問題を解いてみたり、口に出して説明してみたりする事。
例えば、問題演習ノートへの書き出しがアウトプットに当たります。
部活で忙しかったり、学校の宿題や他の教科に時間を取られている毎日に国語の勉強を盛り込む為には、インプットはすきま時間に、アウトプットは机に向かって、というのを実践してみましょう。
基本的にはインプットは登下校中電車の中、学校でのちょっとしたもてあまし時間等に行います。
時間にして5分でも問題ありません。
机に向かえる時間はアウトプットの時間と決めてしまいましょう。
問題演習に一問でも取り組みます。
机に向かって勉強する時間に国語のインプットの時間を組み込んでしまうと、ただえさえ時間に追われているのに、他の教科にも影響を及ぼす事態にもなりかねません。
『国語のインプット時間は一日のうちの隙間に埋め込んでいく』という意識でやってみましょう。
全く国語の勉強時間が取れていない人こそ是非試してみて下さい。
まとめ
ここまで大学受験における国語の勉強法まで解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
今まで国語に自信がなかった方、成績が安定しなかった方も、これまで話してきたことを参考に、勉強頑張っていってくださいね!
今はオンライン授業で通塾時間もかけずに、自宅で効率よく成績をあげる人も増えています。
桜凛進学塾では皆さんそれぞれの科目の効率の良い勉強法をお伝えします。
オンライン授業でも、それぞれの方に合った丁寧な指導をしていきます。
自分の望む進路を実現するためにもちろん努力は必要ですが、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まります。
もし志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思ったりしているなら、ぜひ一度、桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。
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