大学選びは学部が大事!文系学部はどうやって選べば良いの?を解決しよう
大学選びをするにあたって大切なのは、大学名よりも学部選択です。
4年に渡り、自分で選んだ分野を極めて学んでいくので、その入り口は慎重に選ばなければいけません。
今回は文系学部についてご紹介します。
主な就職先も挙げてありますので、自分がどこの学部を選べば良いのかを良く考えるきっかけにしてみて下さい。
初めの一歩は『文理選択』
受験大学を決める際に初めに決めなければいけない事が『文理選択』だと思います。
ここで迷うことなく文系か理系かを選択できればスムーズですが、迷ってしまう人も少なくありません。
選択にあたり、いくつかのポイントをまとめましたので、参考にして下さい。
得意科目を絞る
よくあるのが、『数学苦手だから文系科目で大学受験をしよう』という様に、文系を選択する人が多いと思います。
ただ、得意科目=常に高得点が取れる科目とは限りませんし、高得点を継続的にとれている科目かどうかも実はブレがあったりします。
得意科目=学ぶことが楽しいと感じる
この様に捉えて文理選択を考えてみましょう。
現状のテストの得点で文系理系を選択するのではなく、あくまでも自分の興味が断続的ではなく持てている教科を選択します。
やりたい仕事は何?
将来就きたい職業が決まっている人にとって、文理選択は容易い事かと思います。
分かりやすく言うと、医者や薬剤師になりたいと考えている人が文系を選択することはなということです。
例えば、医療関係の仕事に就きたいと考えている場合、
- MR
- ME
この2つの職業によって学部が異なります。
MRという職業は、日本語で言うと「医薬情報担当者」事で、自社製品(薬等)関する情報を提供する仕事で、「お薬を売る営業マン」ではありません。
薬学部のイメージがありますが、実際は文学部から就職している人がMRの約半分と言われています。
MEという職業は、臨床工学技士で、病院で使用する医療機器を操作したり、機器の保守や点検を行います。
こちらは文学部よりも工学部や、理系の物理選択が優位です。
同じ「医療関係の仕事」というカテゴリーでも、やりたい仕事によって学部が大きく分かれていて、漠然とした将来を明確にしていく必要があります。
文系学部を選択したら
文系学部を選択したら、各学部の特徴を押さえていきましょう。
就職先の特徴も踏まえてご紹介します。
文学部
文学部といっても幅広く、言語(フランス語や英語)、歴史や文化、心理学等、幅広い分野で網羅しているのが文学部です。
主に学科によって専門分野が枝分かれしていきます。
就職先も非常に広い範囲であり、教育関係、出版関係、サービス、金融、公務員、等が挙げられます。
文学部は、入学した後の勉強内容をきちんと情報収集し、自分が興味のある分野に合致しているかどうかを見極める必要があります。
法学部
法律を学ぶ法学部は、専門性が高い学部で、みんな弁護士を目指す!というようなイメージがありますが、実は一般企業就職に非常に有利な学部でもあります。
企業や日本社会は法律に則って統治されており、その知識や社会的視点が仕事で役立つ場面や、詳しい人材を企業側が求める傾向が高いのです。
卒業後は弁護士や司法書士、公務員になる人が多い反面、教育関係や金融関係への就職も多いのが特徴です。
一般的に、大学の中でも法学部は偏差値が高い傾向がある為、就職も有利に働きます。
教育学部
保育士や幼稚園等の幼児教育から、小中高の先生を目指したり、教育の現場志す人が学ぶ学部です。
卒業後は教員になる人もいれば、塾を立ち上げたり、子育てに活かしたり、様々です。
特に女性は、教員免許を獲得することで、結婚して子育てをしながら働く上で、資格を活かすといった選択も可能になります。
人生設計を考えてみると、ライフワークに仕事を取り込む安いのが教育学部の学びかもしれません。
経済学部
簡単に言えば、財政や金融、お金の流れ等々、日本経済について主に学ぶ学部です。
経済学部の学科では、統計学を学ぶ事がある為、数学的知識を必要とします。
数学の知識が問われるなんて、文系受験したのに!と思いがちですが、避けて通れる道ではないので心得ておきましょう。
卒業後は金融関連、商社、IT、メーカー等々非常に幅広い分野が就職先として挙げられます。
統計学は大学の授業でしっかり学べますので、高校で数学をきちんと学んでこなかったという人でも入学後の勉強で克服可能です。
逆に、文系だったのに、経済学部で数学的知識を勉強することで、税理士や公認会計士道を目指すという人も少なくありません。
幅広い就職の選択肢と、勉強の興味を広げるという意味で有益な学部です。
外国語学部
様々な国の文化や言語を学ぶ学部で、海外に興味がある、外国の人とコミュニケーションがとれる仕事がしたい等々、主に人や言語に興味がある人におすすめの学部です。
非常に人気がある学部で、最近ではグローバル・コミュニケーション学部や国際学部も新設されています。
就職先は、外資系企業や旅行関係、出版社や教育、語学を活かした仕事は多義に渡り、様々です。
学部の名前だけで決めない
大学選びをするにあたり、なるべく避けたいのが、「大学の知名度やブランドイメージで決める」事です。
大学名にこだわるが故に学部はどこでもいいと思ってしまうと、入学後の4年間で学び得る事にに圧倒的な差が生じます。
何のために行く大学なのか、将来に向けて自分は何に興味を持って学んでいきたいのかを主軸にして考える必要があります。
想像と違った勉強内容
文学部を選択し、実際に講義を受けてみると、『あれ?』と、授業内容に疑問を持つことがあります。
例えば、文系で心理学を選択した際に、講義では統計学が必須である為、「数学や数字が苦手で文系を選択した」という人にとっては『なんで数学が必須科目にあるの!?』と怯む状態になります。
他にも、
◎文学作品に興味があり、作品研究をしたいと思って学部を選んだつもりだけど、実際の授業は歴史や文化を学ぶ授業にけいとうしていて、思っていた勉強内容と相違があった
(文学ではなくて歴史や語学を学ぶ学部だったという相違はわりと多い)
◎英文学部に入ったら、課題ばかりに追われて大変。自分がやりたいことというより、課題をこなす事尽力を尽くさなければいけない。
◎就職希望先を旅行業界に絞っていたので、英語学科に入ったが、授業は国際関係学んだり英語をひたすら書く事が殆ど。コミュニケーション英語を学びたかったのにその授業が殆どないので、英会話教室へ通っている。
◎教員免許を取る際に、数学の授業があるのを知らず、非常に大変な思いをした。数学は受験科目ではなかったけど、真面目に学校の授業だけでも受けておけば良かった。
等々、意外と『思っていた勉強内容と異なる』場合が多い様です。
今はSNSが発達しており、実際に大学の生活を公開していたり、学校独自でYouTubeを開設し、入学後の勉強内容やその後の進路を公開している所もあります。
大学の学部選択は自分の将来についてしっかりと向き合い考える良い機会です。
情報を自分で取りに行くつもりで、調べてみましょう。
まとめ
大学選びは学部から!
今回は文系学部についてご紹介しました。
専門性が極めて強い理系と違い、文系は幅広く将来を見据えることが出来ますが、選んだ学部学科によっては「これが勉強したいのではなかった」という思いも生じやすい点があります。
もし、文理選択や学部が選びに迷ったら、桜凛進学塾無料相談をご活用下さい。
進路選択や、勉強方法等、様々なお悩みにアドバイスを行っております。
また、遠方であればオンライン授業も対応しております。
オンライン授業では個別指導を行っており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられますので一度ご相談ください。
▼他の記事はこちらから▼
リアルドラゴン桜!桜凛進学塾・新宮竹虎が語る東大受験の必勝法!
【受験生】北海道大学に現役合格するために知っておきたい勉強法とは?
【受験生必見】同志社大学合格に必要な英語勉強法を徹底解説します!
受験生必見!MARCHに受かるために絶対にしておくべき勉強とは?
【経営学部とは?】おすすめの大学や大学で学べることを紹介します!
タグ:大学受験