暗記にはコツがある?暗記が苦手な人におすすめの覚え方を教えます!
皆さんの中にも、暗記が苦手という人がいると思います。
しかし、勉強していると暗記しなければならないことがとてもたくさん出てきます。
その時に暗記のコツを知っていると、がむしゃらにただ覚えようとするのでは全く効果が異なります。
暗記のコツを知って、暗記を得意にしましょう!
暗記が出来ない理由
暗記が出来ない・暗記が苦手だと思っている人はどうして暗記が出来ないかを考えたことはありますか?
暗記が出来ないことにはいくつかの理由があります。
暗記に取り組もうとする時間や回数が圧倒的に足りない
テキストの問題を一度解いただけで暗記したような気になっていませんか?
一度読んだだけでは忘れてしまうのは当たり前のことなのです。
一度読んだだけで完璧に暗記できる人なんてほとんどいません。同じ問題や同じテキストを繰り返し読んで解いていくことで記憶の定着というのは行われます。
したがって、読む(解く)回数を増やしたり時間を費やした人ほどテストの時に実力を発揮できると言われています。
繰り返すことがとても大切なのです。
一つの暗記法だけを使って暗記しようとしている
自分に合った方法で暗記していないということが考えられます。
目で見て暗記する方法(マーカーなどで線を引き、隠して覚えるなど)などが有名ですが、目で見ただけでは全く覚えられないという人もいます。一方、とにかくひたすら書くという方法もありますが、それでは覚えられない人もいます。
人の認知には特性というものがあり、視覚が優位な人もいれば聴覚が優位な人もいます。それぞれの特性によって、目で見て覚えるのが得意な人もいれば耳で聞いた情報を暗記するのが得意な人もいるということです。
自分がどの特性かが分からない間は様々な暗記方法を試すことが必要だと言われています。
覚えるべきポイントが分かっていない
テストなどには必ず出題されやすいポイントがあるはずです。そのポイントに絞ることをせずに、例えば教科書をまるまる一冊覚えようと思ってもそれは無理です。その暗記方法は時間だけかかり無駄になってしまいます。
とにかくまずは覚えなければならないポイントを探すことから始めるのが良いでしょう。
暗記をつかさどる脳の記憶の仕組みとは?
暗記と脳は深く繋がっています。
ここでは暗記するときの記憶のしくみについて詳しくみていくことにしましょう。
記憶には3種類ある
人の記憶には3種類あります。その種類や特徴を知ることでより効率的な記憶の定着が可能となります。
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- 感覚記憶
目や耳、鼻などの感覚器官から常に得ている膨大な情報のうち、特に意識していないために1秒程度で消滅する記憶のこと。
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- 短期記憶
15秒~30秒ほどで消滅する記憶。
例えば、相手から聞いた住所や名前を紙に書き留めておく間だけなど、短時間だけ覚えておくときに使われる。ワーキングメモリー(作業記憶)ともいう。
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- 長期記憶
年単位で(場合によっては一生涯)保持される記憶。
自宅の電話番号や自身の名前、生年月日などがこれにあたる。
記憶の仕組み
一般的に記憶は、一度形を消したことを思い出すという一連の過程のことを指します。
この記憶があるおかげで、日常生活を問題なく過ごすことができるのです。
数多くある脳の部位の中で、特に記憶に関係しているのが海馬という部位です。
短期記憶は海馬と前頭連合野という部位が担い、長期記憶は海馬が中心となって担っています。海馬は多くの記憶を整理し、覚えるべきものとそうでないものを区別し、覚えるべきものと判断した記憶を大脳皮質に送ります。
こうして送られた情報が長期記憶となると考えられているのです。
※参考文献
【記憶の脳科学】なぜヒトは覚え、忘れるのか~記憶の仕組み
https://japan-brain-science.com/archives/1969
おすすめの暗記方法
それではおすすめの暗記方法をみていきましょう。自分に合った暗記方法を探してみてください。
繰り返して覚えることを習慣にする
繰り返して覚えるためには、テスト前だけ急に暗記しようと思ってはいけません。
授業中に先生が「ここは重要です。」と言った内容に関してはすぐに頭の中で何度もつぶやきます。
必ずまた忘れてしまうので、家に帰ったらまた復習で暗記します。
そして翌日にその部分を自分でテストしてみます。
これで自分が何を暗記できていてどれを忘れているかを確認します。
覚えられないことは「専用ノート」を作りそこに記入していきます。
覚えられるまでこの作業を繰り返すことで最終的には暗記できるようになります。
これを常に行い、習慣化することが大切です。
友達などに教える
友達と一緒に勉強をして、友達にその問題を説明してみましょう。
人に教えることで自分の理解が深まり、ためになることも多いです。
また、声に出すことで自分の記憶により強く刻むことも可能になります。
教えてみると、案外自分が理解できていなかった部分を発見できるかもしれません。
うまく説明できれば達成感を味わうことが出来るし、モチベーションがアップするのでとても良い方法だと思います。
声に出してインプットする
実際に音読してみることも効果的です。
「目でみるだけ」や「手で書くだけ」では覚えられなかった人は、声に出してみましょう。
耳からもインプットできるので効果的な繰り返しができて、記憶に定着させることができます。さらに勉強中の眠気覚ましにもなって一石二鳥となります。
暗記にオススメの動画【桜凛チャンネル】
今回桜凛チャンネルより、暗記に関する動画を配信していますので是非参考にしてください。
【東大生が教える!一度暗記したことを忘れにくくする方法】
①一回で完璧にする(絶対に覚えなければ生けないんだというつもりで覚える)
②忘れにくくするために2回目、3回目でアウトプットをする
③関連付けをして忘れにくくする
何度も何度も『暗記する』という認識ではなく、暗記は一回目で完璧にし、あとは忘れにくくするという認識で周回していきます。
『周回するんだからいいや』といって、一回目から適当に流していても全く意味がありません。
一回目できちんと理解し、覚えているものだからこそ、2回目以降に思い出しやすく紐づけもしやすい、要するに忘れにくくなるのです。
暗記が苦手だという人は、何回も見ているのに覚えられないという苦手意識を自分で作ってしまっているのかもしれません。自分の暗記の仕方を振り返ってみましょう。
そして、是非桜凛チャンネルでご紹介した暗記の仕方を実践してみてください。
受験生の暗記術
実際に受験生がどのような暗記方法を実践していたのか、声を集めてみました。参考にできるものがあれば是非実践してみてください。
①友達同士で問題を出し合う
学校の登下校中休み時間などを利用し、仲の良い友達同士で一問一答形式の問題を出し合っていたそうです。
自分は答えられないのに友達がサクサク答えを当てていると、『まずい、勉強しなくちゃ』という危機感も芽生えて、なおかつ楽しく覚えられるそうです!
②立って歩き回りながら覚える
ずっと座って勉強をしていると、いつの間にかボーっとしている自分に気づくこと、ありませんか?
そんな自分に気づいた場合は、暗記するものを片手にフラフラと部屋の中を歩き回りながら暗記をするそうです。
眠気覚ましにも効果的で、身体を動かしながら覚えたほうが頭の中に入ってきやすくなるそうなのでオススメです。
ある学校では、たくさんの人が後ろのロッカーを机代わりにして勉強しているらしく、その理由が『座っていると眠くなるから』との事…!!意識が高いですね。
③関連性があるものを探して紐付けする
例えばですが。
BTB溶液の色の変化、関連付けて覚えませんでしたか?
『さきちゃん 血見て あら青ざめた』酸性、中性、アルカリ性の色の特徴ですね。
1853年アメリカ使節ペリーが来航した年を、
『イヤでござんす、ペリーさん』って語呂合わせで覚えていませんか?
何かと関連付けて覚えることで、思い出しやすくなります。
また、『部活動でハンドリング練習してた時に頭の中で思い出せなくてウズウズしたやつだ!』とか、『この前テレビで見た!』等と、場面に関連付けて記憶することも非常に有効的。結構やっている人が多く、効果的な印象です。
暗記のコツを覚えて効率的に勉強しよう!-まとめー
暗記のコツや効率の良いやり方を知っているだけで暗記はぐっと楽になります。暗記が得意になれば勉強することが楽しくなりますよ!
このように勉強のコツを知るということは勉強の成果が上がることに繋がり、その結果、志望校合格への近道となります。
桜凛進学塾では、このように成果が上がる勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
部活に打ち込みながら志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思っているのであれば、ぜひ一度桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。
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