受験に差がつくhad過去分詞の過去完了形と完了形の違いとは!?
もうこれで怖くない!had過去分詞の過去完了形と完了形の違い、それぞれの意味と使い方を例文を用いて説明します。
わかっているつもりでも見落としがちな過去完了形の使い方、これを見れば受験に役立つこと間違いなしです。
そもそも完了形とは??
現在完了形とは 『have(has)+過去分詞』 の形式をとります。
過去に起きたことと現在を結びつけるために使うもので、継続、完了、経験、結果の四つの用法があります。
継続用法
完了形の継続用法は、ずっと~しているという意味を表します。
どのように使うのか、いくつか例文をご紹介します。
●英 I have read these books for 2 weeks.
●日 私はこれらの本を二週間ずっと読んでいます。
●英 We have studied science for five years.
●日 私たちは理科(科学)を五年間ずっと勉強しています。
さらに継続用法を用いる場合には、“for two weeks”のような時に関する条件がある場合が多いです。
完了用法
完了形の完了用法は、(今)~し終えた、し終えたところだという意味を表します。
そのままの意味で一番覚えやすいので例文でまるごと覚えちゃいましょう♪
●英 I have watched this movie.
●日 私はこの映画を見終えたところだ。
●英 I have just finished my homework.
●日 私はちょうど課題(宿題)を終えたところだ。
経験用法
完了形の経験用法は、(過去に)~したことがある、という意味を表します。
普段の会話でも使うことができ、英作文にも使える用法ですのでこれを機に覚えましょう!
●英 You have experienced this exam.
●日 あなたは(過去に)この試験を経験したことがある。
結果用法
完了形の結果用法はほかの用法と比べると少しイメージが難しいかもしれませんが、~した(まだ続いていることを強調)、という意味を表します。
こちらは例文の方が覚えやすいので例文をご覧ください♪
●英 I have lost my phone.
●日 私は自分のケータイを失くしました。(未だ見つかっていないイメージ)
ただ無くなっただけではなく、今もまだ見つかっていないという用法を表す場合にも完了形が使われるので要注意!
過去完了形との違い
過去完了形は 『had+過去分詞』 の形をとります。
完了形との違いは現在完了形が「現在までの継続」を表すのに対して、過去完了形は「過去のとある時点」を基点にします。
過去完了形は現在の話とは一切関係ないのです!
過去完了の用法
過去完了形は完了形と同じく、継続用法、完了用法、経験用法、結果用法の4種類の用法があります。
それぞれの意味はほとんど完了形と同じですが、「過去のとある時点」に注意しましょう。
過去完了の継続用法
それでは過去完了の用法一つ目、継続用法は「ずっと~していた」という意味を表します。
それでは例文を見てみましょう!
●英 I had read these books before I went to school.
●日 私は学校に行く前まで、これらの本をずっと読んでいました。
この文の視点になる過去の時点は、「学校に行く前」です。
それまでにIがread(読む)という動作を完了したことを意味します。
過去完了の完了用法
用法の二つ目、完了用法は「~し終えていた、すでに終えていた」という意味を表し、すべての用法で一番使いやすい型です。
さっそく例文を見てみましょう。
●英 I had left there when he arrived.
●日 彼が到着した時、私はすでにここを立ち去っていた。
この文の視点である過去の時点は、もうお分かりですね?
そう、「彼が到着した時」です。
この文では、この時までにすでに立ち去っていたということを強調しています。
過去完了の経験用法
用法の三つ目、経験用法は「~していたことがあった、~したことがある」という意味を表します。
「~するまで、~したことあったよ~」と通常の会話でもかなり頻繁に使う文なのでぜひ覚えましょう!
●英 I had watched this movie before you introduced it.
●日 あなたが紹介してくれる前に、この映画はすでに見たことがありました。
視点の過去の時点は、「あなたが紹介してくれる前に」です。
否定文だとどうなるかも例文を見てみましょう!
●英 I had never listened his name before I went there.
●日 そこに行くまで、彼の名前を聞いたことがありませんでした。
否定文では、「~をしたことがない」を表すneverを使いましょう。
過去完了の結果用法
最後の用法、結果用法は「~した」という意味を表します。
~しただけだと過去形と同じ?と思う方もいらっしゃると思います。
一番の違いは、過去に起きた影響を受けているかどうかです。
過去形と比較すると、、、
過去形
●英 I lost my phone.
●日 私はケータイを失くしました。
過去完了形
●英 I had lost my phone when I left my house.
●日 家を出たときにはすでにケータイを失くしていました。
この二つの文を比較するとはっきり違いが見えると思います。
過去形はただ失くしたと書いてあるだけでどの時点から失くしたのか、今は持っていないのか不明です。
過去完了形は、家を出る前もうすでにケータイを失くしていた(過去の影響を受けた)ことが分かります。
had過去分詞の過去完了形と完了形の違い-まとめ-
過去完了と完了形の大きな違いは以上になります。
過去完了形と完了形はこのように基本的な4つの用法である継続用法、完了用法、経験用法、結果用法を使う点は、全く同じです。
大きな違いはどこを基点にするかです。
あれ、どっちが基点だっけ?と迷ったときは、before, whenのような時を表す副詞節に注目すると基点がすぐわかるので、文が「had 過去分詞」の形式の過去完了だとわかったら探してみましょう!
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