高校二年生はどう過ごす?受験のための勉強や過ごし方を解説します
受験勉強はいつからすれば良いの?高校二年生から始めるのは早い?などと思っている人はいませんか?
高校三年生になった時に周りと差をつけようと思うと、高校二年生でやっておいた方が良いことがたくさんあります。
今回はその勉強や過ごし方についてみていきます。
高校二年生のうちにしておきたいこと
まずは高校二年生のうちにしておきたい(心がけておきたい)ことを二つ紹介します。
この二つは基本としておきましょう。
得意教科をつくること
高校2年の夏休み明けはこれが一番重要と言っても過言ではないです。
高校3年生になると、勉強は基本苦手な部分を潰していくことがメインになります。
苦手科目を得意にするには感覚的には三ヶ月ぐらいかかると思います。
苦手を潰していく勉強をし始めてから三ヶ月は、なかなか成績が上がらず勉強も面白く感じにくい時期なので気持ちが落ち込みやすいです。
そうした時期に得意教科が一教科でもあると、精神的にかなり楽になります。
勉強する習慣をつけておく
勉強する習慣をつけておくことはとても大切です。
高3になると勉強に対するやる気が湧き上がってきますが、ここで勉強する習慣がついてないと、せっかくのやる気が、使い方が分からない状態になってしまいます。
また、普段せっかくいっぱい勉強しても、何日か経って見直さないとほとんど忘れてしまっていたなんてこともありますよね。
勉強するというと、長時間頑張るぞとついつい思ってしまいがちですが、それよりも、短い時間でいいので継続的に勉強する方がよっぽど大事です。
高校二年生で勉強しておきたいこと【科目別】
次は、科目別に、高校二年生のうちに勉強しておきたいことをまとめました。参考にしてください。
まず高一・高二の英語・数学・国語を仕上げよう!
高2で必ずやっておきたい最優先事項は、高1・高2の英語・数学・国語を仕上げることです。
特に英語と数学はマスターするのに時間が掛かる上に、前の範囲ができていないとどんどん分からなくなってしまう科目です。
高3になってから英語・数学の基礎に手を焼いているようでは入試に間に合いません。
また、必要に応じて中学の英語・数学の内容に戻って確認をする勇気も持ちましょう。
基礎がしっかりと出来ていないとあやふやなまま受験勉強を進めてしまい、やったことがある問題と同じ問題は解けるけど、出題の仕方が変わると途端に解けなくなってしまうという状況に陥る可能性があります。
英語・数学・国語は高2の冬に仕上げ、高3では社会・理科の暗記科目に多くの時間を費やせるようにするという形が理想的です。
高二英語の勉強法
高2英語の勉強に苦戦している人は、高2までに授業で習った英文法をきちんと身に付け直す作業が必要です。
英文法があやふやなままだと英語長文が正確に読めませんし、英作文の際にも苦労します。
英文法は学校の教科書・ワークで身に付けることが十分可能ですが、教科書を読んでも難しくて理解できない人は市販の参考書等で分かりやすく解説してくれているものを利用しても良いかもしれません。
高二数学の勉強法
高1数学で習う数学Ⅰや数学A、高2数学で習う数学Ⅱや数学Bは、正しく対策すれば共通テストにおいて高得点を取りやすい科目です。
高2は数学ⅠA・数学ⅡBの復習を徹底的に行いましょう。
なぜなら、高3になると暗記科目の理科・社会にも時間を掛けないといけないので、高2のうちにできる限り数学の復習に力を入れておきたいからです。
基本的な公式をきちんと使いこなせるようになり、学校で与えられる問題集の基礎問題は確実に解けるレベルに到達しておきましょう。
高二の現代文の勉強法
現代文の成績を伸ばすには、長い文章を素早く的確にポイントを掴みながら読む解き方を身に付けないといけません。
そのような速読力・読解力・解釈力を養うためには、やはりある程度の経験値がモノを言うので、日頃からコツコツと長文読解に触れる機会を作る必要があります。
高3になると理科や社会にも時間を掛けたいので、現代文は高1高2のうちからコツコツと取り組む習慣を付けておきたい科目です。
高二の古文の勉強法
高2の古文の勉強において必ずやるべきことは、これまでに習った古文文法をしっかりと復習することです。
動詞の活用、助詞や助動詞の活用形などを覚えた上で、品詞分解がすんなりできるようになる状態を目指しましょう。
文法がしっかり理解できれば、古文文章が読みやすくなるはずです。
また古文を現代語訳するためには、古文単語を暗記する作業も当然必要となります。
高1高2の頃から少しずつ暗記していくと受験期に慌てなくて済みます。
高二の漢文の勉強法
高2の漢文の勉強法としては、高1で学習した漢文ルールの基本である返り点とレ点や、書き下し文、置き字、再読文字などをしっかりと復習しましょう。
絶句や律詩といった漢詩の形式についても理解しておくと良いでしょう。
覚える際には声に出して音読すると覚えやすいと思います。
漢文を勉強する際には特別な参考書を何冊も使用するよりも、基本的には学校の授業・教科書で基礎知識を叩き込むことを重視しましょう。
高二の理科科目の勉強法
大学受験のことを考えると、理系学生は共通テストで理科2科目が必要であり、なおかつ2次試験においても理科1〜2科目が必要となってきます。
特に物理と化学は必須科目に指定される場合がよくあるので、高2で物理や化学を学習する場合はとりわけ集中して授業を聞くようにしましょう。
物理や化学は序盤でつまずくとその後ますます理解に苦しむこととなってしまうので、最初が本当に肝心です。
生物や地学は暗記要素が強い科目なので、あまり早い時期から全力学習してもメンテナンスをし続けないと忘れていきます。
高1高2の間は授業をしっかり聞くなどできる限りの基礎知識は習得しておきたいです。
高二の社会科目の勉強法
入試のことを考えると、文系学生は社会2科目が必要となる場合が多いので相当な暗記量が求められます。
受験直前の丸暗記だけで対応できるボリュームではないので、高2からコツコツと暗記の習慣を付けておく必要があります。
しかし、暗記要素の強い社会科目に対して早い時期から全力投球したとしても、その後メンテナンスをし続けないと忘れてしまいます。
メンテナンスに延々と時間を掛け続ける訳にもいかないので、社会科目に対して本格的に取り組むのは高3になってからで良いでしょう。
高1高2の間は、最低限、学校の授業をしっかり聞き、教科書に出てくる太字の用語はしっかり覚えておきましょう。
高校二年生は学校の定期テストを活用しよう
模試もとても大切ですが、定期テストは上手に活用できればとても受験にとって重要なテストになります。
定期テストは模試よりも優れている点がある
学校では中間や期末など、定期テストを受けると思いますが、受けっぱなしになってはいないでしょうか。
定期試験も模試と同様に自分の弱点をあぶりだす絶好の機会です。
しかも多くの場合、授業中に先生が解説をしてくれると思います。
これは模試と比べて、はるかに勝っている点です。ぜひ活用しましょう。
また、テスト問題は捨てないでおきましょう。
学校の定期試験は分野ごとに出題範囲が決まっているので、入試前に苦手な範囲を補強するのに最適です。
重要な問題が集められているので、効率もいいです。
定期テストは基礎の確認のチャンス
定期試験は入試レベルではないのであまり気にしなくてよいと軽視する人がいます。
もちろん点数がしっかりととれる人がそうするのは大いに結構なのですが、そうでない人がそうするのはよくないと思います。
定期試験というのは基本的な事項・解法の確認が主なので、既にその内容を先取りしていた人に対しても 踏みとどまって確認するチャンスを与えてくれるという意味で大切なものだと思います。
なので、自信のある人もない人も定期試験前にはしっかり該当範囲を復習しましょう。
高校二年生を悔いなく過ごそう-まとめー
高校二年生は受験生でもなく、一番青春出来る時期でもあります。
高校三年生になった時に、少しでも楽であれるように高校二年生ですべきことはたくさんあります。
しかし、勉強ばかりになると、せっかくの青春が出来ずにもったいないです。バランスよく勉強と青春を両立してくださいね。
効率よく勉強し、合格を勝ち取るためには自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
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