勉強に集中できる!?ブドウ糖の働きや効果について知ろう
『ブドウ糖を摂取すると集中力が上がるって言うけど、何でなんだろう?』
『勉強中にブドウ糖を摂った方が良いって聞くけど、どのくらいまで摂って大丈夫?』
『糖分の摂りすぎって逆に体に良くないのでは?』
ブドウ糖という言葉は知っているけど、その効果や働き、上手な摂取の仕方までは理解していないという人の為に、今回はブドウ糖を様々な角度からご紹介したいと思います!
なんとなく摂り入れるより、理解して摂り入れる事で、集中力や記憶力がぐっと上がります。是非参考にして下さい。
ブドウ糖って何?
まずは、ブドウ糖って何なんだろう?という事から知っていきましょう。
生命維持のエネルギー
ブドウ糖とは一言で言うと、『人間の生命活動を維持する為に必要なエネルギー源』という事です。
日本では、ぶどうから発見されたのでブドウ糖という名前が付けられているそうです。
正式には『グルコース』という名前で、主に果物に多く含まれている糖類に当たります。
ブドウ糖は、ぶどうなどの果物や蜂蜜等に多く含まれている単糖類の一つです。
また、私達が摂取したパンやご飯等の炭水化物が体内の酵素により細かく分解、消化されてブドウ糖に変わり、腸で吸収されることによって様々な人間の活動に利用されています。
主に脳のエネルギー源
このブドウ糖が一番多く使われている場所、それが人間の脳に当たります。
脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけ!
体内のエネルギーはほとんどが『ブドウ糖』と『脂肪酸』ですが、脳には『血液脳関門』という検問所のような場所があり、そこを通過できるのがブドウ糖だけなんです!
脳がきちんと機能するためには、一時間に約5gのブドウ糖が必要になり、一日で約120gのブドウ糖を必要とします。
スライスチーズが一枚あたり18gですので、約6.6枚分程の量になります。
意外に沢山の量が必要なのですね。
砂糖との違い
ブドウ糖は単糖類です。
砂糖の主成分であるショ糖は、ブドウ糖と果糖が結合した二糖類です。
単糖類であるブドウ糖の方が体内に素早く吸収されることになります。
ブドウ糖は速く全身にエネルギーを送り出すことが出来ますが、砂糖にはブドウ糖のような早速さはありません。
ブドウ糖の効果
では、ブドウ糖が体内にもたらす効果とは一体何でしょうか?
脳を元気にする
先述にもありますが、人間の体の中で一番エネルギーを必要とする臓器は脳であり、脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけです。
脳に直接ブドウ糖が作用することで、脳が活性化され、記憶力や集中力、注意力等の生成に効果が期待できます。
不足するとどうなる?
脳が唯一必要としているブドウ糖が不足すると、エネルギー源が絶たれているのと同じことですから、集中力の欠落、思考力やモチベーションの低下、イライラやだるいといった症状も出てきます。
ダイエットをしたことがある日とは経験があるかもしれませんが、無理に食事を抜くと、ふらつきや発汗、苛立ち、気だるさといった症状を体験すると思います。
これも、エネルギー源を絶たれた脳の『ブドウ糖不足サイン』ということになります。
摂りすぎるとどうなる?
逆に、ブドウ糖を過剰摂取してしまうと、血糖値が急激に上昇し、高血糖になります。
血糖値が高くなると、血液がドロドロ状態になり、血流が悪くなるため、最悪は糖尿病の危険と隣り合わせになってしまいます。
また、血糖値が上昇するとそれを抑えようとしてインスリンというホルモンが働きますが、このインスリンはブドウ糖を中性脂肪として蓄える働きがある為、肥満に繋がる恐れも出てきます。
ブドウ糖摂取におすすめの食品
人間の体は、一日に約120gのブドウ糖が必要な事が分かりました。
しかし、毎日ブドウ糖の摂取量を計測するのは不可能です。
自分が勉強していて『疲れたな』『集中力が切れたな』等、その時々の体調に合わせてブドウ糖を少しずつ摂取してみることをおすすめします。
効果的に少しずつブドウ糖を摂取出来る食品を4つご紹介します。
ラムネ
スーパーやコンビニ等のお菓子売り場で見かけるラムネには、一粒あたり約0.9gのブドウ糖が含まれています。
ラムネはブドウ糖の塊。非常に効果的にブドウ糖を摂り入れることが出来ます。
一回に2~3粒食べてみてください。
チョコレート
勉強の合間にチョコレートを食べる人が多いと思いますが、チョコレートはラムネとは違ってブドウ糖の塊ではありません。
砂糖が主な栄養分となりますので、チョコレートを摂取するならラムネの方が即効力があります。
チョコレートはブドウ糖効果を期待するよりも、カカオによる脳血流量の上昇が望める食品です。リラックス効果もありますので、チョコレートがダメというわけではありません。
バナナ
バナナは脳に最強の食品です。
ブドウ糖をはじめ、ビタミンやミネラルも一緒に含んでいるので、脳の栄養補給には非常に効果的です。
糖に関しては、ブドウ糖だけでなく、果糖やショ糖等様々な糖質を含んでいます。
糖の種類によって体内への吸収速度が異なる為、エネルギーが体内に絶え間なく運ばれ、速効性も持続性も高い食品ですので、積極的に摂取しましょう。
ヤクルト
ヤクルトは、ブドウ糖果糖液糖というブドウ糖+果糖が混じった液体の糖が使用されています。
ジュース等の清涼飲料水は、果糖ブドウ糖液糖が含まれています。
ブドウ糖の割合が多く含まれているのは、ヤクルトです。
ブドウ糖に焦点をあてるとしたら、ヤクルトが非常に効果的です。
一本あたりの量も多くないので、過剰摂取を恐れず飲めます。
いつ摂取すると効果的なの?
脳の活性化には欠かせないブドウ糖ですが、一体いつ摂取すると脳への働きかけが効果的なのでしょうか?
ラムネを例に挙げてご紹介します。
ラムネの摂取方法
上述でもご紹介しましたが、ブドウ糖は脳の栄養補給に最適な反面、過剰に摂取すると血糖値が上がりすぎてしまうという欠点も持ち合わせています。
基準となるブドウ糖の量は1時間に5gです。
*計算方法
脳が1日に必要とするブドウ糖の量=120g
1時間あたり消費するブドウ糖の量=120÷24=5g
これをラムネの粒に換算すると、通常のラムネ(一粒にブドウ糖が約0.6g含まれている)にすると9~10粒、大粒のラムネ(一粒にブドウ糖が約0.9g含まれている)にすると5~6粒の量になります。
脳はブドウ糖を蓄えておく、ということが出来ないので、勉強中は1時間に一回のペースでラムネを摂取することをおすすめします。
一気に食べても、脳にブドウ糖は蓄積されませんのでご注意くださいね。
ラムネ動画
YouTubeから、ラムネ効果をご紹介しているものを何本かセレクトしてみました!面白いので是非参考にしてください。
お菓子で集中力向上!?ブドウ糖90%以上森永ラムネ
やる気を出したい時に食べるラムネ!食べてから5分で脳に届くブドウ糖の効果!
まとめ
ブドウ糖の働きや効果、摂取したいおすすめの食品についてご紹介しました。
口から摂取するものが、これだけ脳の働きに影響を及ぼしているということが分かれば、勉強の合間に食べたり飲んだりする物への意識も変わります。
特にブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源。
単に甘いもの、糖度の高いもの、というくくりで食べるのではなく、『ブドウ糖を多く含む食品』を摂取することで、脳への働きを迅速に行いたいものです。
バナナやラムネ、ヤクルト等、ブドウ糖を含むものを上手に摂取し、集中力を維持できるようコントロールしていきましょう。
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