集中力を高める食べ物を摂取して勉強効率をあげよう!
大ヒットを記録している『鬼滅の刃』でもお馴染みの言葉「全集中!」
まさに集中力をピークに高める言葉で、
例えばアニメの中では、炭治郎が全集中する事で、出血している自分の血管の損傷部分にコミットし、止血を行うという…
全集中って何て素晴らしい技なんだ!と興奮する人たちが少なくありません。
でも、日常生活において、集中力を高めると一言で言っても、
それが出来ているのかどうかなんて意外と把握できないものです。
集中力を食べ物で高められる事を知れば、生活の中に取り入れながら意識的に脳を活性化する事ができます。
好き嫌いはあると思うので、自分が続けられそうな食べ物を是非見つけてみてください。
集中力って?
集中力をという言葉を調べてみると、「ある物事に気持ちや注意を集中させる能力」とあります。
一体この力は人間の体の中でどのように形成されるのでしょうか?
脳の前頭葉が集中力を司る
脳には様々な部位があり、役割を成しています。
中でも「前頭葉」という脳の部分が、計画を立てたり意識決定をしたり等の情報処理を行い、
この前頭葉がしっかりと働いていると集中力が高くなり、鈍っていると集中力の低下に繋がります。
「今日は何だか集中出来ないな…」という時は、前頭葉の動きが鈍くなっているということになります。
集中力が高まる時
では、前頭葉が活発に動いて集中力が高まる時はどんな時なのでしょうか。
これは、神経と脳が深く密接してきます。
例えば、「大好き」「興味がある」「面白い」等の情報が神経を介して前頭前野に伝えられ、
それが、達成を司る神経に伝達されることでやる気が沸いたり集中力が高まったりするのです。
逆に言えば、「つまらない」「苦手」等の情報伝達が行われると、
集中力の低下や注意力散漫な状態に陥るわけです。
基本的に脳は生命を維持する為に働き続けるので、集中力に関する脳の働きとなると、
その人の興味や感心、気持ちの強さに影響を受けるという事になります。
集中力が切れる原因
よく言われる「集中力が切れた」というのは具体的にどのような理由で切れてしまうのでしょうか。
いくつかまとめてみたいと思います。
栄養素の欠乏
単純に、必要な栄養素が欠落することによる脳の鈍化があります。
食事を摂らないとお腹が空き過ぎて体が動かないのと一緒で、
脳に必要な栄養素が欠乏すると、脳内物質が生成されなくなり、集中も続かなくなってしまいます。
睡眠不足
食事と同様に、脳を正常に機能させるには睡眠が大事です。
睡眠不足が続くと、新しく記憶したり、思い出したりということがスムーズに行えなくなってしまいます。
大事な模試で普段はやらないようなミスを連発したり、時間配分を間違えたり。
勉強中もボーっとした時間が増えて集中力が維持できなくなる大きな要因となります。
休憩を上手に使わず作業する
一般的に言われている、人間の集中力持続時間は90分です。
大学では一コマ90分授業で10分休憩を繰り返したり、
小学校でも45~50分授業で5分休憩を午前中だけで4回繰り返すといった形態を取っています。
これは人間の脳を「集中する時間」と「集中しなくて良い時間」に区切り、切り替えを行うことで、
気分転換を行いながら効果的に学習が出来るようにするための管理なのです。
時間管理を特に行わない状態、もしくはしっかりと「休憩」時間を確保しない状態では、
二時間も三時間もだらだらと机に向かっても脳は思うように働いてはくれません。
パフォーマンスが下がった状態での学習効果は期待できませんね。
周囲の音や動きが気になってしまう
学習塾の自習室で「一番前の席に座りたい」という人や「壁側がいい」という人、結構多いのではないでしょうか。
これは意識的に外界から自分を遮断しているのだと思います。
周りで話す声が気になったり、リビング勉強中にキッチンでの作業音が耳障りになったり、
立ったりすわったりと落ち着かない人が側にいたりすると気になってしまい、集中力が低下します。
集中力を高める食べ物
日頃口にする食べ物で集中力がアップするなら効果的に摂取したいですよね。
脳を活性化させる上でも食べ物から摂取できる栄養価は実に重要です。
どんなものを摂取することで集中力が高まり、継続させることができるのでしょうか。
チョコレート
チョコレートには、脳が直接的に欲するエネルギー源であるブドウ糖と、
カフェインの仲間であるテオブロミン、それからカカオポリフェノールが含まれています。
ブドウ糖は脳の大好物!
直接エネルギーに変わるので、よく「脳が甘いものを欲している」というのはブドウ糖のことだったのですね。
テオブロミンは緩やかに脳を刺激することで興奮作用を促し、勉強効率が上がります。
好きな教科ならなおさらですが、
苦手な教科でもとにかく取り組む事を意識してチョコレートをかじりましょう!
チョコレートの栄養素で特徴的なのがカカオポリフェノールです。
集中力を高め、脳の学習能力を向上させるという効果が期待できます。
集中したい時間の一時間~二時間前に高カカオチョコレートを摂取すると、
カカオポリフェノールの最高血中濃度が集中したい時間と重なり効果的です。
ラムネ
ラムネは脳に最も必要不可欠なエネルギーであるブドウ糖を摂取するのに最適な食べ物なんです。
ブドウ糖が主原料のラムネを選んでいただき(ラムネの中には主原料が砂糖というものもあります)脳の栄養補給に役立てましょう。
ラムネの他に、バナナもブドウ糖を多く含んだ食べ物です。
直接脳のエネルギーになり、素早く吸収されますのでおすすめです。
青魚
サバやアジ等の青魚には、有名な栄養素であるEPAやDHAが豊富に含まれています。
よく、記憶力にいいと言われていますが、集中力や判断力を高めたい時にもおすすめの食材です。
特にDHAは情報伝達をスムーズにし、脳を活性化するすごいパワーを持っています。
一人暮らしの学生の方は、魚を焼いたり煮たりは面倒ですよね。
そういった場合は缶詰がおすすめです。
さんまやイワシの缶詰は栄養豊富で手軽に摂取できます。
大豆食品
「ブレインフード」とも呼ばれている大豆食品。
集中力や記憶力をアップさせ、青魚同様に脳を活性化する事ができます。
豆腐や納豆、お味噌等を毎日取り入れる工夫をしましょう。
豆乳も様々な種類のものが販売されていますし、手軽さもありますので、
「味噌汁を作らなくちゃ!」「嫌いな納豆を食べなくちゃ!」と考えなくても大丈夫です!
集中力を高める食べ物を摂取して勉強効率をあげよう!―まとめ―
集中力を高め、それを維持する為には脳の活性化が必要不可欠であり、
それは食べ物を意識することで手に入れることが可能だということが分かりました。
効果的な栄養を摂取すると、自分の気持ちも「集中するぞ」と前向きに変化するかもしれませんね。
色々試してみることで、自分が毎日摂取しやすいものを上手に取り入れながら勉強してみてください。
それでも、なんとなくだらだらと時間を使ってしまい、切り替えが難しかったり、自分の記憶力に自信が持てず、勉強の仕方に悩んでいる方は、是非桜凛進学塾にご相談ください。
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