【問題集】フォーカスゴールドとは?効果的な使い方を紹介します!
「フォーカスゴールド」を使って勉強している受験生はいませんか?
フォーカスゴールドは、レベル別に問題が掲載されています。
しかし、なかにはどのように活用していけばいいのかよく分からない受験生もいるでしょう。
今回は、そのような受験生に向けて「フォーカスゴールド」の特徴や使い方などについて解説していきます。
フォーカスゴールドとは?
フォーカスゴールドとはどのような問題集なのか知らない人もいるかもしれません。
ここではフォーカスゴールドの特徴や内容についてみていきます。
フォーカスゴールドの特徴
「フォーカスゴールド」は、啓林館が出版している数学の参考書で、対象年代は高校生となっています。
主に、大学入試レベルの問題が解けるようになることを目的として作られた参考書で、数学IA、数学IIB、数学II、数学IIIの4種類に分かれているのが特徴です。
どの種類であっても、800ページほどの構成になっていて、ボリューム感もしっかりある参考書で内容も豊富です。
問題の解説は、参考書の巻末に簡単なものが、それ以上の詳しい解説については別冊解答編に記載されているので参考に見ることができます。
「フォーカスゴールド」には、高校で習う数学のすべてが網羅されているため、他の参考書と併用しなくても十分でしょう。
1冊をしっかり解いていくだけで、大学入試レベルの問題を攻略することが可能です。
演習問題は、やさしいものだけや難しいものだけでなく、レベルごとに分けて構成されているので、自分のレベルに合わせた問題を解くことができます。
フォーカスゴールドの内容
「フォーカスゴールド」は、マスター編・チャレンジ編・実践編の3つに分けられていて、レベルごとにチャレンジできる問題が記載されているのが特徴です。
マスター編では、高校数学の基本的な問題から応用問題までが網羅されています。
「入試問題を解けるようにするために必要な数学力をつけたい」という人におすすめの問題が数多く掲載されているので、入試に必要な力を養えるでしょう。
また、チャレンジ編の中にはいわゆる良問といわれるような問題が多数掲載されています。
難しい問題もありますが、入試に出てくるさまざまな問題を解けるようにするための力を磨くことができるでしょう。
実践編にはマスター編とチャレンジ編の内容を踏まえつつ、さらに高度な数学の問題が掲載されています。
かなり難しい問題が多数載っていて、東京大学や京都大学などのレベルの高い大学を受ける人の中でも、「数学が得意でできるだけ高得点を目指したい」というような人がチャレンジするべき問題といえるでしょう。
フォーカスゴールドが受験生から選ばれる理由
フォーカスゴールドはどうして受験生から選ばれるのでしょう。
それには3つのメリットがありました。
構成が分かりやすい
フォーカスゴールドはマスター編、チャレンジ編、実践編の3つのレベルに分けられた問題が掲載されているだけでなく、それぞれがまとまって掲載されています。
そのため、順に解き進めていくことで少しずつ難しい問題に挑戦できる仕組みになっているのです。
解く問題が、「どのレベルのものなのか」について分かるようになっているので、自分のレベルに合ったものを選んで解くことができます。
また、段階的に難しい問題にチャレンジすることもできるので、効率的に数学の実力を高めていけるのが魅力です。
さらに、掲載されている問題がレベルごとに分かれているため、復習時にどの問題に戻って解けば良いのかが判断しやすいでしょう。
1冊で徹底的に学べる
「フォーカスゴールド」は、ページ数にして800ほどです。
問題は、基本的な問題から東京大学や京都大学など、難関大学の入試レベルの問題まで合わせて1000題以上が掲載されています。
このように、段階的なレベルの問題が数多く掲載されているので、他の問題集を使わなくても基礎力から応用力まで身につけられることは大きなメリットです。
難関大学や医学部の受験を目指している人でも、「フォーカスゴールド」を繰り返し解いていくことで合格するために必要な数学力を身につけることができるといわれています。
解説が詳しい
「フォーカスゴールド」では、巻末の簡単な解説だけでなく、別冊解答編に詳細な解説が掲載されています。
他の参考書の場合、解答だけは記載されているものの、「どのようにしてその解答まで導いたのか」という解説が省略されていたり、簡単な説明だけ書かれていたりするものも少なくありません。
自分が分かる問題であれば、それでも良いかもしれませんが、分からない問題は「なぜその解答を導き出せるのか」の過程を理解することが次の問題を解けるようにするためにも大切になります。
また、「フォーカスゴールド」では解答の横にさらなるポイントが書かれているので、分かる問題でも解き方の理解を深められるのがポイントです。
基本的な問題であれば、巻末の解答解説を確認、難しい問題は別冊解答を読むことで効率的な学習を進められるでしょう。
フォーカスゴールドの効果的な使い方
フォーカスゴールドの効果的な使い方をみていきましょう。
せっかく良い問題集を持っていても使いこなせないと意味がありません。
フォーカスゴールドの使い方
数学は基礎の積み上げなので今自分が勉強しているところが本当に苦手な分野である場合には、基礎の定着から始めないといけません。
例題だけでもかなりの力がつくので、まずはマスター編を完璧にしていきましょう。
例題と練習は4段階に難易度分けがなされています。
レベル1,2は教科書レベルの基本的な問題で、レベル3は教科書の応用、入試の基本レベル、レベル4は入試の標準レベルとなっています。
まずは難易度の低いレベル1,2の問題から順に、難易度別に2周、間違えた問題の復習を確実に行っていきましょう。
その後同様にレベル3,4の問題に取り組んでいきましょう。
そうすることで、その単元の典型問題は網羅することが出来ます。
模範解答を再現できるようにする
この時別冊の答えを一緒に使っていきましょう。
答えにはそれぞれの練習問題毎によくまとまったかつ丁寧な解答が掲載されており、二次試験で記述を課せられる受験生にとって大変参考になります。
図や表の使い方、過程の書き方を真似して何周も繰り返してください。
入試問題を解く上でも図は大きな助けとなりますので、図の書き方のコツも同時につかんでいくとよいでしょう。
答えの欄外には注があり、解答からはわかりづらい過程や考え方の理解の助けとなりますので、隅々まで目を通しておくことをおすすめします。
時間がある受験生はチャレンジ編も頑張ってみる
チャレンジ編は実際の入試問題を解くことによりマスター編で学んだ知識の使い方、およびマスター編では書かれていない入試問題を解く際の解決の糸口を学習することができます。
分からなくてもすぐに答えを見ずにひたすら考えてください。
考え続けて自分で答えを出すということは、とても大事なことです。
特に難関大、医学部を志望する人は積極的に解いていくようにしましょう。
ここで大事なことは、絶対に問題を解いただけで満足してはいけないということ。
間違えた場合はその理由を分析することが大切になってきます。
この分析をチャレンジ編では重視して行ってもらいたいです。
桜凛進学塾講師 手元公開
フォーカスゴールドを使用する目的は、『例題を全て定着させて解けるようにすること』です。
実際にフォーカスゴールドを使って勉強をしていた桜凛講師の実練(手元)を桜凛チャンネルで公開しています。
【FocusGoldの使い方を東大出身講師が徹底解説!】
◎基本例題中心で、例題の答えは最初隠して、白紙の状態で例題を解いてみる
◎例題が理解できれば次の例題に進んでオッケイ
◎例題が理解できなければ練習問題にも着手する
◎2〜3分考えて分からなければ答えを見てしまってオッケイ(高校数学の基礎標準的解法をインプットするのが目的)
◎ステップアップと章末問題はやらなくてもオッケイ(経験値をこなしたい、量をこなしたい人は解いてみる)
◎コラムは役に立つ内容が多いので目を通すことをオススメ
フォーカスゴールドを効果的に使いこなそう-まとめー
フォーカスゴールドについてみてきました。フォーカスゴールドを一冊持っていれば受験勉強にとても役立ちそうですね。
ぜひ効果的に使いこなして難関大学合格に向けて頑張ってください。
フォーカスゴールドは持っているけどやはり効果的な使い方が分からない、つかいこなせていないという悩みがある方はぜひ桜凛進学塾に相談してください。
桜凛進学塾では、効率的な勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
一緒に勉強の方法を考えていきましょう!
また、遠方であればオンライン授業も対応しております。
オンライン授業では個別指導を行っており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられますので一度ご相談ください。