【経営学部とは?】おすすめの大学や大学で学べることを紹介します!
「経営学部」と一言で言っても、大学ではどのような事を学ぶことが出来るのか、また卒業後の進路について詳しく知っているという受験生は少ないかもしれません。
今回は、経営学部で学べることや卒業後のこと、更におすすめの大学について紹介しています。
ぜひ志望学部選びの参考にしてください。
経営学部とは?
まずは経営学部について詳しくみていきましょう。
授業内容や学科についてみていきます。
経営学とは?
経営学とは、経営、すなわち組織の運営にまつわるあらゆる領域について研究する学問です。
企業をはじめ、自治体やNPOなどあらゆる組織を研究対象とし、その理念や戦略、経営資源などに着目しながら、組織を効率的かつ効果的に運営するための理論の構築を目的とした学びを実践します。
経営学部で学ぶこと
経営学部の専門科目は、経営組織や経営戦略、経営情報、財務・会計・マーケティングといった分野の科目で構成されています。
1年次は、学部の必修科目となる経営学や経済学などの科目と、社会人として生きていくうえでの基礎となる一般教養や語学などを学び、2年次以降に専門的な内容の科目が増えていきます。
応用力を身につけるために、演習など実践的な科目も置かれています。
なお、経営学部は「文系」に分類されますが、経営分析をする際には、数学や統計学など数理科学的な手法を用いる場面も多くあります。
また、分析の方法論として、社会学や心理学などの考え方も用いていくため、学際的な要素が強いことが特徴のひとつです。
経営学部の授業内容
経営学部では、企業経営全般に対する理解を深めるために、経営について理念や歴史・戦略・組織などの切り口で学びます。
経営の理念や歴史に関しては、経営哲学、経営史、経営文化論といった授業が行われます。
経営戦略に関しては、マーケティングや経営戦略論などの授業で習います。
組織に関しては、経営組織論やリスクマネジメント論などの授業で扱われます。
このほか、経営学と密接に関わる会社法などの法律に関する授業や、社会学系の学部での研究内容に近い経営社会学などの授業が行われることもあります。
経営学部の主な学科
- 経営学科
- マーケティング学科
- 会計学科
- 公共経営学科
- 市場戦略学科
経営学の幅広い知識と実践力を備え、マネジメントのプロフェッショナルとして活躍する人材を育成します。
企業と社会が直面するマーケティング課題に対して、自ら問いを立て、問題解決への筋道をつけ、意思決定できる自助力ある人材の育成を目的としています。
簿記論や財務会計論を中心に、ビジネスの現場で不可欠となる経営情報の理解・作成ができる能力を身につけ、会計を武器にグローバルに活躍できる人材を育成します。
行政などの公的組織やNPO、協業組合など、幅広い公共サービス分野のマネジメントについて学び、それらの場で社会貢献ができる人材を育成します。
市場戦略に関わる課題を発見し、企業において主体的かつ具体的に市場戦略上の問題解決が図れる人材を育成します。
経営学部卒業後は?
経営学部卒業後はどのような道に進むのでしょうか。
卒業後の進路やおすすめの資格をご紹介します。
経営学部卒業後の進路
経営学部は幅広い分野で役立つ学問なので、特定の就職先が決まっているわけではありません。
文系学部の中でも理系的な考え方を学んでいることが強みであり、比較的就職率は高いでしょう。
経営学部の就職先はさまざまですが、人気の就職先は銀行や保険、証券といった金融系、商社、公務員など。グローバルに働ける企業を志望する学生も多く、幅広い分野、企業での活躍が期待できます。在学中に公認会計士や税理士、中小企業診断士などの資格を取得し、就職でアピールする学生もいるようです。
就職以外の進路としては、ビジネススクール(経営学を教える大学院)に進み、MBA取得を目指す人もいます。
MBAは経営に関わる高度な知識を証明できる資格であり、企業内で高く評価されて経営幹部に選ばれる取得者も少なくありません。
欧米の大手企業CEOの半数近くがMBA取得者とされることからも、企業で活躍するのに大変有利な資格といえるでしょう。
MBAは日本国内で取得できますが、欧米に質の高いビジネススクールが多いことから、留学して取得を目指す人も多いようです。
経営学部におすすめの資格
- 公認会計士
- 税理士
- 簿記
- 中小企業診断士
会計に携わる資格の中で最も難易度が高い資格。
医師、弁護士と並んで三大国家資格といわれ、監査業務は公認会計士のみが行える「独占業務」とされています。会計はあらゆる業種で必要なことから、ビジネスフィールドが幅広いのも魅力です。
公認会計士は給与水準が高いことでも知られ、経済面でのメリットもあります。
公認会計士のスキルは勤務年数に応じて蓄積されるため、資格取得が早いほど収入面で有利になるでしょう。
税理士は個人や企業の代わりに税金の申告を行う税務代理をしたり、税務署に提出する税務書類の作成をしたりするのが仕事。
そのほか、企業の経営コンサルティングを請け負う税理士も存在します。
税理士になるには、税理士試験に合格して2年以上の実務経験を積むか、弁護士・公認会計士の資格を取得するか、税務署で23年以上勤務するのが条件です。
簿記とは、企業の経営活動を記録、計算して財政状況を明らかにすること。
簿記を取得すると会計の知識のほか、財務諸表を読み解くスキルやビジネスで大切なコスト感覚が身につきます。
簿記資格にはいくつか種類がありますが、その中で最もメジャーなのは日本商工会議所が主催する日商簿記検定。
日商簿記検定には3級~1級があり、1級は公認会計士や税理士への登竜門といわれます。
経営コンサルタント分野唯一の国家資格で、日本版MBAともいわれています。
試験範囲は販売、会計、マーケティングと経営学部で学ぶ領域とかぶるため、大学での勉強を活かせるでしょう。
日本国内の会社数に対して中小企業診断士は不足している状況なので、資格を取得すれば就職に有利になるのではないでしょうか。
おすすめの大学
偏差値 | 大学名 | 学部 | 設置区分 |
---|---|---|---|
73 | 明治大学 | 経営学部 | 私立 |
73 | 立教大学 | 経営学部 | 私立 |
71 | 神戸大学 | 経営学部 | 国立 |
71 | 青山学院大学 | 経営学部 | 私立 |
71 | 法政大学 | 経営学部 | 私立 |
69 | 中央大学 | 国際経営学部 | 私立 |
69 | 東京理科大学 | 経営学部 | 私立 |
69 | 立命館大学 | 経営学部 | 私立 |
67 | 横浜国立大学 | 経営学部 | 国立 |
67 | 南山大学 | 経営学部 | 私立 |
66 | 立命館アジア太平洋大学 | 国際経営学部 | 私立 |
66 | 東洋大学 | 経営学部 | 私立 |
65 | 東京都立大学 | 経済経営学部 | 公立 |
65 | 中京大学 | 経営学部 | 私立 |
64 | 駒沢大学 | 経営学部 | 私立 |
63 | 専修大学 | 経営学部 | 私立 |
63 | 愛知大学 | 経営学部 | 私立 |
63 | 甲南大学 | 経営学部 | 私立 |
62 | 龍谷大学 | 経営学部 | 私立 |
偏差値順に紹介しています。
国公立と私立の受験者層は実際には異なるので、一概に偏差値を比較することは非常に難しいですが、一応の目安として参考にしてみてください。
経営学部を目指そう-まとめー
経営学部について色々とみてきました。
国内におよそ400万社あると言われる企業の経営管理について学ぶ経営学部は、将来ビジネスに携わる上で有益な知識を得られる学部と言えます。
今は特にやりたいことが決まっていないという人も、経営学部でビジネスの面白さをより深く知ることで、新たな興味関心が湧いてくることもあるかもしれません。
経営学部について興味を持った受験生はぜひ一度各大学のHPを調べてくださいね。
経営学部を目指そうと思ったら、効率よく勉強し、合格を勝ち取ることが必要となりますね。
そのためには、自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
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