暗記の量はあまり多くない?意外と知らない高校倫理の勉強法とは?
高校に入ってから扱う倫理科目は、得意な方と苦手な方大きく分かれる科目だと思われます。
思想家だったり重要な用語も多く登場するので、難しく感じてしまうかもしれませんが、実は暗記する量としてはあまり多くなく、勉強はそこまで大変ではないのです!
倫理科目の特徴
実際に、高校で扱う倫理科目にはどのような特徴があるのでしょうか。
まずその特徴をここでは2点に分けてお話ししていきたいと思います。
3つの分野がある
高校で扱う倫理(共通テストで出題される倫理)には、3つの分野があります。
- 現代社会の諸課題や青年期
- 日本の思想と源流思想
- 西洋近現代思想と源流思想
この中には実際に世界史とリンクしている部分もあるので、専攻が世界史の場合は、倫理の科目が少し有利になるかもしれません。
暗記量は多くない
次の特徴としては、暗記量の少なさが挙げられます。
先程解説したように、「日本、世界の思想だけではなく、現代社会の課題まで問われるなんて・・・」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに人物名だったり、重要な用語、哲学者の名言など覚えることはそれなりにありますが、世界史や日本史の暗記事項に比べると、暗記しなければいけない量は3分の1程度と言われているので、あまり怖がる必要はありません!
他の科目に比べて対策に必要な期間が短くていいので、高校3年生の秋頃から勉強を始めても、受験本番には間に合わせることが出来るので、このコストパフォーマンスの点からもかなりお勧めな科目です。
倫理の勉強法
それでは具体的に、倫理の勉強法とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは3つの勉強法についてお話ししていくので、これから勉強を始めてみようと思った方は是非参考にして
いただければと思います!
範囲を限定して勉強
まずは勉強を始める前に覚えてほしいこととしては、範囲を限定して勉強をしていくということです。
というのも、他の科目に比べて暗記量が少ないとは先程も話しましたが、それでも倫理の扱う範囲というものは、いきなり詰め込んで覚えるのにはかなり広いからです。
なので、まずは分野ごとに学習していくことを意識しましょう。
そして学習したことを実際に友達や周りの方に説明できるようになると、理解力もつき、知識も徐々についていきます。
教科書の反復
そしてその学習において重要になってくるのが、教科書の反復です。
教科書を何度も何度も反復して読み込んでいくことで、倫理とは一体どんな科目なのかがゆっくりと掴むことが出来るようになります。
ただこの時注意してほしいのが、パラパラとテキトーに読み流すのではなく、それぞれの地域や時代ごとに思想や概念がどのように移り変わっていくのか、よく意識しながら読むということです。
教科書がある程度読めてくると地域や時代ごとに、どのように思想・概念が生まれ、次の世代に伝わっていったか理解できるようになり、日々の授業がとても分かりやすくなってくると思います。
この読むときに、音読を加えてみることもお勧めします。
実際に目でその部分を見るだけにしてしまうのではなく口も使ってその部分を声に出すことで、より記憶にも残るようになります。
早く効率よく覚えたい方は是非音読を実践してみましょう!
過去問を解いてみる
ある程度倫理の基礎事項が身に付いてきたと思ったら、次に実際の過去問にチャレンジしてみましょう。
過去に行われたセンター試験の過去問だったり、共通テストの参考書に記載されている過去問を解くと、現在の自分のレベルも客観的に分かるようになります。
その時にはまず何年か分の過去問を解いてみて、間違えた問題やあなた自身が苦手と感じている部分を何度も反復しましょう。
実際にテキトーにマークしてたまたま当たっていた問題等もどこが合っていたのか、解答の根拠をしっかり理解することが重要です。
この反復を行っていくにつれ皆さんの苦手不得意な部分が減っていき、実際に本番を迎える時には万全の状態で挑めるようになります。
そのためにも、問題を解いた後には解答解説をしっかり見る癖をつけましょう!
ワンポイントアドバイス
最後に倫理の科目を勉強するのにあたって、皆さんに伝えておきたいワンポイントアドバイスをお伝えします。
先程話した勉強法と、このアドバイスを守れば高得点もとれるようになるので是非参考にしてくださいね。
思想家の言葉に着目
まず重要なのは、「言葉」に注目するという点です。
各思想家の主張や、基本暗記事項の暗記に徹する方もいらっしゃいますが、本当に重要なのはそれぞれの基本的語句とその意味を用語集を用いて学習していくことなので、ただ丸暗記をするのではないということを念頭においてください。
実際に皆さんが解く問題では、答えの文に混じってそれらしい誤文も混じっています。
特に思想家の主張などは、そのまま丸暗記していると誤文と間違えてしまう可能性もあるので、自分の言葉でそれらを説明できるようになるまで、勉強をすることを意識しましょう。
名言を覚える
特に思想家の主張を覚える時に、お勧めなのは名言を覚えるということです。
思想家たちはそれぞれ、何か私たちがどこかで聞いたことのあるような名言を残しています。
その名言だったり格言というのは、私達の心をつかみ頭に残りやすいものなので、それらを覚え彼らに興味を持つというところから、勉強を始めてみてもいいかもしれません。
まとめ
実際に倫理科目は皆さんが考えている程、縁遠い科目ではなく、時として思想家たちの言葉は皆さんに元気をくれることもあります。
ただの暗記科目と思って勉強をするのではなく、いつか役に立つものと考えて勉強するとモチベーションも維持しやすいので、是非この記事を見て倫理の勉強をしようと思った方は、このことを忘れずに頑張ってください!
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