大学受験をするなら知っておくべき学校の勉強と、受験勉強の違いとは?

2大学受験の為の勉強と学校で行う勉強にはある大きな違いがあります。

この記事では、それぞれの違いだけでなく、両立の仕方、勉強法まで細かく解説していきます。

大学受験と学校の勉強の違い

人と本

第一に、大学受験の為に行う勉強と学校で行う授業では何が異なるのでしょうか?

ここではある3つの理由を挙げて解説していきます。

丸暗記が通らない

まず一番大きい違いは、「丸暗記」が通るか、通らないかになります。

分かりやすい例として、「定期テストでの勉強」が挙げられますが、今までは学校でいい成績を取りたいと思った時、学校の授業を聞いて先生の言っていた重要なポイントだけ暗記し、さらに問題集を何度も解けば、一般的に高得点を取れていたことかと思います。

基本的には、中学校と同じような勉強法でも大きく点数を落とすようなことはなかったかと思いますが、このような一定範囲だけを丸暗記する戦術は、残念ながら受験勉強の際には役立ちません。

大学入試は基礎的知識を持ち、そこをどれだけ理解しているかが問われており、その範囲も定期テストとは大きく違い莫大な範囲となっています。

なので丸暗記式の勉強法では通らなくなるのです。

成績を重視するか、しないか

次に違いとして、「成績を重視するかしないか」です。

基本的には大学受験はぶっつけ本番しかないので、今までの成績が必要ということはありません。

しかし後に説明しますが、学校の授業だと推薦を目指している方にとっては、成績が何よりも重要です。

その為に推薦で受ける予定のある方は、定期テストの勉強も受験勉強以上に行っていく必要があります。

学校の授業だけだと厳しい

難易度も大学受験の内容と、定期試験の内容では大きく異なります。

皆さんも何となくでも理解している方はいらっしゃることかと思いますが、学校の授業を理解していても受験に100%は活かされることはあまりありません。

というのも皆さんが行きたい大学によりけりですが、大学によって問題内容、形式は大きく異なり、独特な問題形式を採用している大学だと、普段の勉強では分からなくなってしまう可能性があるからです。

なのでみなさんの志望大学のレベルが高いほど、学校の授業だけだとどうしても厳しくなってしまうのです。

範囲と難易度

大学受験の勉強と学校の勉強と違いで、ざっくりとした違いを一言で言うなら『範囲と難易度』ということになるでしょう。

それぞれの詳細について説明します。

範囲について

学校の勉強においては定期テストが主軸となりますので、出題範囲は『テスト前までの授業範囲』が基本です。

これに対し、大学受験は高校履修範囲全般。

暗記でなんとか太刀打ちできる範囲ではないのが大学受験です。

範囲が違えば勉強の仕方も変わります。

広範囲の出題範囲を一からやり直してみても、あまりに広すぎる範囲を勉強している為に、一ヶ月前にやった所を忘れてしまう、ということはよくあります。

学校の定期テストはその都度範囲が変わりますので、前回の定期テスト範囲を忘れても次のテストに進めますが、大学受験はそうはいきません。

難易度

教科書基礎的な部分が占める学校の定期テスト比べて、大学受験では教科書レベルでは太刀打ちできない難問や思考力を問う問題が多いですね。

英文や現代文もその文字数は圧倒的に多く、『学校の定期テストが出来ているから大学受験も大丈夫』という理屈にはならないのです。

あくまでも学校の勉強は基本中の基本と捉えて、そこから更に知識を深掘りしたり、複合的な問題を順序立てて解く力を普通に求められるのが大学受験。

学校の勉強だけでは足りない…と気づいた人は、受験勉強の本質に大分近づいていると思います。

また、学校の勉強は志望校の出題範囲や出題形式に沿って授業をするわけではないので、この辺りも『学校の勉強が完璧なら受験は大丈夫』

とはならない理由として挙げられます。

両立

本

それでは、大学の為の受験勉強と、学校の授業の両立についての話に移りたいと思います。

両立はそもそもさせた方がいいのか、どう行っていくべきなのかについて解説していくので、是非参考にしてみて下さい。

両立はさせた方がいいのか

そもそもですが、大学の受験勉強と学校の授業は両立させた方がいいのでしょうか?

答えとして言えるのは、赤点を取らない為の勉強はもちろん必須ですが、何よりも重要なことは、「どちらを重視するか」です。

真面目な方は特に、「大学受験」も「定期試験」も両立させないといけない!と焦ってしまうことかと思います。

しかし、無理して両立させる必要はないのです。

というのも大学受験を受ける方式として、大きく推薦入試と一般入試に分かれています。

この記事を見ている皆さんがどちらの道を進むのかによって、かけるべき比重も変化していきます。

推薦入試を受ける方は、何よりも学校における内申点が重要になります。

その為に学校の定期テストでも高得点を取り、確実に学校の授業を優先させる必要があります。

しかし逆に一般入試を受ける方は、内申点や学校の授業の成績は大きく気にする必要が無くなってきます。

まず自分がどちらを受けるのか、自分の成績をもう一度振り返ってみましょう。

定期テストを受験のアウトプットとして活用

しかし、一般入試を行う予定の方でも学校の定期テストをしっかり勉強することで、得られるメリットもあります。

それは受験の練習としてのアウトプットとして受けることが出来る点です。

模試という機会もありますが、「本番を想定した状況で問題を解ける」機会はそんなに多くはありません。

この機会を良いものだと思って受ければ、成績も上がりつつ自分の受験に対する自信もつくので一石二鳥ですね♪

特に自分のこれから使う科目に関しては、間違っていた問題は特に復習することが重要です。

それぞれの勉強法

最後にそれぞれの効果的な勉強法について解説していきたいと思います。

一般入試を行う方、推薦入試に決めている方問わず、役立つ内容かと思いますので是非参考にしてみることをお勧めします!

大学受験の勉強法

それでは、大学受験の勉強法から解説します。

最も重要なことは、勉強の計画を立てることです。

ゴールである志望校を決めて、そこに行くために何が必要なのか逆算的に考えてみましょう。

そうすることで現在の模試の結果等から、自分の実力を理解し何が必要なのか、どの分野が苦手なのかを把握することができ、今何をすべきかが明確になります。

そしてもう一つ必要なことは、基礎を確実に固めることです。

実は大学受験において応用問題はそれほど重要ではなく、基礎問題をどれだけ落とさないか、が重要になるので単語帳や文法書は確実に暗記、理解していきましょう。

授業の効果的な使い方

最後は、授業の効果的な使い方です。

高校の授業で最も重要なことは、「予習・復習」になります。

当たり前の事かと思われるかもしれませんが、定期テストでも受験勉強でも日々の努力の積み重ねをすることが何よりも効率が良い方法なのです。

授業のペースについていくために予習をし、内容を定着させるために復習をしましょう。

この予習復習には、何時間もかける必要はなく15分程度で構いません。

予習をする際には、次の授業の範囲を軽く読んで分からない点をマークしておく、疑問点を見つけましょう。

復習は、その疑問点を解決させそれでも分からない問題は、先生に聞き忘れないように脳に定着させましょう。

学校の勉強と受験勉強 参考動画

受験勉強は、各大学によって対策が異なり、自分の目指したい方向性が決まってしまえばそこへ向けて計画を正しく立てて自分の方針で進めていく事が可能です。

しかし、学校の勉強というのは、その学校によって進度も違えば宿題の量も違います。

学校の勉強をしっかりこなしながらの受験勉強となると、厳しいな…と感じている学生さんが多い気がします。

勉強の仕方は様々ですが、学校の勉強と受験勉強についての動画をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

【受験勉強と定期テストの対策の優先順位は?】

 

【高学歴、高校時代に定期テストの勉強してない説!】

 

まとめ

学校の授業も、受験勉強も続けることが何よりも重要です。

毎日の積み重ねがみなさんを合格へ導くことを忘れずに、日々を乗り越えていきましょう!

今はオンライン授業で通塾時間もかけずに、自宅で効率よく成績をあげる人も増えています。

桜凛進学塾では皆さんそれぞれの科目の効率の良い勉強法をお伝えします。

オンライン授業でも、それぞれの方に合った丁寧な指導をしていきます。

自分の望む進路を実現するためにもちろん努力は必要ですが、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まります。

もし志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思ったりしているなら、ぜひ一度、桜凛進学塾の無料受験相談にお越しください。

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また、遠方であればオンライン授業も対応しております。

オンライン授業では個別指導を行っており、教室で受けるのと変わりないきめ細かいサポートが受けられますので一度ご相談ください。

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