色を意識して勉強効率を上げよう!使って欲しい色の効果
生活を彩る「色」には実に様々な効果があり、勉強に活かすことができます。
どんな色をどのように使い分けていったらよいのでしょうか?
細かく見ていきたいと思います。
集中力や持続力に効果絶大「青」
勉強をする上で非常に大事なのは集中力や持続力ですね。
「青」は、これら両方を高めてくれる非常に有効な色です。
青の効果をより詳しく見ていきたいと思います。
「青」の特徴
青い色というのは、集中力や持続力を高めてくれるのと同時に、気持ちを静める鎮静作用もあります。
夏に青いものを見ると、少し涼しさを感じたり、爽やかな気分になったりすることはありませんか?
青いものは人間の脳をクールダウンさせてくれる効果があります。
この効果をどのように勉強に活かしていけば良いのでしょうか?
使い方のポイントは
勉強=ノートを取る、というのが必須ですが、暗記したい項目やメモを青いペンで書き出してみることをおすすめします。
鎮静作用が非常に効果的に働き、青い色の文字を冷静に落ち着いて見直す事が出来ます。
大事なポイントを書く時に青い色を使うということに違和感を感じる人も多いと思いますが、その違和感こそが大事です。
普段と違う色を使用することによって、目に留まりやすく、記憶にもとどまりやすい利点があります。
ある研究で、自分の身の回りに青い色のものを置くことで精神が落ち着き、リラックス時に脳から放出されるアルファー波が増えたという結果が挙げられています。
心が落ち着くということは、それだけ何かに乱されることなく勉強に集中できるということになります。
ノートに蛍光ペンの青や、付箋紙の青を利用するのも良いかもしれません。
ちょっとした工夫かもしれませんが、自分のノートを見て、「青」を全く使っていないな、と感じたら是非「青」を使ってみてください。
過去問の答え合わせをする時、例えば丸付けを赤で行った場合はその後の直しを青で記入すると、直した箇所が分かりやすく、書き加えやすい効果があります。
青ペン勉強法
青ペン勉強法というのをご存知ですか?
青ペン書きなぐり勉強法とも言います。非常に簡単な勉強法で、青いボールペンで記憶したい情報を書きなぐっていくだけです。
青色の視覚効果や記憶力サポート効果が期待でき、実際にやってみた人は「変な圧迫感がなく、スラスラ書いていける」「何故か書いていても疲れを感じない」「沢山書きなぐりが出来る」といった感想をお持ちのようです。
普段ノートに書き出すときはシャープペン(黒)を利用する人がほとんどだと思いますが、例えば軸が透明でインクの減りが視覚で判断できるゲルインキの青色ボールペンを使って書きなぐりを実践すると、インクの減り見ながら「もっと書こう」「インクがなくなるまで書こう」といった意欲もわいてきます。書き終わった時の達成感もあるので、書くのが苦手な人は一度トライしてみると良いでしょう。
元気を出す「黄」
「黄」は、太陽の色を連想させ、パワーや元気、エネルギーといったイメージがあります。
「黄」の主な効果を挙げていきたいと思います。
脳に刺激を与える
黄色といって思い付くものは何ですか?
先述にもありますが、太陽、ひまわり、レモン、等々、暖かみがあり、エネルギーの強さや元気の良さを想像します。
黄色は非常に明るい色で、元気ややる気がみなぎり、青とは違い、その暖かいエネルギーが脳に一定の刺激を与えてくれます。
使い方のポイント
テストで悪い点数を取ってしまって落ち込んでいる時や、何となく気分が重くて勉強効率が上がらないと感じた時に黄色を使うと、やる気が上昇します。
学習机の周りに黄色のものを置いてみたり、ノートに黄色の蛍光ペンで着色したりして黄色を取り入れましょう。
同系色のオレンジも同様の効果がありますので試してみて下さい。
注意しなければならないのは、黄色は信号でいう「注意」というメッセージもあります。
ノートを黄色だらけにしてしまい、ずっと黄色が視界に入り続ける使い方をすると、強い刺激が継続的に入ってくるので疲れてしまいます。
多用はなるべく避けて、ポイント使いを意識しましょう。
リラックスできる「茶」
リラックス効果の高い「茶」色の作用、一体どんな効果があるのでしょうか。
一見地味な色で、普段意識的に茶色を取り入れるというよりは身近に自然にある色という印象があります。
茶色には一体どのようなリラックス効果があるのでしょうか。
休憩の要素
茶色の作用は正に「休息、休憩、リラックス」です。
茶色といえば、土や木等の自然を想像される人が多いかもしれません。
木の机や椅子等は空間をより柔らかく、落ち着ける雰囲気にしてくれます。
さて、この作用をどう勉強に活かしていけば良いのでしょうか。
茶色の効果的な使い方
茶色は、勉強を頑張る!という効果ではなく、「頑張った勉強の休憩時間に茶色を利用する」のが正解です。
例えば茶色やベージュを基調としたカフェで少しリラックスタイムを設けたり、コーヒーやカフェラテを淹れて脳を休息させてあげたりと、目的は「脳や目のお休み」ですので、勉強の合間に使うのがポイントです。
自然のものも、茶色を活かした空間も、「ゆったりとした」イメージがあります。
勉強で緊張感を持って取り組んでいた分、心身共に「茶」色でほぐしてあげましょう。
意外な盲点「赤」
ここまで出てきていない色で、よく勉強時に使う「赤」。
赤は筆箱に必ず入っている必須カラーです。
人によっては太さの違う赤ペンを数本所持していたり、三色ボールペンを使っていると、赤だけ最速でなくなってしまうという人もいると思います。
それだけ使用場面が多く、無意識にせっせと使い込んでいる事があります。
しかし、「赤」には意外な盲点があるのです。
一体どのような作用があるのでしょうか。
興奮作用が高い
「赤」には興奮作用があり、集中力や継続力を落としてしまうという効果があります。
赤に囲まれて作業をすると作業効率が落ちるという研究もあり、興奮作用が勉強に良い方向で働かない傾向があるのです。
人は興奮状態になると、脈拍や血圧が上がり、落ち着いて集中力を保つということが困難になります。
充足感を得られる色でもあるので、勉強する時の意欲が自覚のないまま失われているのではないかという説もあるそうです。
自分のノートを見てみてください。
赤字に赤丸、赤い枠…赤が沢山使われていませんか?
赤の興奮作用が、自覚がないままストレスを生んでしまうことがあります。
赤を上手に利用するのにはどのようにしたら良いのでしょうか。
丸つけの色を変えてみよう
一番分かりやすいのが、「丸つけの色を変えてみる」ということです。
例えば、先述の黄色に近いオレンジで丸つけをしてみましょう。
興奮作用が緩やかに抑制され、刺激が強い赤のストレスを回避することが出来ます。
また、「赤」には、人間の注意力を集めるという効果もあります。
注意力を集めるという赤の特徴を活かし、何回勉強しても覚えられない語句や公式等のみを赤で書くことで、真っ先に目に入り、記憶に留まるといった効果も期待できます。
赤は乱用禁物で、覚えづらい部分にピンポイントで使うことで注意換気を促す、というのが効果的な使い方になります。
色を意識して勉強効率を上げよう!使って欲しい色の効果―まとめ―
勉強中意識することなく目に入ってくる「色」には実に様々な作用があって、効果的にも使えるし、邪魔になってしまう時もあるということが分かりました。
今回、青や黄色、茶色や赤についてまとめてみましたが、例えば緑も森林のグリーンを想像する様に、茶色に近いリラックス効果が期待できます。
お部屋に観葉植物を飾ってみたり、勉強の合間に公園等緑豊かな場所をお散歩したり、緑を休息タイムに利用するのも効果があります。
様々な色を意識して使うことで、元気になれたりリラックス出来たりするので、各色の特徴をおさえて効果的に使えると良いと思います。
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