勉強のストレスは2種類!あなたはどっち?ストレスタイプを見極めよう
受験生の皆さん、毎日の受験勉強お疲れ様です!
様々なストレスの中、一生懸命勉強に励んでいると思います。
そもそも、ストレスって、どんなことに感じていますか?
自分のストレス原因が何なのか、しっかりと向き合えているでしょうか?
大きく分けるとストレスには2種類あり、どちらのストレスを抱えているのかで対策も変わります。
自分のストレスタイプをしっかりと見極め、少しでもストレス軽減しながら受験勉強に向かっていけると良いですね。
受験生が戦っているもの
まず、受験生が日々戦っているものには大きく分けて3つあるので、ご紹介します。
睡眠
まずは『睡眠』です。
人間にとって睡眠を取ることは生命維持に重要な事です。
受験勉強中は、睡眠時間を削って勉強することが多く、睡眠時間の確保が難しい状況に陥ることが多いのではないでしょうか。
睡眠欲と戦う毎日は辛いですね。
逆に真面目な人だと『しっかり睡眠を取る』という事が罪悪感に変わってしまうことも。
『こんなに寝てしまった』
『自分が寝てしまっていた時間、他の人は勉強していたに違いない』
と、せっかく睡眠を取ったにも関わらず、悪として捉えてしまう事も受験生には往々にして起こり得ると思います。
成績(学力)
2つ目は、学力(成績)です。
学校のテストや全国模試等、自分の成績に常に向き合っていかなければなりません。
一生懸命勉強すればするほど試験結果への期待値は上がりますが、懸命な努力が実を結ばないこともあります。
常にうなぎ登りとは限らない成績(学力)に一喜一憂するのも当然の事です。
ストレス
3つ目は、ストレスです。
受験生特有のストレスがあります。
合格が保証されていない未来に向かって、毎日様々な誘惑を我慢しながら勉強に励むわけですから、将来への漠然とした不安や、自分が今勉強している事が正しいのかどうかという悩み、進路を決められない焦りや苛立ちなど、受験を控えているからこその大きなストレスが受験生にはあるのです。
ストレスがたまっていることに本人は以外と気づいていないということも多く、ストレスが蓄積されていくと、やる気が起きなくなってしまったり、体調不良を引き起こす可能性もあります。
全くストレスがない状態で受験勉強をしている人の方が、圧倒的に少ないのではないでしょうか。
ストレスは二種類
受験生が抱えているストレス、実は大きく二種類に分けることが出来ます。
具体的にご紹介したいと思います。
良いストレス
一つ目は、良いストレスです。
例えば、
『塾の先生が通っている大学に自分も入学したい!』
『将来の夢があり、それ向かってやれることを考えたい』
等、夢や目標が定まっていて、そこへ向けて一生懸命頑張っているけれど、
『これで大丈夫なのか?』
『まだまだ勉強量が足りないのではないか?』
といった不安がストレスとなります。
きちんと準備や努力をしているからこそのストレス、これは良いストレスに当たります。
自分がしっかりとやるべきことをやり、その上で足りないものを探り、更に努力をかさねていく、ここでかかるストレスは決して後ろ向きではありません。
このように、良いストレスとは、自分を少しずつ高めていく過程で起こりうることで、良い刺激となって進むべき方向へエネルギーを注いでいくことが出来ます。
悪いストレス
もう一種類のストレスは『悪いストレス』です。
一言で言うと、『準備不足による不安』です。
『自分は勉強してないし、何からやって良いのかも分からない』
『友達は成績が上がってていいな、それに比べて自分はなんでダメなんだろう』
等、目標が曖昧で普段の勉強が迷走状態だったり、やらなくてはいけない事は分かっているのに言い訳をして逃げてしまったり…
悪いストレスはやる気を奪い、モチベーションも一気に下降するだけでなく人間の感覚も鈍化させてしまいます。
また、自分に課する『強制的な試み』も悪いストレスです。
本当は辛いのに、やりたくないのに、『やらなければいけない、頑張らなければいけない』という強制的な負荷が継続してかかってしまうと、悪いストレスとなって返ってきます。
ポイントは『負荷が継続的にかかる』という点です。
悪いストレスは身体変調をきたし、不眠や頭痛、胃痛などのトラブルとなって表面化することもあります。
どちらのストレス?
皆さんが今抱えているストレスは、一体どちらのストレスですか?
良いストレス?悪いストレス?
ご自分の今の状況を冷静に見極めてみましょう。
自分のストレスを見極めよう
自分のストレスタイプを見極める上で非常に大事なポイントがあります。
それは、
『考えや目標軸が自分自身の中での比較になっているかどうか』
です。
例えば、Aさんが塾でこんなことを言われました。
『あなたは○○大学に向けて偏差値を上げていこう!』
偏差値を上げていくために、塾から次々と課題が与えられ、Aさんはストレスを感じているとします。
その時考えてみることは、
『○○大学に向けて偏差値を上げたいのは、Aさん自身の目標なのか、もしくは塾が求めている目標なのか』という事です。
良いストレスは、自分自身目標や夢が大きな軸になっていることが多くあります。
逆に悪いストレスは、他者との比較や、受け身の自分から生まれることが多くあるのです。
良いストレスをほどほどに
良いストレスであれば、どんなストレスでも大丈夫!というわけではありません。
良いストレスを抱えている人の特徴として、以下のようなものがあります。
『この英語の問題集を今日中に終わらせないと、それから数学の単元の復習も終わらせて…睡眠時間を今日は削らないと間に合わないし、毎日時間が足りないけど、頑張らなくちゃ!』
エネルギーに溢れ、前向きに頑張る人の良いエネルギーも、蓄積されていくと急にポキッと折れてしまう事があります。
自分の体調不良に気づかなかったり、勢いだけで乗りきろうとするのは無理が重なって続きません。
適度な休憩、適度なエネルギーの放出を目指しましょう。
悪いストレスを軽減する為には?
自分が感じているストレスが悪いストレスだな、ということに気づいた場合、何かしら打開したくなるものです。悪いストレス自体を一気に排除するような方法は見当たらなくても、軽減できれば負担も少なくなります。
受験勉強をしていくにあたり、悪いストレスを少しでも感じなくなるようにするにはどうしたら良いのでしょうか?実際に試してみた受験生がいる実例の中からご紹介するので参考にしてみて下さい。
大きな目標より今日の小さな課題に注目
例えば、
『問題集を一冊一ヶ月以内に仕上げるって決めたのに、月の半分が過ぎても四分の一も終わっていない。だんだんやりたくなくなってきて、明日でいいや、と思うようになる。一ヶ月経った頃には当初の目標がクリア出来ていないのはもちろんのこと、最初にやっていたページの内容もほぼ記憶にないという状況に陥り、自己嫌悪だしモチベーション下がるし、焦るしでストレスが膨大になってしまった』
という経験があるとします。
半ば無気力状態で、何も手につかない様子が想像できますね。
このような悪いストレスを軽減する為には、成果に着目するのではなく、もっと目標を小さく細かく区切り、その日の目標をクリアしていく、というスモールステップ方式に切り替えます。
『問題集の〇〇ページを今日は出来るようにする』
これだけをクリアできるようにします。
翌日も、1週間後も同じです。
自分が無理をしなくても、少しだけ頑張れば達成できるレベルの目標を毎日クリアしていく事で、無気力に陥るような悪いストレスから開放される事があります。
小さな目標でも、達成できるレベル自分に課してクリアできれば、やがては大きな自信に繋がります。
まとめ
ストレスには、良いストレスと悪いストレスが2種類があります。
今抱えているストレスが、一体どちらのストレスなのかを自分自身で見極める必要があります。
良いストレスだった場合は、無理を積み重ねることのないように、適度なリラックスタイムを挟みながら勉強をしましょう。
悪いストレスだった場合は、比較対象を他人に向けず、自分自身目標や夢、やりたいことをもう一度見つめ直してみましょう。
どちらにしても、『ストレスが全くない』とい人はほぼいないのではないでしょうか。
どんなストレスも、うまく付き合う方法が必ずあります。
もし、不安やストレスに負けそうになった時は、是非桜凛進学塾の無料相談にお越しください。
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