大学受験英語の基礎!?「助動詞」の役割と使い方とは?
大学受験で絶対に知っておきたい助動詞の基礎について、そもそも助動詞とは何なのか、その役割と様々な助動詞を例文を用いて説明します。
受験英語の第一歩に是非ご覧ください!
助動詞とは何か
みなさんは助動詞と聞いた時、初めにどのようなイメージを持ちますか?
もしかしたら助動詞って何?意味が分からない!と考えてしまう方も多いのではないでしょうか?
ここではそんな助動詞の基礎を紹介していきたいと思います!
助動詞の基礎
英語において「助動詞」とは話し手の主観的な判断を表し、助動詞があるだけで文の表現を大きく増やすことができます。
例えば…
He tell me a lie.(彼は私に嘘をつく。)
この文に助動詞を追加すると…
He may tell me a lie.(彼は私に嘘をつくかもしれない。)
このようにmayという助動詞が入るだけで文のニュアンスが大きく変わります。
助動詞の使い方
助動詞の使い方には大きく5つの使い方があります。
ゆっくり覚えていきましょう♪
1.助動詞の形は、「助動詞+動詞の原形」
He can swim well. →◎
He can swims well. →×
2.時制が現在の時で、主語が3人称単数でもsはつけない。
She cans speak well. →×
3.否定文は助動詞の後ろにnotをつける!
I not can talk. →×
I can not talk. →◎
4.疑問文の場合は、「助動詞+主語+動詞の原形」
Can you speak English? →◎
5.助動詞は連続で使えない!
You will can run. →×
助動詞の主な役割
続いて、助動詞の大きな役割である能力・許可を表すcan/be able to、 義務・必要を表すmust/have to、可能性・推量を表す can, may, will, must, shouldを勉強していきましょう。
能力・許可を表すcan/be able to
それでは助動詞の役割を見ていきましょう。
一つ目は能力、許可を表す「can/be able to」です。
能力?許可?と一見難しそうに見えますが実際は簡単です!
能力とは、「~できる、できない、可能だ」の意味を表します。
例文を見てみると…
I can cook. (私は料理ができます。)
このように能力的に出来ることを言いたいとき使用します。
一方、許可の「can/be able to」は、「~してもいいです」という意味を表します。
例えてみるとこのような状況です。
Can you use your phone? (あなたのケータイを使ってもいいですか?)
上記のように、相手に許可を求める時、「~してもいいですか」と疑問で聞くときなどに使用します。
義務・必要を表すmust/have to
次に義務を表す「must/have to」です。
義務と聞くと、~しなければいけない?のような、しなきゃいけないイメージを持つかと思います。
その通り、そのままなんです!(笑)
それと同じく必要を表す「must/have to」はこちらもそのまま、「~する必要がある」です。
例文だと・・・
You must go to there soon.(あなたはすぐそこに行かなければならない。)
You have to attend the meeting.(あなたはその会議に出席する必要がある。)
mustもhave toも同じ意味を表すので二つセットで覚えましょう!
可能性・推量 can, may, will, must, should
can/couldの可能性とは、そのまま「~な可能性がある、~はありうる」と訳します。
そして推量はそれぞれmay/will/must/shouldにおいてそれぞれ異なる訳し方になります。
mayは「~かもしれない」というほかの推量の助動詞に比べて弱い推量の意味を表します。
willは「たぶん~だろう」のような確信はない、話し手の推量を表します。
mustは今の二つより強めな、「~に違いない、絶対そうだ」というほぼ確信寄りの推量の意味をさします。
shouldは 「~のはずだ、きっと~だ」とmustよりは弱いが、willより強い程度の推量を表します。
それぞれどう使われているか例文で確認してみましょう。
Anybody can make mistakes. →可能性(誰にでも間違いはありうる。)
He may can swim. →推量(彼は泳げるのかもしれない。)
It will rain soon. →推量(たぶんすぐに雨が降るだろう。)
You must be her boyfriend. →推量(あなたは彼のボーイフレンドに違いない。)
She should be in the park. →推量(彼女はこの公園にきっといるはずだ。)
推量はまとめると、must>should>will>mayのように強さのレベルが異なるので注意しましょう!
will, shallの使い方
そろそろ助動詞も大詰めです。
意志のwill/would、繰り返しの意味を表すwill/would、依頼のwill/would、相手の意向を尋ねるshallを学習していきましょう。
意志 will/would
次に意志を表すwill/wouldについて勉強していきましょう。
意志と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
もしかしたらイメージ通りかもしれません。
意味は、「~する/~するつもりだ」という主語の意志を表すときに使います。
I will be come back to my hometown soon.(私はすぐ故郷に戻るつもりだ。)
You would close the window.(あなたはその窓を閉めようとした。)
一つ目の例文を見ても、willがあるだけで主語のIの気持ち、強い意志を感じ取ることができます。
繰り返しのwill/would
次にwill/wouldには現在の習慣や繰り返しの意味を表すことがあります。
現在の場合willは、「よく~する」、過去の習慣や繰り返しを表す場合は
wouldの「よく~したものだった」と訳します。
I will often go shopping after doing housework.(家事をした後は, 私はたいてい買い物に出かける。)
My grandfather would often tell me a lie.(私の祖父はよく私に嘘を言ったものだった。)
繰り返しのwill/wouldを用いる場合は、上記のように、頻度を表す副詞のoftenやwould を用いる場合が多いです。
依頼のwill/would
依頼とは、「~してくれませんか」のように相手に意志を尋ねたり、何かを依頼するときに用います。
疑問文で「Will you 動詞の原形~?」の形で使われます。
加えて、「Would you~」を用いると「~していただけませんか」となり、さらに丁寧な依頼になります。
Will you close the window?(その窓を閉めてくれませんか?)
Would you say again?(もう一度言っていただけませんか?)
相手の意向を尋ねるshall
ここでいう意向とは、「~しましょうか?」のように、自分が相手に対して何か申し出る時に使用します。
この時「Shall I~?」を用います。
さらに相手に何か提案をするときは、「~しませんか?」となり「Shall we~?」で表します。
Shall I open the window?(その窓を開けましょうか?)
Shall we go shopping?(買い物に行きませんか?)
「助動詞」の役割と使い方 -まとめ-
以上が助動詞の主な働きと、役割になります。
最後にもう一度まとめると、 助動詞とは話し手の主観的な判断を示すものです。
そして、 can, be able to/ must/ have to/ should/ will, would/ shallの大きく分けて6種類あり、それぞれ場合に応じて異なる働きをします。
今日の例文を覚えるだけでも用法を覚えることができるので、是非ご活用ください!
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