【迷っている人】朝勉強と夜勉強を比較して自分に合った方を選ぼう!
あなたは朝勉強と夜勉強とどちらを実行していますか?どちらも結構いるとは思いますが、今回の記事では朝勉強と夜勉強のメリットを比較しています。どちらのメリットが自分にとって効果的な勉強が出来るかを考えてぜひ実践してくださいね。
脳の働きの一日の流れをみていこう
まずは脳科学の観点からみていきましょう。一日の脳の働きはどうなっているのでしょうか。
朝から午前中
朝の起床後の約3時間は、脳が最も効率よく働くゴールデンタイムなのだそう。それは、前日の記憶が睡眠中に整理され、朝の脳はクリアな状態になるからです。
私たちは日中の活動を通して、目や耳からさまざまな情報を得ています。
その情報は大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されます。
その後に、大脳皮質の側頭連合野に運ばれますが、この段階では記憶は蓄積されているだけです。
それが睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。(参考HP:脳科学者が勧める「朝時間」の使い方 | THE21オンライン (php.co.jp))
思考力や集中力を発揮しやすく、パワーのある朝~午前中の脳は、クリエイティブなことに向いていると言えます。脳がフレッシュな状態で活発に働きやすく、勉強が最もはかどる時間帯だと言えるでしょう。
昼食後から夕方
昼食後は眠くなることが多いですよね。
これは食後、血糖値が上昇すると、上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。
このとき、糖質を摂り過ぎて血糖値が急上昇すると、インスリンが過剰に分泌され血糖値が急低下。すると、脳に栄養がいきわたらなくなり眠気を催します。
また、血糖値が高まると、脳の覚醒を促すホルモン・オレキシンの分泌が抑制されるため、眠気を感じてしまうのです。
一方、交感神経の働きとホルモン分泌に着目すると、午後は体がポジティブな状態になり、脳が働きやすくなる時間帯でもあります。
やる気を溢れさせるドーパミンや、臨戦態勢の時に活性化して体中に興奮系のシグナルを伝達するアドレナリンなどのホルモンの血中濃度が13~15時に最も高まり、交感神経の活動が15~17時に最も強くなることで、能力を発揮しやすい状態になります。
その結果、仕事がはかどったり、発想力が高まったりするのです。
夜から就寝前
前日の記憶が睡眠中に整理されるので朝の脳はクリアな状態になる、ということはすでに説明しましたが、逆に夜寝る前の脳の中には、朝から活動してきた分のさまざまな情報が未整理のまま蓄積されています。こうした状態の脳は、クリエイティブな思考には向いていません。
その代わり、寝る前の勉強は記憶に効く、ということですね。
ただ睡眠をとると言っても記憶を定着させ、翌朝リフレッシュした脳を得るためにはしっかり眠るという事が大切になってきます。
朝に勉強するメリット
ここからはそれぞれのメリットについてみていきましょう。まずは朝に勉強するメリットについてみてみましょう。
睡眠の直後で頭が整理されている
先ほども説明していますが、朝起きた直後というのは、脳が昨日までの情報を整理し終わった状態です。いうなれば、究極のリセット状態ですね。
この状態の脳に様々な情報を与えてあげると、非常に記憶しやすいというのがメリットです。
集中を遮るものが無い
夜型の人は、「夜は物音がしないから集中できる」ということが多いですが、朝も集中を遮るようなものはあまりありません。
朝には面白いテレビ番組なんかはあんまりやっていませんし、ラジオもやってないことが多いです。また、友達からのLINE も朝ならあまりきません。
こう考えるとむしろ夜の方が騒音が多いくらいです。
この物音問題は、例えば家が朝型か夜型かでも変わってくるので一概には言えないですが、朝も意外と集中できる時間帯だということは覚えておいてください。
適度な空腹状態を保っている
人間は、お腹がいっぱいの時より少し空腹の方が集中力が上がり、いいパフォーマンスを発揮できるようになります。
これは、昔人間が狩りをしていた頃の名残みたいですね。
夜は夜ごはんを食べ、夜食を食べたりしてお腹いっぱいのことも多いです。しかし朝は夜寝ている間に消化も終わり適度な空腹状態なので、集中するのにもってこいなのです!
時間制限があるので集中できる
朝はたいていの人が次の決まった予定がありますよね?中学、高校生は学校、予備校生は予備校です。そしてこれに間に合うように出かけなければなりません。
つまり、朝には終わりがあるのです。人間、締め切りが見えるとやる気が出ますが勉強も同じことです。
例えば机に向かったのが朝の6時だとして、朝ごはんの時間が7時からだったとしたら勉強できるのは1時間しかありません。
これなら集中できそうです。
途中でやめることで続きが気になる
先ほどの締め切りがあることのもう一つのいいことに、「勉強が中途半端で終わってしまうこと」があります。
夜に勉強していると、「キリがいいところまでやろう」と言って区切りをつけて終わらせてしまうのですが、次の予定が入っている朝はなかなかそんなふうにはいかないのが現実です。
これがどうしていいことなのかというと、次に勉強を始める時まで続きが気になってしまうからです。
また、次の勉強の際に問題にスムーズに入れることも大きなメリットの一つです。
朝の時間を毎日確保できる
夜の時間って、帰るのが遅くなったりして確保できないことってありませんか?夕方や夜は、その日のうちのしわ寄せがきてしまうのでなかなか思うように時間を取れないことが多いです。
特に、学生で言えば部活などに入っていたりすると帰るのが遅くなったりしてしまいます。
勉強を習慣化する上でこの時間のずれというのはかなり致命的です。
その点、起きることができれば毎日一定の時間を確保できるようになります。一日のスケジュールをピシッと立てている人にとってはありがたい話です。
夜に勉強するメリット
さて、次は夜に勉強するメリットについてみてみましょう。朝勉強よりはメリットは少ないですがメリットはあります。
記憶が整理されやすい
夜寝る前の勉強のメリットは、何と言っても勉強後すぐに睡眠が待っているので、覚えたことをすぐに記憶に定着できる点です。
なので、夜寝る前は、英単語や歴史などの暗記物がオススメです。また、リスニングなども音の響きが頭に残るので夜がオススメですよ!
静けさがあり集中できる
夜の静けさっていいですよね。これはいくつになってもそう思います。
なんでもない日に急にふらっと外出して見上げた月の綺麗さ、夜の静けさが印象的なシーンがあります。
夜の静けさは、集中するにはもってこいです!しかも、勉強している感じも一層出るのでなぜかやる気になってしまうんですよね。
勉強時間の確保が容易に出来る
何か用事など予定が控えている可能性の高い朝の勉強と比べ、勉強時間の確保は容易でしょう。
「とりあえず寝て、朝やればいいや!」なんて考えで、テストの範囲が勉強し終わらなかった、なんて経験はみなさんにもあるのではないでしょうか?
勉強時間の確保だからこそダラダラやってしまうという点もあるのですが、そこに気をつけてさえいれば、勉強時間が長く取れるという点で、夜の勉強は魅力的ですね。
朝勉強と夜勉強、自分に合った方を選ぼうーまとめー
朝勉強と夜勉強のメリットについて比較してきましたがいかがでしたか?
どちらも一長一短で良い点も悪い点もありそうですね。
一度朝勉強と夜勉強をどちらも試してみて、どちらが自分に合っているかをよく考えて効果的な勉強をしてくださいね。
効率よく勉強し、合格を勝ち取るためには自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
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