意外と知らない…都内美術大学の難易度&ランキングをご紹介!
絵を描いたり作品を作ったりすることが大好きで、時間の経過も忘れる位物を作り上げることに没頭できる!という人は、一度は美術大学を進学先の候補として考えた事があるのではないでしょうか。
そもそも美術大学とはどんなところなのか?一般的な大学受験と同じ準備で合格出来るのか?等、美術大学の基本的な情報をお届けします。
進路選択の際に是非お役立てください。
美大ってどんなところ?
基礎知識として、美術大学とはどんなところなのかをご紹介します。
創作活動が『好き』を超えたレベル
美術大学の一般的なイメージとしては、
『美術大学って、絵や物作りが大好きな人達の集まりで、学生のこだわりが強く、クリエイティブな感じ』という印象を持たれている方が多いのではないかと思います。
決してずれた認識ではありませんが、単に美術部に所属していたので入学しました、というレベルではないのが、美術大学の特徴の一つです。
キャンパスライフがおしゃれ!という事が少なく、自分の身なりを考える暇もなく作品作りに膨大なエネルギーを消費しています。
実技の授業では、絵を描くコツや上手に見せる方法等を教えてもらえるのかな?と思いきや、そのようなレクチャーに焦点を当てた授業は殆どなく、自分で学び、自分で深め、分からないときに教授を頼るというスタイルです。
答えが一つあるという学問ではないので、終わりがない世界を突き詰めていく環境で、作品に対する意欲を課題にぶつけていくイメージです。
課題に対しての評価を頂けるのは大学の教授で、その道の専門家でありプロフェッショナルですから、そういった偉大な人から感想や意見を頂き更なる高みを目指していける環境が大学には整っています。
美大の最高峰『東京芸術大学』
美大を目指す人もそうでない人も、芸術大学といえば?と聞かれて真っ先に思い浮かべるのが『東京芸術大学』ではないでしょうか。
こちらの大学を深掘りしてみたいと思います。
東京芸術大学とは
国内の美術大学の中で最高峰と言われているのが、東京芸術大学です。
上野公園のすぐ近くにあります。
入学が困難で、浪人してでも東京芸術大学にこだわりたい!という受験生も多い大学です。
絵画科等を擁する美術学部、器楽科や声楽家等の音楽学部、研究科のある大学院で構成されています。
東京芸術大学に入るには
入試で特徴的なのが、殆どの学科で実技の試験が行われる事です。そして、実技試験の結果で合否が決まってしまいます。
美術学部を目指す受験生は、合格するために高校在学中に美術予備校に通い、技術を懸命に磨くのです。
美術予備校では、日本画、デッサン、油絵、彫刻等の知識や技術を身につけます。
単に、高校の美術部に所属していました、というレベルでは太刀打ちが出来ないということになりますね…。
更に入学の狭き門である要因として、入学試験は実技だけではないという事が挙げられます。
大学入学共通テストも受けなければいけないのです!
二次試験の実技試験が優先されるものの、学力もないと合格できないということになるのです。
河合塾から出している偏差値、共通テスト得点率データでは、
美術学部…共通テスト得点率52%~86%、偏差値65.0
となっております。
学力も技術も…狭き門であることは間違いありません。
東京芸術大学に次ぐ美大
東京芸術大学のレベルの高さに唖然としてしまいますが、そこに次ぐ美術大学をご紹介します。
武蔵野美術大学
通称『ムサビ』と呼ばれている、武蔵野美術大学です。
後述でご紹介します、多摩美術大学と同じランクで、一般の大学で例えると早慶レベルと言われています。
こちらは私立大学なので、学費が高いのが特徴です。
学園祭が非常に有名で、一日では見きれない位のイベントや展示作品があります。
学部は『造形学部』のみです。
多摩美術大学
武蔵野美術部大学とよく並べられるのが、『タマビ』と呼ばれている多摩美術大学です。
https://www.tamabi.ac.jp/index_j.htm
こちらは八王子にキャンパスを構えており、周りは山に囲まれています。
建物がスタイリッシュです。
こちらも私立大学なので、学費は高いですが、課題が多いのが特徴で、充実の美大生活が送れます。
5美大とは?
上記の武蔵野美術大学と多摩美術大学を含めた『5美大』というカテゴリーが存在します。
一挙にご紹介します。
5美大一挙紹介
『5美大』とは、以下の5つの美術大学を指します。
- 武蔵野美術大学
- 多摩美術大学
- 東京造形大学
- 女子美術大学
- 日本大学芸術学部
レベルは、武蔵野美術大学と多摩美術大学が早慶レベルとすると、東京造形大学がMARCHレベル、女子美術大学と日本大学芸術学部が日東駒専レベルに相当します。
日本芸術大学芸術学部は、演劇や写真に関する学部が人気の為、学部にフォーカスすると、絶対に日本大学芸術学部はがいい!とピンポイントで目標設定する人もいるのではないかと思います。
まとめ
美術大学の基本的な情報をお伝えしました。
美大と一言で言っても、実技試験が非常に重要であったり、学力も必要であったり、簡単には入ることが出来ないという事が分かりました。
私立大学は、例えば武蔵野美術大学のように、国語と英語の2教科受験という所が多くあります。
5美大以上のランクを目指すには、高校生のうちからしっかりと予備校に通い、技術を磨きながら学科試験対応も同時に行わなければなりませんので、『自分は美大へ入るんだ!』という強い覚悟が大事です。
そこまで本格的に考えることは出来ないという人は、一般大学の中にも美術系の学部を配置している大学があるので、そちらも参考にしてみると良いでしょう。
美大受験の場合、技術だけでなく学科試験対策も必要ですが、科目が絞られている私学は、非常に的を絞って勉強しやすいので、効率よく勉強を進めていけば必ず門戸が開きます。
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