私立中学受験についての基礎知識
私立中学受験についての基礎知識
中学受験は、受験を考える小学生にとって、おそらく初めての試練です。
中学教育は義務教育ですので、
私立中学受験はすべての生徒が受けるものではありません。
そのため、学校ごとに試験の方法や、問題の傾向が大きく違い、
高校受験や大学受験と比べ入試の対策も違ったものになります。
試験会場で問題を解くのはお子様本人ですが、
そこに至るまでの過程では、親御さんのサポートが必要不可欠です。
近年は、公立の学校で「中高一貫校」が広がってきており、
「一貫校は私立」という時代ではなくなりました。
そのため、私立の一貫校も学校として生き残るために、
学校独自のプログラムや、特定の分野に力を入れたカリキュラムなど、
偏差値だけではなく、学校の特徴を前面に押し出すようになりました。
現在は、お子様の将来の夢・目標に合わせて、様々な選択肢が可能となっています。
私立受験は高校受験や大学受験とどのように違うのか
例えば、大学受験にはセンター試験があり、高校受験には共通問題があります。
しかし、中学受験にはそのようなものはございません。
ですので、各学校は嗜好を凝らした、くせのある問題を出題する傾向にあります。
また、高校受験では、中学校の時の内申点が大きく加味されますが、
中学受験では小学生の時の成績を加味することはほとんどありません。
面接による選抜を行う学校もほとんどなく、
純粋に入試の点数のみでの選抜が主となります。
以上の点を考えると、中学受験はある意味高校受験より難しいように見えますが、
高校受験が基本的に志望校の試験は1回しか受けられないのに対し、
同じ中学校が複数回試験を行うことがあります。
志望する中学校が複数回試験を行う学校の場合、
入学できるチャンスが複数回あることになります。
この3点が、中学受験が他の受験と違う大きなポイントとなります。
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