【日本史】必要な対策は人によって違う?!志望校に合わせた大学受験の勉強法
大学受験日本史の正しい対策法
今回は、
大学受験の日本史対策について紹介していきます。
「どの大学を受けるにも日本史の勉強の仕方なんて同じでしょ?」
「東大の日本史は論述中心だから、
論述対策の問題集をやりこまなきゃ…」
そう思っている受験生も多いと思います。
ですが、本当にそうでしょうか?
本当に必要な対策は何なのか、
志望校に合わせて
大まかなイメージをお伝えし、
さらに東大の対策については、
具体的に紹介していきます。
まず、志望校によって異なる
日本史の勉強のゴールイメージを
ざっくりとつかみましょう。
東大志望か、
東大以外の国立大か、
私立大学かによって、目指す完成度はかなり変わってきます。
東大志望の日本史対策
共通テストの日本史とは別の科目だと思おう
まず、
共通テストの日本史と東大二次試験の日本史は、
まったく別の科目と思ってください。
※まだ問題を見たことがない人は、
過去の問題を見てみましょう!
なぜかというと、
東大の日本史は知識よりも考察力を問う問題が多く、
場合によっては、
日本史の知識が必要なのか?という問題もあります。
少なくとも、
一問一答の内容を完璧に覚えても、
東大の入試で高得点は狙えません。
東大志望の人で、
センター試験では倫理や政治経済、
二次試験でのみ日本史を選択するという人も
少数派ですが存在しているくらいです。
東大2次試験で日本史を使う人は、
共通テストの日本史の勉強が一通り終わったら、
東大の過去問を勉強しましょう。
東大日本史の問題ってどう解くの?
東大の日本史論述は、
第1、2、3問までと第4問は
切り離して考えてほしいと思います。
第1、2、3問は、
政治や文化、経済の流れをしっかり理解したうえで、
問題文の資料を読み解くことが重要です。
第4問は、近現代の問題が多く、
他の問題に比べて知識が問われる問題なので注意が必要です。
近現代に関しては日本史の知識を身につけることも重要です。
ただ、全体を通して一番多い失敗例としては、
自分の覚えた知識が先行して、
問題文だけ読んで資料とは全く関係ない知識を披露してしまい、
結局点がもらえないことです。
あくまで問題と資料に沿って、
資料から何を読み取らせたいのか、
出題者はこの問題によって何を考えさせたいのかを、
じっくりと考えることが必要です。
一番おすすめの参考書は過去問
過去問を解きましょう、というと
「えっ過去に出た問題はもうでなくない?」
と思う人も多いと思いますが、
実は東大は、
同じ問題が、何度も何度も出題されます。
過去問をやる際には駿台の青本がおすすめです。
さすが東大とうなりたくなるほど、
東大は問題の質が高いので、
過去問の解説を読み込んでいるだけでも、かなり歴史の流れが理解できます。
東大の場合は、
そもそも与えられた資料が読み解けないと点数がとれないので
問題集などで論述の型を覚えるよりも、
資料からどのように読み解き
どのようにまとめればよいのかを過去問から学ぶことが一番近道です。
過去問をしっかり読み込みながら、
日本史の全体的な流れがわかりやすい問題集で
各時代ごとに政治をどう整えたか、
政治と文化の接点や経済の仕組みの変化などを
自分の頭でしっかり理解していくようにしましょう。
この際に使う教材としては、
『東大合格への日本史』がおすすめです。
得点源にしたい人や余力がある人は、
受験生向けではないので少し難解ですが、
『日本史リブレット』という本を読むのもいいですよ。
東大の教授がかいているだけあって、
しっかりと歴史の流れがわかる本です。
私立大学志望の日本史対策
東大入試の対策とは逆に、
私文の場合は、とにかく大量の知識が必要です。
特に早稲田志望の受験の場合は、
教科書をほとんど覚えたような状態から
ようやく日本史の受験勉強がはじまるといわれるほど、
細かい知識が必要になります。
マニアックな問題も、
意外と日本史オタクの人が高得点をとったりするので
私立の日本史を使う人は、
日本史を得点源にしたければこうした人たちとの戦いになることを
覚悟しておきましょう。
国立大学志望の日本史対策
国立大志望の方は、
2次試験で本当に社会が必要なのかをまずは確認しましょう。
意外と二次試験に社会が入っていない
大学・学部があるので注意が必要です。
二次試験で日本史が出る場合は、
論述対策をしっかり求められることが多いです。
基本を固めたら、論述対策にちゃんと時間を割くようにしましょう。
このように志望校によって、勉強の仕方がかなり変わってきます。
ゴールを見ずにいきなり勉強し始めると回り道になりかねないので、
必ず自分の志望校の傾向を確認しましょうね。
大学受験日本史の正しい対策法まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから対策を始める人は、
まずは自分の受ける大学の過去問や傾向を知ることが
重要ですよ。
範囲が広く細かいイメージがあると思いますが、
ゴールを見据えて一歩ずつ着実に仕上げていきましょう!
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