【化学】暗記はメリハリがカギ!大学受験の理論の勉強法とおすすめ問題集
前回は、有機についてご紹介しました。
【化学】全部暗記は必要なし!大学受験の有機の勉強法とおすすめ問題集
今回は、
理解すべき内容が多いと言われる、
理論化学についてです。
理論化学の勉強のポイント
理論化学の勉強時期の目安
理論化学は
無機化学や有機化学と違い、
数学のように理解しなければいけない問題が多いので
定着に時間がかかります。
理論化学の分野の勉強は、
極力9月いっぱいくらいまでに、
一通りすべて理解しておきたいですね。
なので、遅くとも
高3の4月には手を付けはじめたいところです。
理論化学の勉強のコツ
理論化学の難しいところは、
初めて習う人にとって、
何は頭でしっかり理解しなければいけないのか、
何はまる覚えしなければいけないのか、
なかなか判断がつきづらいところです。
たとえば、
酸化還元反応であれば、
どの物質が酸化剤で、どの物質が還元剤なのか?
NNO4-が酸化剤として反応するとMn2+になる
などのように、
各酸化剤と各還元剤の反応前と反応後のイオン式は
まる覚えをしないといけません。
一方で、
反応式の作り方や酸化還元反応式の作り方などは、
ちゃんと頭で意味や流れを理解しないといけないものです。
ここで、
酸化還元反応式のみをまる覚えしたとしても、
応用が利きません。
私も経験がありますが、後でとても苦労することになります。
分子の形なども、
電気陰制度や結合の手の数などと絡めて
理解しないといけません。
他にも応用できるものはそのまま丸暗記ではなく、
誰かに説明できるくらいに丁寧に仕組みを頭に入れましょう。
理論化学のおすすめの参考書
ここからは、
ぜひおすすめしたい参考書を紹介していきます。
化学の勉強法のところでもお話したように、
基本的には、
化学が得意な人、
化学のことをしっかりわかっている人に
教えてもらうのが一番良いです。
理論化学の基本固めにおすすめの参考書
独学でやる場合には、
内容をかみ砕いてしっかり書いてあるものを
使用してほしいです。
『宇宙一わかりやすい』シリーズ
『金田のおもしろいほどわかる』シリーズ
『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』シリーズなどが
おすすめです。
化学の参考書は、
細かく書こうとすればいくらでも
細かく書けてしまいます。
『科学の新研究』などのような、
詳しく書かれまくっているものを最初に使ってしまうと
何が必須事項で、
何が参考程度の内容なのかわからなくなります。
『科学の新研究』事態はとってもいい本なので、
『新問題演習』などで基本を身につけてから
行うとよいです。
どの参考書が一番良いかは、
人によっても、時期によっても変わってきます。
人の話をうのみにせず、自分に合わせて選びましょう。
理論化学実践におすすめの問題集
まずは、
このような参考書を使って
理解するべきところとまる覚えしなければならないところを
しっかり勉強し、
そのうえで、
『新標準問題演習』『重要問題集』『セミナー』などの
問題集に取り組んでほしいです。
これらの問題集に取り組む際には、
答えがわからなければすぐに答えを見て、
問題とセットで、周辺知識も含めて覚え直すようにしてください。
余力がある人は『新演習』にも取り組むのもおすすめです。
巷では難しすぎて手を出すべきではないと言われていますが、
実際難しいのは最初の問題くらいで
解説を読めばわかりやすい問題が多いです。
解説が丁寧で、
これまであいまいだったところもどんどん知識がつながり
纏まっていくような良い本なので、
ぜひチャレンジしてみてください!
理論化学の勉強法まとめ
いかがでしたでしょうか。
このような状況下で、
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