物理重要問題集を使いこなして、入試問題物理で高得点を狙おう!
物理重要問題集は大学受験における物理・物理基礎の定番の問題集です。学校で配布されるケースも多く、たくさんの受験生に使用されています。
中堅〜難関大学の過去問から、頻出の問題が網羅的に収録されており、難関私立大学や国公立大学を目指す受験生におすすめの問題集です。
この記事では、物理重要問題集を使いこなすための勉強法について解説しています。
2021 物理重要問題集 物理基礎・物理|チャート式の数研出版 (chart.co.jp)
物理重要問題集の対象者は?
物理重要問題集を使ったほうが良い人はどのような人なのでしょうか。まずはそこからみていきたいと思います。
一通り教科書や参考書を終わらせた人
学年に関係なく、一通り教科書や参考書を終わらせて理解した人は、物理の重要問題集を始めてみるといいでしょう。
重要問題集は入試問題を使っているので参考書とは一味違います。
参考書の簡単な問題が解けても、入試問題になると解けなくなることは多いので、問題に「慣れる」ということを考えても一回解いてみてください。
大学入試は情報がとても大事です。周りの受験生より少し早く入試問題の傾向を知っているだけでも有利になることができます。
難関大学を目指す受験生
難関大学、特にMARCH以上の大学を志望している受験生は、まずこの物理重要問題集に取り組めば間違いはないでしょう。
問題数がとても多いので、夏休みなどの長期休暇から始めておかないと到底間に合いません。
早め早めに進めて後々焦らないようにしておきましょう。
入試問題にどんどん取り組みたい人
物理重要問題集は、その全ての問題が、各大学で実際に出題された問題を使用しています。そのため、真に迫った問題集だといえます。
物理のエッセンスや、セミナー物理では、これほど入試っぽい問題はやれないので、基礎の勉強を終えた人が、受験レベルの問題に挑むのに丁度良い参考書だと思います。
物理重要問題集の素晴らしいところ
物理重要問題集はどこが素晴らしいのでしょうか。物理重要問題集の良さに注目してみていきましょう。
受験物理のほぼすべての範囲を網羅できる
物理重要問題集は、他の有名な問題集である『物理のエッセンス』『良問の風』『名問の森』と比べても圧倒的な問題数を誇ります。
なので、受験物理のほぼすべての範囲を網羅できます。
範囲も力学から原子分野までまんべんなく出題されているので、何周もやり込めば、どの問題が出題されてもまったくわからないということはなくなります。
今までインプットしたことをアウトプットするための問題集として活用し、自分の知識の確認を行いましょう。
最近の入試傾向を知ることができる
物理重要問題集は毎年改訂され、常に最近の入試問題で作成されています。
これによって、最近の入試傾向知ることができ、対策を立てられるのがメリットの1つです。
このようなことを知ることによって、自分の勉強方針を立て直すことができるのが特徴となっています。
物理重要問題集の構成
物理重要問題集はいくつかの構成から成り立っています。その一つ一つはどのようなものでしょうか。
問題集本体
出題テーマごとに分かれた20章と考察問題(思考力・判断力・表現力を図る問題)1章の計21章で構成されています。
問題はA問題とB問題の2種類に分かれており、150問ほど収録されています。
毎年新しいバージョンに改訂されており、数問ずつ収録されている問題が入れ替わっています。
A問題
大学受験における標準的な頻出問題です。A問題を解くだけでも網羅性のある学習が可能です。
あくまで大学受験レベルの標準なので、受験勉強を始めた人がいきなり解きはじめるには難しいです。
A問題は物理重要問題集の9割近く(140問ほど)を占めています。より重要な問題だけ解きたいという人は「必解」マークのついた問題(80問ほど)だけを解くという方法もあります。
B問題
より難易度が高く、応用力をつけるための問題となっています。
B問題は15題ほどと問題数が少なく、テーマが複合的な応用問題なので網羅的な学習をするという観点では優先順位が低くなります。
各単元のA問題ができていればそのまま解き、A問題がまだできていなければ2週目以降で解くと良いでしょう。
別冊解答
別冊解答は168ページと問題集本体を超えるボリュームとなっています。
模範解答としての詳細な解答・図や絵を使った説明・関連事項を補う注など、充実した内容となっています。
ただし、どのように考えてその解答が導き出されるかについては、さほど詳しい説明が載っていないため、解説の読解にはある程度の物理の知識があり模範解答の意図を読み取る読解力が必要です。
物理重要問題集の勉強法
それでは最後に、物理重要問題集を使った勉強法を紹介していきます。ぜひこの順番でトライしてみてください。
まずはA問題を解く
物理重要問題集の使い方としては、まず「A問題をすべて解ききる」ことを行ってください。
A問題は1日3題ペースで進めていけば約1か月半で終わります。
ここで意識してほしいことは、1問1問時間をかけて考えることです。
中堅大学程度なら解法暗記でも点数は取れますが、MARCH以上になってくると暗記力というよりは「思考力」がとても重要になってきます。
薄っぺらな知識では全く解けません。時間をかけて問題に取り組むことで後々実力が伸びてくるので考えることは決してサボらないようにしてください。
志望校に応じてB問題を解く
A問題を一通り解き終わったら、次は自分の志望校に応じてB問題を解いていきましょう。
特に旧帝国大学を目指している人には、B問題もすべて解いておくといいでしょう。
B問題はA問題の数段上を行く難易度となっているので、最初からすべて解けることはまずありません。
20~30分程度しっかりと考えて、問題を解いてみましょう。
また、このレベルになると解説を読んでもわからないことがよくあると思うので学校の先生や塾の講師の方に質問をして解説してもらうことを心がけてください。
間違えた問題は何回も復習をして完璧にしておくこと
どの教科においても言えることなのですが、復習を行って自分の実力をつけていくことが最も重要です。
問題集は1回解き終わってそのままだと実力はつきません。
問題を解いた次の日は必ず復習をし、それだけではなく、何回も繰り返し復習をして自分のものにしていきましょう。
物理重要問題集を使いこなそう-まとめー
物理重要問題集を使いこなすための勉強法や、物理重要問題集を使った方が良い人などについて触れてきました。
これから大学受験を控えている高校生にとってこの物理重要問題集を使いこなせるかどうかは受験の結果にも大きく関わってきます。ぜひ使いこなしてくださいね。
効率よく勉強し、合格を勝ち取るためには自分に合った勉強法を見つけ、そのコツを身につける必要があります。
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