【共通テスト(センター試験)】リスニングでつまずかない勉強法とは
センター試験ではリスニングの配点が少なかったのですが、共通テストからは英語の筆記とリスニングの割合が1:1になりました。そのため、勉強せずにトライ出来るものでもありません。今回はリスニングに苦手意識がある方のためにリスニング勉強法とおすすめの参考書を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
共通テスト(センター試験)英語リスニングの出題内容と変更点とは?
まずは共通テスト(センター試験)英語のリスニングについて詳しく知る必要がありますね。どのような配点になっているのか、や出題範囲、またセンター試験からどのように変更したのかについて詳しくみていきましょう。
リスニングの配点、出題範囲とは?
【配点】100点満点
【問題構成】
第一問 | A 短い発話を聞いて同意文を選ぶ B 短い発話を聞いて内容に近いイラストを選ぶ |
第二問 | 短い対話を聞いて問いに答える(イラスト) |
第三問 | 短い対話を聞いて問いに答える |
第四問 | A モノローグを聞いて図表を完成させる B 複数の情報を聞いて条件に合うものを選ぶ |
第五問 | 講義の内容と図表の情報を使って問いに答える |
第六問 | A 対話を聞いて発話の要点を把握する B 長い会話や議論を聞いて問いに答える |
センター試験からの変更点は?
一回読みの問題が出題されるようになり、難易度が上がっています。
そして、配点が50点→100点に増加しました。(実際の配点が大学ごとに異なります)
大きく変更したのは以下の三つです。
- 英語の音声が1回読みと2回読みの問題がある
- アメリカ英語、イギリス英語に加えて、非母語話者の英語が流れる問題がある
- 思考力を問う問題の増加
共通テスト(センター試験)英語のリスニングの勉強法
それではいよいよ共通テスト(センター試験)英語のリスニングの勉強法について詳しくみていこうと思います。
英単語を知る
音で聞き取れるかの前に、”聞いた英単語を知らない” 状態だと意味がないですよね。
だから、聞き取りの練習をはじめる前に、参考書の解説等に書いてあるリスニング文章を読み、知らない単語がないか確かめましょう。
もし知らない単語が多い場合は、英単語帳で英単語を学んでからリスニングの勉強を始めましょう。
ゆっくり流れる音声で音が聞き取れるようにする
本番の音声の速度は意外と早いです。
まずはゆっくりでよいので聞き取れるようになりましょう。
このとき、初めて聞く文章をゆっくりの速さで流して聞いても、あまり効果はありません。
出てくる英単語を知っているか確かめていないからです。
だから、まずは文章を読む “音読” から始め、聞ける前に “読める” 状態を目指しましょう。
その上で、読める文章をゆっくりの速度で聞きとれるか確かめましょう。
標準の速さで流れる音声で音が聞き取れるようにする
ゆっくりの速さで流して聞き取れるようになったら、次は速度をあげます。
そのために音読の次のレベルの勉強をします。
これを “オーバーラッピング” といいます。
リスニングの音声が流れたら、聞いた文章を後追いして発音することです。
はじめは文章を読みながらでよいので、速さに慣れましょう。
速さに慣れたら、徐々に耳で聞いて発音する割合を増やしましょう。
最終的に聞いた文章をそのまま言えるようになったら、標準の速さでながれる音声で音が聞き取れる状態になったと言えます。
音声を聞きながら頭の中で訳すことが出来るようにする
最後は、音声を聴きながら頭の中で訳すことができたら完成です!
そのためには音声を聴きながら訳す “シャドーイング” をします。
シャドーイングについては「英語初心者におすすめのシャドーイングのやり方と効果」
英語初心者におすすめの「シャドーイング」のやり方と効果 – エキサイト英会話 (excite.co.jp)をご覧ください。
共通テスト(センター試験)英語のリスニングにおすすめの参考書
最後に、リスニングを勉強する時にどのような参考書で勉強すれば良いのかおすすめの参考書を紹介しましょう。
基本的にカエル英語の本 発音ABC
この本はアルファベットの発音から始まり、最後は「大きな古時計」の歌を正しい発音で言えるようになることで、カタカナ英語からネイティブに伝わる英語へと変わることができる本です。
最初に正しい発音を覚えることで、後のリスニングの勉強が効率よくできますので、ここでしっかりとマスターするようにしましょう。
小学生から使える正しい発音を習得するための本です。
英検問題集3級もしくは2級
「基本にカエル英語の本 発音ABC」で正しい発音を身につけた後は、英検の問題集を使ってリスニングの問題を解いていきます。
最初は一通り解き、答え合わせをして、間違えた問題や聞き取れなかった問題の本文を何回も聞き、かつ音読をしましょう。
ネイティブの発音とみなさんの発音が近づいてくれば、自然と音が聞き取れるようになります。
また、二次試験用の問題集(面接対策)もリスニングとしては使えますので、会話表現のストックを増やす意味でも、こちらの問題集にも取り組んでみましょう。
自分のレベルに合ったところから始めましょう。
イチから鍛える英語リスニング入門編
英検問題集で数多くの問題にあたった後は、いよいよ大学入試用の問題集を使っていきます。
この問題集はレベルが英検準2級となっていますので、最初にやる問題集としては非常に使いやすい問題集です。
加えて、聞き取り方のコツやリスニングの勉強法も随所に詳しく書かれているため、リスニング力を高めるにはうってつけの教材といえます。
きめる!共通テスト英語リスニング
共通テストの傾向に合わせた対策ができます。
「きめる!」シリーズは共通テスト対策の傾向にあった内容を詳しく解説しているのでわかりやすいと評判です。
『きめる! 共通テスト英語リスニング』はより本番に近い内容になっているので、他の参考書を完璧にした上で臨むとよいでしょう。
共通テスト(センター試験)英語のリスニングで高得点を取ろう
ーまとめー
共通テスト(センター試験)英語のリスニングについて色々とみてきました。勉強の仕方やおすすめの参考書も紹介してきましたね。
自分のレベルに合ったものを選び、センター試験の時よりもさらに重要視されることになったリスニングを攻略してくださいね。
それでもなかなか勉強の仕方が分からないという人もいるかもしれません。そのような方はぜひ桜凛進学塾に相談してください。
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