【迷っている人へ】世界史の一問一答の勉強法とおすすめ一問一答とは?
世界史の受験勉強を始めたばかりで、どのような参考書や問題集を使えばよいか、まだよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
世界史対策の勉強法に悩むようなら、迷うことなく「一問一答」に着手するのがおすすめです。
今回は「一問一答」の勉強の仕方と有名なおすすめ3冊を紹介しています。
世界史の一問一答について
世界史の一問一答は何が良いのか、また使うタイミングはいつが良いのかについて詳しくみていくことにしましょう。
メリットについて
通史理解や論述力が試される科目でもありますが、世界史はやはり暗記科目です。
難関国公立の試験でも教科書にあるような用語は完璧に覚えていないと勝負のステージに立てません。
また、難関私立大の場合は、重箱の隅をつつくような細かい用語までもが出題されます。
こうした世界史に関連する用語を効率よく暗記するために一問一答を超える参考書は一つもないでしょう。
一問一答は、英単語帳のように高速でインプットとアウトプットを繰り返すことができ、赤シートを使えば思い出すための訓練をもすることが出来ます。
また、レベル別に単語が分類されているので、自分の世界史学習段階に合わせた勉強を行うことができます。
使うタイミングについて
一問一答集を使い始めるタイミングは、世界史の流れをつかんだ後にやるといいでしょう。
ただ、流れを把握するのにはあまり時間をかけない方がいいです。
例えば、分厚い参考書をじっくり読もうとすると時間がかかりすぎてしまい、一問一答に十分に時間をかけることができません。
比較的短期間で読めるような参考書で読んでいくと良いでしょう。
なお、流れをつかむ期間は1~2週間でさっと仕上げるようにしましょう。
一度目は軽く世界史の流れをつかみ、その後再度じっくり参考書を読みつつ、一問一答の問題集を解くようにしましょう。
一問一答が必要な理由
大学受験の世界史を勉強する上での最終的な目標は、歴史の流れやそれぞれの出来事の因果関係を理解することです。
そしてその土台となるのは、歴史用語とその意味についての正確な知識です。
覚える知識量が膨大な世界史では、ひとつひとつの知識を定着させることが非常に重要です。
近年、思考力・表現力を重視する出題が増えてきていることは事実ですが、そもそも正確な知識がなければ思考することもできません。
そうした基礎知識の定着のために役立つのが、「一問一答」形式の問題集なのです。
一問一答の効果的な使い方
それではさっそく効果的な使い方についてみていきましょう。
いくつかのポイントがあります。
最初から細かいところまで覚えない
最初から細かい内容を覚えないことです。
一問一答集の中の全ての用語まで最初から覚えようとすると間違いなく途中で挫折をします。
最初は用語集の中で「最重要単語」だけを覚えるようにして下さい。
これに絞るだけでも覚えるべき用語が全体の半分程度に減ります。
早慶の世界史では重箱の隅をつつくようなマニアックな用語がよく出題されます。
しかし、だからといって最初から難しい用語まで覚えてしまうと最後までたどり着けない可能性が非常に高いです。
そうならないように、教科書の太字レベルの用語から確実に覚えるようにしましょう。
覚えていないところを徹底的に覚える
最初に覚えているかどうかのチェックをします。
赤シートで答えを隠し、用語が言えるかどうか一つ一つ確認していきます。
覚えていなかった用語は印をつけていきます。
そして印の数がある程度増えてきたら、きりのいいところでチェックを終えます。
次に覚えていなかった用語を覚えていきます。
一通り覚えたらしっかりと覚えたかどうかを再度チェックします。
ここで全て覚えていればOKですが、そうでない場合は再び覚えていない所を覚えるようにしましょう。
その日のうちに完璧に覚えられるようにしましょう。
そして、次の日にもう一度復習します。
時間を空けてチェックすることで記憶の定着度を高めることができます。
授業の直前直後に一問一答を確認する
「一問一答」を使うのに特におすすめのタイミングは、授業の直後や直前です。
授業を聞いた後すぐに使うことで、記憶が新しいうちに知識の定着を図ることができ、理解が曖昧な部分を確認することもできます。
また、歴史の授業では、前回習ったことが次の授業にも出てくることがほとんどなので、授業の直前に「一問一答」で復習しておくことで、「この人誰だっけ?」「この言葉ってどういう意味だっけ?」という事態に陥ることを防ぎ、毎回の授業がより深く理解できるようになります。
さらに、「一問一答」は休み時間や通学時間といった短い時間でも、効率良く学習することが可能です。
おすすめの一問一答
それでは最後におすすめの一問一答を紹介していきます。
それぞれに良さがあるので自分に合ったものを選びましょう。
学研出版 斎藤の世界史B一問一答
まず、学研出版による世界史一問一答を使うべき人は、慶應義塾大学や早稲田大学などいわゆる難関私立と呼ばれる大学を世界史で受験する受験生です。
学研出版はレベル分けがキレイになされており、共通テストレベルから難関私立大で聞かれているような難用語もカバーしていることが特徴です。
文化史やそれぞれの地域史だけでなく、ヒトの移動や病気などのテーマ史を含めた幅広い世界史用語を網羅しています。
まずは星の数が多い用語だけを覚えるために何周もして、身についてきたら星の数が少ない用語を覚えていきましょう。
山川 世界史一問一答
山川出版社の世界史一問一答は、東大京大をはじめとする難関国公立受験生のための問題集と言えます。
教科書としても定番の山川一問一答では、難易度が3段階に分かれており、教科書記載の難易度と一致しています。
つまり、教科書レベルの単語を覚える上で非常に参考になる難易度表記となっているわけです。
さらに、世界史単語一つ一つの説明がしっかりとされており、世界史用語集の代わりとしても使えます。
掲載語数も学研と比べると多いわけではありませんが、知識よりも世界史の理解が問われる難関国公立を受験する受験生にとっては十分な量だと言えます。
非常に細かな世界史用語を問わない私大の受験生も用いることが出来ます。
また、共通テストのみで世界史を使う理系の受験生でさえも効率的に必要なだけの世界史単語を覚えられると意味で非常に使い勝手の良い参考書となるでしょう
Z会 入試に出る 世界史B 一問一答
Z会から出ている入試に出る世界史B一問一答は難関私大向けの参考書です。
この本は「通史」「地域史」「難易度が高い用語」の3つに分かれており、しかも収録されている語句数が多いのが特徴です。
また、この本を使うことで地図や年表などの知識も確認することができます。
ただ、難易度は高いので世界史勉強初心者が使うのはあまりおすすめできません。
一問一答を上手に使いこなそう-まとめー
一問一答を上手に使いこなすことが出来れば、大学入試の強い味方になりそうですね。
一問一答にもいくつかの出版社から出ているものがあるので、その中で一体どの一問一答が自分に合っているのかというのを探してぜひ効率的に勉強してくださいね。
YouTubeでも世界史一問一答の勉強法を解説しています!併せてご覧ください!
それでもなかなか勉強の仕方が分からないという人もいるかもしれません。
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桜凛進学塾では、効率的な勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
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