ドラゴン桜で見る最新の英語勉強法!ぼそぼそシャドーイングとは?
ドラゴン桜、ご存じですか?
伝説の弁護士桜木先生(阿部寛さん)と、元教え子で現在弁護士の水野先生(長澤まさみさん)がタッグを組み、龍海学園の再建に伴い、落ちこぼれの生徒達を半年で東京大学に合格させるという受験ストーリです。
第七話で、英語の特別教師由利杏奈先生(ゆりやんレトリィバァさん)が、非常にオリジナリティー溢れる英語勉強方法を生徒達に伝授し、生徒の英語力をグッと引き上げています。
英語は大学受験において最重要科目。
どのような勉強方法が、落ちこぼれの生徒達に響いたのか、第七話のあらすじを元にご紹介します。
Let’s get started!
東大入試のリスニング
ドラゴン桜の生徒は東大を目指していますが、東大入試において、リスニングというのはどの程度重視されているのでしょうか?
配点が4分の1
東大入試において、リスニングの配点はなんと、英語試験の約4分の1を占めています!
センター試験から共通テストへの移行に伴い、共通テストのリスニングを東大入試に組み入れるという決定も下されています。
東大入試にリスニングは避けて通れない道。
しっかりとリスニング力を鍛えておかなければいけません。
リスニング力を鍛えるには
では、リスニング力を鍛える為に、ドラゴン桜に登場した英語教師の由利杏奈先生(ゆりやん)は、どんな方法を生徒に伝授したのでしょうか?
放映された番組中から抜粋してご紹介したいと思います。
表情筋を鍛える
リスニング力強化!と考えた時に、意識するのは『耳』だと思いますが、由利杏奈先生は『大事なのは顔、特に頬の表情筋』と言っています。
英語は口をしっかりと動かし、表情筋を使って言葉を発します。
しゃべる時の表情やジェスチャーも非常に豊かです。
英語は、ただ耳で聞いて覚えるのではなく、きちんと自分の言葉で英語を発し、それを耳で聞き、また発するというサイクルがあって初めてリスニング力が鍛えられます。
『別に、英語を話したいわけじゃないから、聞く力だけつけばいい』
と考えている人は、なかなかリスニング力は伸びない、と、由利先生は考えています。
適当に真似をする
とにかく、身振り手振りを使って英語を話し、『雰囲気』を真似をすることが近道です!
ドラゴン桜の放映でも、由利先生がコミカルなダンス、大きな声、表情も様々に変化させながら、体で英語を表現しているシーンがあり、最初生徒はあっけにとられていましたが、恥ずかしながらも真似をしているうちに少しずつ英語という教科に苦手意識を持たなくなっていきます。
じっと座って英語を何度も聞いているシーンは一度もありませんでした。
ダンスしながら英語を話す由利先生を恥ずかしがらずに真似をする、顔の筋肉を使って表情も作る、そうすることで、英語を話す為の顔&体作りが出来る!というのです。
『これはトレーニング、スポーツと一緒』
英語を勉学と捉えないやり方が、英語との距離をグッと縮めている感じがします。
この時、英語がきちんと発語出来ていなくても大丈夫。
真似することは『英語を話している雰囲気』ですから、真面目に考え過ぎて、文法を頭の中で並べる必要など全くありません!
ぼそぼそシャドーイングとは?
体も良く動くようになり、顔の筋肉もトレーニングバッチリ!となったら、ウォーミングアップは終わりです。
次のステップは、ぼそぼそシャドーイング。
ぼそぼそシャドーイングって一体どんなことをするの?
解説していきたいと思います。
シャドーイングって?
まず、シャドーイングとは何か?についてご説明します。
英語の音声を耳で聞き、即座に復唱をし、何度も繰り返すことをシャドーイングと言います。
ポイントは、英語の音声からなるべく遅れないように復唱をするということです。
東大のリスニング問題を確認してみると、音声が非常に速く、文章も長い!
そのため、聞き取れない箇所が発生するとそのままずるずると分からなくなってしまうという事態に陥ります。
シャドーイングを根気よく続けることで、音声の速さや聞き取るポイントの拾い方に慣れるということです。
適当に小さな声で
ぼそぼそシャドーイングの一番のポイントが、『ぼそぼそと小さな声で復唱をする』という点です。
表情筋に意識を向けてシャドーイングをしようとすると、確実に発語が遅れます。
復唱スピードが遅くなるということは、音声についていけなくなるという事なので、ここでは独り言のようにぼそぼそと言い続けるのです。
とにかく速さについていく!これが大事です。
完璧に音声を再現するのではなく、ここでも真似をします。
なんとなくこんな感じで話している、というニュアンスから真似をしてみて下さい。
ぼそぼそシャドーイングの取り組み方を順を追って説明すると、以下のようになります。
- 最初に和訳をよんでしまう。文章のあらすじを掴んでしまおう。
- 英文を読み、頭の中で先ほど読んだ和訳と照らし合わせる。なんとなくで大丈夫。
- 英文を見ながらぼそぼそシャドーイング開始!何度も何度も繰り返す
- 英文は見ないでシャドーイング。繰り返しが大事
意外と、『なんとなく』から始めて大丈夫なんですね。
最初からすらすら言えるわけがありません。
何度も何度も繰り返すことは大事です。
一語一句完璧に言えないと次に進めないやり方は、非効率です。
リスニングで難しい事
リスニングで流れてくる文章の和訳を読んでみると、内容はそれほど難しいと言えるものではないと気づくでしょう。
では、なぜリスニングが苦手になるのか?
答えは簡単です。
聞き続ける事に慣れているか
なぜリスニングが苦手になるのか、その理由はただ一つ。
『流れてくる文章ずっと聞き続ける事が出来ない』からです。
現代文で考えてみて下さい。
文字が小さく、何ページにも及ぶ現代文を最後まである程度の速さで読み終えるには、内容うんぬんに関わらず、相当な集中力と文章に対する慣れが必要です。
普段聞き慣れていない英語の文章を長時間聞き続けるなんて、さらに難解!
苦手意識がつきやすくなります。
リスニング克服で重要なのは、英文の内容ではなく、『英文を聞き続ける集中力と慣れ』です。
慣れるには反復練習しかない事を、ドラゴン桜の先生も伝えています。
逆に言えば、毎日シャドーイングで鍛えればリスニングで大きく点差をつけられる!という事になりますので、是非毎日の積み重ねを大事にしてください。
まとめ
ドラゴン桜の放映で、英語、特にリスニング力を強化する為の勉強方法がよく分かりました。
あとは自分自身が実践できるかどうか?にかかっています。
英文法や長文読解に殆どの時間をつぎ込んでいたという人は是非、リスニング力をシャドーイングで鍛えて下さい。
トータルでいう英語の力に自信がつきます。
現状の英語力や、シャドーイングに使う英語の問題集等で悩んでいる時は、是非桜凛進学塾の無料相談にお越しください。
英語の勉強法を熟知した講師陣が、あなたの英語力を挙げるポイントを伝授します!
リスニング対策は小手先の対策では到底太刀打ちが出来ない、非常に難しい自己学習分野といえます。
ぼそぼそシャドーイングを実践し、評価してもらうことも大切です。
ご相談は電話やメール、オンラインでも受け付けておりますので、気楽にご連絡下さい。
英語を武器に闘いましょう!
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