勉強中に腰が痛くなって集中できない!原因と予防策をご紹介します
学校でもずっと座学、帰宅しても長時間机の前に座りっぱなしで勉強していると、腰が痛くなってきてしまい、集中力がどんどん低下していくのが分かるという人、意外と多いのではないでしょうか。
腰が痛くなる原因とその予防策が分かれば、痛みのストレスから解き放たれ、集中時間も一段とアップすると思います。
是非、予防策を実践し、身体に負荷をかけない状態を目指しましょう。
勉強中に腰が痛くなる原因
勉強中に腰が痛くなる原因は一体何なのでしょうか?
自分の姿勢が悪いのかな?身体が固いからかな?と、色々考えてみても痛みは治まらない…
まずはきちんとした原因を突き止め、そこを改善していくようにしましょう。
長時間座った状態
皆さんは、腰痛にどんなイメージをお持ちですか?
一般的には、重いものを持ち上げた時や、中腰の状態で作業を続けた時に腰痛がおこるというイメージをお持ちだと思います。
実は、長時間座っている事の方が腰への負担は大きく、腰痛を誘発しやすいのです!
立っている状態の時は、股関節や足首、ひざ等の関節が、腰と同様身体を支えるクッションのような働きをしてくれるので、負担が腰以外に分散されています。
しかし、座っている時は上半身の負荷が全て腰にかかってくる為、座っている時間が長時間に及ぶほど腰が悲鳴を上げる状態に陥ります。
普通に着席している状態で、起立の状態よりも約40%負荷が増加します。
更に、猫背に座ると、約95%も腰への負荷が増加するそうです。
腰が痛くなりにくい座り方
勉強をするにはどうしても長時間椅子に座り続ける事は避けられません。
そこで、座り方に注意を向けてみましょう。
腰への負担を軽減するためには、座った状態で骨盤や背筋を真っ直ぐに保つ事が大事になります。
座り方のポイントを4つに分けてご紹介します。
ご自分の今の座り方がどうなっているのか、4つのポイントと比較してみてください。
椅子に深く腰かける
椅子に深く腰をかけて、背中と椅子の背もたれの間がなるべくないようにします。
女性に多く見られるのが『モデル座り』で、椅子に浅く腰をかけて、背筋をピンと伸ばして座る姿勢を散見します。
一見美しい姿勢に見えるのですが、この姿勢は自分の体重を足の付け根と座骨のみで支えることになり、無理な力が腰から背中にかかってしまいます。
これが腰痛の原因になるケースの一つです。
椅子に深く腰をかけて、骨盤の下の骨全体に体重がかかるように座り、上半身を楽な位置にキープしてみてください。
背筋を固定する
背筋を真っ直ぐに保つ為に、背中と椅子の背もたれの間にクッションを挟み、背筋が自然に真っ直ぐ固定されるよう工夫します。
椅子の座り方は、『骨盤と背骨が直角になる位置が理想』と言われています。
猫背がクセになっていて、背骨が真っ直ぐの感覚がわからない時や、真っ直ぐの姿勢には出来るものの、それをキープすることがきつい場合は、クッションを挟んで楽に背骨を真っ直ぐに保つことが出来ます。
椅子の高さを調整する
足の裏を床にぴったりと着けた時、膝の角度が90℃になるように椅子の高さを調整しましょう。
足の裏が床につかない状態は、足の血行が悪くなり、むくみの原因となります。
椅子の高さが自分に合っていないと、斜めに座ったり、足をくみやすくなったり、姿勢を崩す要因になりますので、今使用している椅子のチェックをしてみましょう。
机とお腹の間隔
机とお腹(おへそ)の間を自分のこぶし1個分位空けるようにして座りましょう。
わりと多いのが、机とお腹の間隔が非常に広く、肘が伸びている状態で椅子の背もたれに寄りかかっている姿勢です。
机とお腹の間隔を意識してみると、自分がいかに椅子に浅く腰をかけ、机が遠く、腰骨が椅子の座面からずれ落ちているのかが分かると思います。椅子をしっかりと引いて、背骨を真っ直ぐに保たないと、こぶし一個分の間隔にはなりません。
この間隔に慣れていないと、自分がまるで、机と椅子にピッタリと挟まれてしまい、窮屈な感覚に陥ると思いますが、慣れて行きますので試してみましょう。
血流改善
腰に負担がかからない座り方が意識出来るようになると、滞っていた血流が改善され、脳に酸素が届きやすくなるため、集中力が増します。
脳の血流不足は、首の歪みや姿勢の悪さ、筋肉の硬直状態によって頭に通る血管を押し潰してしまう事で悪化します。
集中力だけではなく、視力にも影響し、目が異常に疲れたり、視界がぼんやりしてしまったりという症状も引き起こすのです。
長時間座りっぱなしの勉強は、上記の血流不足が起こりやすいため、途中でリフレッシュタイムを取り入れることがとても大切です。
リフレッシュタイムを作る
体内の血流を良くする為には、身体を動かすことが一番です!
長時間椅子に座っている事は、身体への負担も大きいですが、心的にも非常に疲労感が募ります。
そんな時に、無理に集中しようとしてもそれは逆効果。身体が悲鳴をあげているときは思いきって勉強の手を止めて、身体を動かすことに注力しましょう。
椅子から立ち上がって身体を伸ばしたり、外へ出て軽くウォーキングをしたり、あまり腰の痛みが続くようでしたらマッサージや整体へ行って揉みほぐしてもらうことも効果があります。
マッサージは身体の緊張だけではなく、心の緊張もほぐしてくれるので、リフレッシュには最適です。
腰周りを暖めることも血液の循環が良くなり、気持ちが良いです。
以前フラフープが爆発的なブームになったことがありますが、家でも簡単に出来て腰を温める運動にもなりますし、楽しくリフレッシュできるのでおすすめです。
筋肉の硬直を和らげる
腰周りの筋肉が硬直することによっておこる腰痛の例は沢山あります。
全く運動をせず、同じ体制で長時間居続けたり、運動した後のストレッチを怠ったりする事で筋肉が固くなり、炎症や痛みを伴うようになるのです。
筋肉が固まってしまうと、柔軟性や伸縮性がなくなってしまうため、そこ無理に動かすことによる痛みが発生します。
あまりに痛みが続いたり、腰痛が改善されない場合はプロの力を借りて整骨院でほぐしてもらい、身体の使い方や筋肉の緩め方を教えてもらうことをお薦めします。
腰痛が首に影響を及ぼしたり、頭痛を招く恐れもありますので、早めに整骨院で施術してもらうとスッキリすることが多いです。
まとめ
ずっと同じ体勢で長時間動かない事は、人間の身体にとって良いことではありません。
しかし、受験勉強となると、一日の10時間~12時間ずっと座りっぱなしの状態で机に向かっている日が続くことも多いと思います。
腰を痛めてしまうと、痛みで集中力が途切れるだけでなく、その後の生活にも支障をきたすことがありますので、普段から椅子の座り方や筋肉のほぐし方、リフレッシュタイムの取り入れ方を意識し、痛みを軽減させていきましょう。
腰周りに筋肉をつけよう!と意気込む必要はありません。
生活の中で取り入れることが出来る事を実践してみましょう。
桜凛進学塾では、毎日無料相談を行っており、様々な勉強のお悩みに対するアドバイスをお伝えしております。
『毎日長時間勉強しているのに成績が上がってこない』
『勉強方法に自信がない』
『進路を迷っている』
等々、どんな事でも構いません。
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