部活をやめたら勉強が出来て成績が上がる?そんな疑問を検証します
部活を一生懸命にやればやるほど勉強時間が削られてしまい、なかなか両立することが出来ない、いっそ、部活をやめてしまえば勉強時間がしっかり確保できて成績も上がるのではないか…と悩んでいる人はとても多いのではないでしょうか。
一度、部活を続けた時とやめた時のメリットとデメリットを整理し、自分の今の時間を見直してみると良いと思います。
勉強できていないのは部活のせいなのか?それとも、部活をしながら勉強時間も確保する事が可能なのか?人それぞれ条件は違うと思いますので、部活を思いきってやめてしまおう!と決断する前に、考える時間を作ってみましょう。
部活をやめるメリット
まず、部活をやめるメリットについて考えられることを挙げてみたいと思います。
勉強時間が増える
一番のメリットは、『時間が増える』ことです。
今まで部活に充てていた時間がなくなるので、その時間を勉強に充てる事を考えれば、出来ていなかった勉強が進みます。
部活で忙しくて勉強が出来ないというストレスから解放され、これまでにしたくでも出来なかった苦手分野の復習や、一度しか演習出来なかった問題を二回三回と繰り返し解くことが出来る等、時間の余裕が生まれる分、勉強が捗ります。
部活で生まれる疲労感や、人間関係のしがらみ、部活で縛られていた自習練習時間からも解放されて、気持ちも勉強一本に向かいやすくなります。
部活をやめるデメリット
部活をやめることによるデメリットはあるのでしょうか?
『時間に余裕が出来るし、勉強に集中出来るし、デメリットなんてないでしょ?』と思っている人は、ここで挙げるデメリットが自分に当てはまるかどうかを考えてみて下さい。
時間にメリハリがない
意外と気づかないのが、時間にメリハリをつけづらいという事です。
確かに、部活をやめればその分時間に余裕が出来ます。
余裕が出来た時間を、丸々勉強時間にきちんとシフトさせる事が出来ない人が多いのです。
学校帰りの放課後時間が空くため、帰宅時に今まで立ち寄る暇がなかったお店へ足を運んでしまったり、友達と少しだけと思ってい遊んでしまったり、帰宅してもついつい時間があるのでスマホをいじったり、漫画を読んだり…
部活をやめることで出来た時間をついだらだらと使いがちになり、遊ぶ時間と勉強時間のメリハリがつけづらくなります。
部活を途中でやめた罪悪感
今まで一生懸命に部活をやっていた人にありがちな傾向が、『部活をやめてしまったことで自己否定的になってしまう』ということです。
部活を続けながら勉強している仲間も当然いるわけですから、そこでやめてしまった自分と友達とを比較し、自分は部活をやり遂げることが出来なかったと罪悪感を感じるようになってしまいます。
特に、部活をやめて勉強に集中しようと試みたのに、一向に成績が上がらないと、焦りが増長し、部活をやめたことが心理的にダメージを与える場合があります。
部活を続けるメリット
次に、部活を継続した場合のメリットを考えてみましょう。
達成感
引退を向かえるまで部活をやりきった人には、とても大きな達成感が待っています。
部活動は学校生活の中でも大きなウエイトを占め、自分が好きで選んだ場合が多いです。
自分で選択した部活を、大変でも最後までやり遂げた達成感や充実感は、自分に自信となって返ってきます。
勉強で挫折しそうな時や、頑張る目的を見失った時に、『自分は大変な部活てお勉強を両立させてきたんだ、最後まで頑張ったんだ』と踏ん張る事が出来ます。
仲間との交流
部活動では沢山の友達と接します。
仲間同士、勉強や進路の相談をしたり、励まし合ったり、不安や大変な状況を共有しあったりしながら、モチベーションを保つことが出来るのです。
一人ではなかなか闘えない状況を仲間の存在が救ってくれたという話は本当に沢山聞きます。
刺激ももらえたり、尊敬される先輩像を目指せたり、自分がの成長に有利に働く環境が部活にはあります。
部活を続けるデメリット
部活を継続することによるデメリットはなんでしょうか?
探っていきます。
部活を言い訳にする
やはり、まとまった時間を確保することが難しく、勉強が遅れてしまうことではないでしょうか。
部活が終わって疲れているのに、机に向かわなければいけないストレスもあると思います。
なかなか集中できず、結果、睡眠時間を削らないと勉強が進まないという状況に陥ります。
『部活があるから勉強が出来なかった』『部活を頑張りたいから、現役は諦める』等々、部活を言い訳にして勉強が追い付かないことを正当化する事も出てきます。
部活があるから勉強が中途半端になってしまい、浪人しても仕方がない、時間がないから出来ないと結論付けてしまうと、後々自分が追い込まれて苦しい状況になってしまいます。
部活をやめる前にやってみよう
今、部活をやめようか迷っている人は、これから挙げる3つの事を普段の生活で実践してみて下さい。
これらを実践してみて、継続可能だったり、勉強時間が短くても集中できる環境を自分で意識出来る場合、部活をやめる選択に行き着かなくても勉強との両立がきちんと出来るかもしれません!『迷っているなら即実践』です。
決まった時間に机に向かう
まずは、部活が終わったらなるべく早く帰宅し、自分で決めた時間に机に向かうようにしましょう。毎日勉強時間がバラバラだと、リズムをつかみにくく、時間効率も悪くなります。
帰宅後のルーティーンを作ってみてください。
例えば、
- 帰宅したらすぐお風呂
- 夕食
- 机に向かう
- リラックスタイム
と自分の行動に順番をつけ、時間設定もしておきます。
行動予定を決めたらその通りに動いてみましょう。
10分からスタート
机に向かう時間は10分だけでも構いません。
とにかく、短い時間でも机に向かう時間設定をして、その時間は勉強しかしないようにしましょう。(お手洗いや軽い飲食、スマホをいじる等も一切しない)
10分だけでは何も変わらないと思っていても、それを毎日継続することで膨大な時間の確保に繋がります。可能であれば15分、30分と伸ばしてみましょう。
週末時間をあてにしない
土日に一気にやろうという考えは捨てましょう。
部活をやっている人に多い傾向が、平日は何にも勉強せず、週末に時間を設けて一気に勉強するというやり方です。
この習慣はやめて、平日10分から毎日継続して机に向かう時間を作り、比較的余裕が生まれやすい土日には勉強時間を平日より少し多めに設定するという時間の使い方を実践しましょう。
歯磨きを毎日するのと同じように習慣化させることがポイントです。
まとめ
部活と勉強の両立は永遠のテーマですね。
理想は、どちらも両方頑張りたい!と考えている人が多いのではないかと思います。
部活をやめようと決めてしまう前に、今回ご紹介した、ちょっとした工夫を是非試してみて下さい。
やらないよりもやってみた方が、沢山の気づきに出会えます!
それでも毎日がいっぱいいっぱいで、どうしたら良いのか自分では決断が出来ない…と思い悩んでしまったら、是非桜凛進学塾の無料相談に足をお運びください。
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