勉強効率がUPする!朝ごはんを食べる習慣を身に着けよう
昨今では朝ごはんを食べない人が増え、
2018年度の文部科学省の「全国学力・学習状況調査」によると、15%近くの子どもが朝食を必ず食べる習慣がないようです。
起きるのがギリギリで朝ごはんを食べずに学校に行っている。
朝は食欲がなくて食べる気になれない。
このように、皆さんもついつい朝ごはんを抜いていませんか?
しかし、朝ごはんを抜くことはとっても損なんです!
今回は朝ごはんの重要性を考えていきたいと思います。
朝ごはんが必要な理由
「朝ごはんを食べなくても平気だよ!」という人もいると思いますが、本当にそうでしょうか?
文部科学省の「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査」では、
朝ごはんを食べない約7割の学生が、午前中は調子が悪いと回答しています。
自分では大丈夫だと思っていても、身体はそうではないようです。
エネルギーが足りなくなる
朝ごはんを食べないと、エネルギーが足りなくなり脳の働きが悪くなってしまいます。
脳のエネルギー源であるブドウ糖は、12時間分しか身体に貯蔵されません。
夜7時に夕ご飯を食べていたら朝の7時にはエネルギーはほとんど残っていないことになります。
朝ごはんを食べないと脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、
脳は十分に働くことができず、思考力や集中力が低下し、やる気もなくなってしまいます。
朝ごはんを食べずに勉強をはじめても、勉強の効率は落ちてしまいます。
ダイエットにはならない
ダイエットのために朝ごはんを抜く人もいるようですが、朝ごはんを抜くことは逆効果です。
朝ごはんを食べないと昼食を食べるまでに体温を上げることができず、
基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー量)が減るため脂肪を燃焼しにくくなってしまいます。
朝ごはんのエネルギーは脳を働かせるために消費されます。
ダイエットのために朝ごはんを抜くことは絶対にやめましょう!
さらに体温が上がらないと物事に集中できない、イライラする、だるいなどの不調を起こしやすくなります。
午前中の勉強に集中するためには朝食は欠かせません。
朝型になるきっかけになる
受験生のなかには、試験当日を意識して夜型から朝型に切り替える人もいると思います。
しかし、なかなか夜型生活を変えられず困っていませんか?
夜型から朝型に切り替えるためには「朝ごはんを食べる」ことが大切です。
起きた後に太陽の光を浴びて、朝ごはんを食べることによって体内時計がリセットされます。
1日を活動的に過ごすためには、身体を目覚めさせることが大切です。
朝ごはんを食べると内臓が動き出して身体を目覚めさせることができます。
また噛むことで脳がより一層活性化されます。
朝から活動的に過ごすことで、夜もしっかり眠れるようになります。
よく眠ることで、翌朝もすっきり起きることができます。
この好循環を作っていくことが、夜型から朝型に切り替えるポイントです。
朝ごはんを食べる人は成功者の人生を歩む
東北大学 加齢医学研究所 スマート・エイジング国際共同研究センターで大学生400名とビジネスマン500名を対象に、
「朝ごはんに関する意識と実態調査」が行われました。
このセンター長は、脳トレゲームの監修でも有名な川島隆太教授です。
この調査によると、朝ごはんを平日のほぼ毎日食べる習慣を身に着けている人ほど、
高偏差値、第一志望の大学に現役合格していることが分かりました。
また、年収1,000万円以上のビジネスマンも、
8割以上の人が朝ごはんを食べる習慣を身に着けていたそうです。
朝ごはんを食べれば全て成功するわけではありませんが、
朝ごはんを食べることで規則正しい生活になり、朝時間の有効活用が受験や就活、仕事にプラスになっていると推測できます。
参考:東北大学「朝ごはんに関する意識と実態調査」https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/20100112_01.pdf
早寝早起き朝ごはん
文部科学省によると学校の成績が良く、スポーツで活躍している人は、
「早寝早起き朝ごはん」を実践している人が多いのです。
また、朝ごはんを毎日食べている人は、
毎日食べていない人と比べて平均正答率が高いという結果も出ています。
参考:文部科学省 http://katei.mext.go.jp/contents2/pdf/H26_keihatsushiryo-student.pdf
おすすめの朝ごはん
朝ごはんを食べることで生活リズムが整った結果、
成績が上がり、志望校合格率が高いことが分かりました。
では、どういった朝ごはんを食べるのが良いのでしょうか?
朝ごはんに限らず、バランスの良い食事をこころがけることが大切です。
管理栄養士として活躍する岡田明子さんによると、
バランスの良い食事をとるためには、3つのお皿を考えると良いそうです。
1皿目:主食になるごはん、パン、麺など
2皿目:肉や魚、卵などの主菜
2皿目:野菜やきのこなどの副菜
偏りなく色んなものを食べるのが理想ですが、
朝から色んな食材を用意し調理するのは大変ですよね。
そこで、おすすめの朝ごはんを2つ紹介します。
カレーライス
菅義偉首相が朝カレーダイエットで14キロ減量したことが話題となりましたよね。
カレーライスなら、主食になるごはん、主菜になる肉、副菜になる野菜をいっぺんにとることができます。
カレーライスに果物をプラスしてビタミンを取ると、さらにバランスよくなります。
おかずには青魚+お味噌汁
朝ごはんのおかずには、青魚がベストです。
青魚(サバ・アジ・イワシ)に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、
脳や神経組織の機能を高める働きがあります。
DHAやEPAは緑黄色野菜と一緒に摂ることで、よりその効果を高めてくれます。
ニンジンやブロッコリーなどの緑黄色野菜もプラスすると良いでしょう。
またお味噌汁に使われる味噌には「レシチン」が含まれています。
このレシチンは記憶力を高める「アセチルコリン」の合成を高めてくれます。
朝ごはんの取り方に注意!
朝ごはんをとる際には、おにぎりなどの炭水化物だけをとらないようにしましょう。
炭水化物は血糖値が上がりやすく、すぐにエネルギーになる即効性があります。
運動前などにはとても良いですが、勉強する際には血糖値の上昇を緩やかに抑えた方が良いです。
なぜなら、血糖値が急激に上がると、下がるのも早くなります。
血糖値の上がり下がりが激しいと、眠気やだるさを感じることにつながってしまいます。
また菓子パンや甘いものは血糖値が高く、
炭水化物と同じように食べると急激に血糖値が上がり下がりしてしまいます。
朝ごはんには避けた方が良いでしょう。
朝ごはんを食べよう―まとめ―
朝ごはんを食べることで脳に十分なエネルギーが補給されて、勉強の集中力が上がることが分かりました。
また朝ごはんを食べる習慣がある人は規則正しい生活になり、朝時間を活用できるため、
受験や就活などで上手くいっている人が多いことが分かりました。
少しでも朝ごはんを食べてみよう
どうしても「朝は食欲がない」ということもあると思います。
朝ごはんが食べられない場合、何かしら原因があることが考えられます。
夜遅くまで食べている、睡眠が不十分で疲れがとれていないなどです。
夜は寝ている間に消化しなければならないため、消化に時間がかかってしまうと熟睡できません。
夜は消化の良いものを選んでみましょう。
また、毎日同じ時間に少しでも朝ごはんを食べるようにしてみることで、身体にリズムができてきます。
リズムができてくると、朝ごはんを食べる前から胃腸が動き出し、
朝ごはんを食べる準備をしてくれるようになります。
そうすると、自然に朝ごはんを食べられるようになります。
まずは少しでも朝ごはんを食べることからはじめてみましょう!
夜寝るのが遅くなってしまうなら
なかには早く寝たくても、塾があって帰りが遅くなってしまう人もいると思います。
帰りが遅くなると、夕食を食べるのが遅くなってしまう。
寝るのが遅くなり、朝起きるのも遅くなってしまう…。
そうすると、朝ごはんの時間がとれませんよね。
塾の授業もオンラインで受けることができれば、通塾時間がなくなり、
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