地理の勉強法3つのポイント

地理の勉強で学校が教えてくれない3つの重要なコツ

地理の勉強法に悩んでいる高校生は多いと思います。

受験科目として選択できる大学・学部が
日本史・世界史に比べて
あまり多くないため、
そもそも地理を受験に使用しないという
受験生も多いでしょう。

それゆえ、
他の社会系科目よりも
参考書の種類が圧倒的に少なく、
受験生がどのようにして
勉強していけばいいのか、
イマイチ良くわからない科目だったりします。

また、国公立大学の理系では
センターで社会を
1科目選択しなければならないこともあり、
泣く泣く世界史・日本史・地理・倫理政経の中から
ラクそうな地理を選んだ受験生もいることだと思います。

東大理系や国公立医学部などの
最難関大学・学部を目指して
日々勉強に勤しむ受験生は、
できる限り地理の勉強に
時間を割きたくないですよね。

最短で地理の合格点を取りたいところです。

ではどういう勉強方法を採用すれば、
効果的な地理の学習ができるのでしょうか。

それは、
効果的な順番で、
効果的な参考書を用いて、
効果的な知識の取得方法を知ることです。

今回は地理における勉強のポイントを、
学習の進度に合わせて
3つにまとめて紹介したいと思います。

ポイント⒈地理って暗記科目じゃないって知ってますか?

実は地理で覚えないといけないことの
10倍くらいの量を皆さんは、
学校で覚えさせられています。

でも、実は地理は、
他の社会系科目である
世界史や日本史に比べて、
覚えるべき基礎知識の量は
圧倒的に少ないのです。

算数の九九を覚えれば、
掛け算のドリルはスラスラ取り組めるように、
地理も、基本的な知識さえ
覚えれば、
入試問題にスラスラ取り組めるのです。

九九を知らない小学生に
15×82=1230だよ、とか
37×21=777だよ、とか
細かいことを先に覚えせようとしたら、
確実に勉強は破綻しますし、
そもそも、そんなことは覚える必要はありません。
それなのに、
地理は、基本と応用を区別せずに、
一気に細かい知識まで
先生から覚えさせられるので、
勉強が破綻するのです。

そして、本当に必要な基本的知識は、
実はかなり少ないのです。
そのため、
短期間で一気に知識を取得することが大事です。

その点でおすすめの参考書は、「山岡の地理B教室」や、
「村瀬の地理Bをはじめからていねいに」です。

どちらも2冊でセットなので、
どちらか2冊を購入するようにしてください。
山岡地理か村瀬地理などの、
予備校系参考書があまり合わないという受験生は、
「はじめからわかる地理B」を教科書代わりにしていくのが良いと思います。

これらの参考書のポイントを簡単に説明すると、
山岡地理は、
知識がうまくまとまっていて、説明が簡潔な参考書です。

村瀬地理はカラーで見やすく、
かなり最新の図版や統計を
掲載してくれているのが特徴です。

はじめからわかる地理Bは、
教科書をより分かりやすくした参考書となっています。

またここで、
「この地域はなぜ他の同緯度地域よりも平均気温が高いのだろう」
「なぜこの地域は米が多く栽培されていて、
別のこの地域は小麦が多く栽培されているのだろう」
などといった疑問から、
地理的思考を身につけてしまいましょう。

これらの参考書をベースに、
地図帳や統計集などを用いながら基礎知識を取得していきましょう。

1冊1周3日、2冊で1週間

この段階は、
参考書に掲載されている知識がすべて身につかないと、
次の段階に行ってはいけないわけではありません。

短期間でサクッと読んでしまった後は、
知識が完璧ではなくとも
次の段階に入ってしまった方が良いです。
入試に直結する知識を覚えていくのは、
次のポイント2でメインに行うからです。

ポイント⒉実践形式での知識の取得

地理を含めた社会系科目で重要なのは、
問題形式で入試に必要な知識を取得していく方が、
概論形式の参考書で覚えていくよりも、
点に直結するということです。

特にセンター試験などの問題は、
ある程度問われ方がパターン化しているので、
問題形式で知識を身につけていく方が
効果的に勉強を進めていくことができます。

ここでは、
センター地理の過去問を、
テーマごとに再編集してくれている
「勝てるセンター試験 地理」
もしくは
「センター試験のツボ地理B」
を使用するようにしましょう。

その際に、
合っている問題文には丸をつけ、
間違っている問題文には、
バツをつけながら学習を進めていくことで、
今後の復習のときの効率が変わってきます。

また、
文中で間違っている箇所に下線を引き、
余裕があれば正解の言葉を記入しておくと、
より効果的です。
その上で何回も読んで知識を定着させていきましょう。

センター試験の得点率が
7割8割以上安定して取れるようになったら、
私大や国立二次の過去問に本格的に入っていきます。

ポイント⒊論述ネタを取得し、論述の訓練をする

ポイント3まで必要な受験生は
東大文系学部などの
最難関レベルの国公立大学志望で、
さらに地理を2次試験で受験しようとしている受験生に限られてきます。

特に、
センター試験で地理を使用するだけという受験生は
ポイント2までで大丈夫です。
この段階では、
記述・論述で解答を書き上げていく必要があるため、
学習に適した参考書は限られてきます。

東大志望の方でおすすめなのは、
東大の過去問、東大の地理25カ年です。
これらをメインに使用し、
それでも演習が足りないと判断する方は、
「東大地理問題演習 (東進ブックス 究極の東大対策シリーズ)」
を使用するようにしましょう。

最初は、
何度も模範解答を読んで理解するという段階を踏み、
それを何回か繰り返しましょう。

そのあとに、
これらのテキストを
自分で再現できるくらいまでやりこむこと、
ポイントを抑えた解答ができているかを確認しながら
得点力を高めていくようにしていきましょう。

もちろん、
一字一句間違えないほどの再現性は必要ありませんが、

ポイントを抑えた論述になっているか、
加点ポイントがしっかり書けているかどうか

この2点を確認しながら
学習を進めていってください。

地理論述の際に有用なフレーズがあります。

例えば、
「過放牧・過耕作・薪炭材乱伐」というのは、
その地域が砂漠化する原因を
13文字で表すことができます。

他にも「車社会化」は、
モータリゼーションを4文字で表現することができます。

このような「論述フレーズ」を
自分で学習しながら発見していくのも
地理の学習には有効です。

それでは、まとめに入りましょう。

地理学習に王道あり

効果的な順番で、
効果的な参考書を用いて、
効果的な知識の取得方法を知ることで、
地理の成績をどんどん伸ばしていくことができます。

1、基礎知識が載っている参考書を短期間で一気に読みきる
2、問題形式で入試に直結した知識を取得する
3、ポイントを抑えた論述を意識する

この3点を踏まえた学習で、合格点を取りにいきましょう。

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