県立蕨高校は、埼玉県の公立高校の中でもかなり高い偏差値の共学校です。

「Wの挑戦」のスローガンのもと、多くの難関大合格者を輩出しているだけでなく、部活動にも力を入れており、「文武両道の進学校」といえます。

今回は、そんな蕨高校の偏差値や進学実績に加えて学校行事や部活動、生徒の声に至るまで、様々な情報をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いの程をよろしくお願いいたします。

県立蕨高校の基本情報

県立蕨高校は、埼玉県蕨市唯一の公立高校です。生徒数は男子499名、女子575名で合計1074名（2021年4月）となっています。ここでは、蕨高校の基本情報やアクセス、各学科の特色についてお伝えします。

県立蕨高等学校

開校：昭和32（1957）年

校長：小玉佳也

〒335-0001 埼玉県蕨市北町5-3-8

TEL：048-443-2473

公式HP：https://warabi-h.spec.ed.jp/

アクセス

徒歩：JR京浜東北線蕨駅西口から徒歩18分、

JR京浜東北・武蔵野線南浦和駅西口、JR埼京線北戸田駅東口から徒歩20分

バス：蕨駅西口から国際興業バス「浦19-2 北町四丁目経由浦和駅西口行」

「蕨50 文蔵小経由南浦和駅西口行」に乗車、

「北町四丁目」下車、徒歩四分

南浦和駅西口から国際興業バス「蕨50 文蔵小経由蕨駅西口行」に乗車、

「文蔵小学校」下車、徒歩三分

各学科の特徴

蕨高校は、普通科と外国語科を併せ持つ学校です。

普通科は1・2年次で共通の科目を学び、数学の習熟度別授業などで徹底的に基礎を固めます。3年次は文系・理系に分かれて少人数のクラス編成となり、進路実現に向けて実践力を養います。

一方外国語科は、独自の専門科目が多くありますが国公立大学を目指すこともできるカリキュラムとなっています。外国人講師による指導や語学研修施設「British hills」で行う英語合宿、英語劇コンテストなど、外国語を学ぶにあたり最適な環境であるといえるでしょう。

また、ドイツ語・フランス語・中国語の中から第二外国語を選択し、学ぶことができます。

偏差値・入試情報

「蕨高校は偏差値が高いことは知っているけれど、具体的にはわからない」「実際の入試倍率はどうなのだろう」とお思いの方はいらっしゃいませんか？ここでは、蕨高校の最新の偏差値や入試情報について、ご紹介いたします。

偏差値

蕨高校普通科の偏差値は65、外国語科の偏差値は62となっています。埼玉県内の共学校としてはかなり高い水準となっております。

倍率・入試難易度

2021年度埼玉県公立高校入試における普通科の倍率は1.36、外国語科は1.30です。

前年度と比べて減少傾向にあります。その反動や蕨高校と比較して偏差値・倍率の高い市立浦和高校などからの流入も考えられます。万全の備えが必要だといえるでしょう。

また、両学科共に数学と英語で学校選択問題を採用しているため、その対策も欠かせません。

蕨高校の進学実績

共通テストの導入だけでなく、新型コロナウイルスの影響もあり大幅な変革を遂げた2021年度入試。そんな中、蕨高校はどのような進学実績を残したのでしょうか。

※（）内は現役合格者数、一部抜粋

国公立大学の合格者はのべ99名、私立大学の合格者はのべ1668名となっています！
難関大合格者を多数輩出していますね！国公立大学では埼玉大学への合格者が特に多いことがわかります。私立大学では、早稲田大学・慶應義塾大学を筆頭に、優秀な進学実績を残せているようです。

制服・学校行事・部活

高校を選択する理由の一つとして、中学生の皆さんが多く挙げるものといえば「制服」や「学校行事」、「部活動」でしょう。蕨高校の制服や学校行事、部活動はどのようなものなのでしょうか？

蕨高校の制服

引用：公式HPより
男子は学ラン、女子はブレザーといったオーソドックスなスタイルになっています。
伝統的でシックなデザインですが、没個性的であるという印象も拭えません。また、靴は指定されていないため、スニーカーを履いている生徒が多いようです。

蕨高校の学校行事

引用：公式HPより
蕨高校には、多種多様な学校行事があります。
例年9月上旬に行われる蕨校祭（文化祭）には、地域の方や中学生など多くの来場者を迎え、とても賑わいます。また、彩湖周辺で行われる強歩大会や県内では珍しい臨海学校、オーストラリアへのホームステイ（希望者のみ）なども、3年間の学校生活をきっと彩ってくれることでしょう。

蕨高校の部活動

蕨高校には、豊富な部活動があります。

運動部：陸上競技、柔道、剣道、野球、サッカー、男子・女子バレーボール、男子・女子バスケットボール、卓球、男女ソフトテニス、硬式テニス、登山、体操、水泳、ダンス、男子・女子バドミントン
文化部：化学、音楽、美術、演劇、料理、書道、茶道、生物、英語、華道、パソコン、バトン、漫画研究、軽音楽、写真同好会

特に結果を残しているのは、剣道部（県大会ベスト8など）、バトン部（全国大会第3位など）、男子ソフトテニス（県大会個人戦ベスト8など）、ダンス部（全国大会出場など）、軽音楽部（県大会決勝進出など）です。
皆さんが気になった部活動はありましたか？

蕨高校に通う生徒の声

新型コロナウイルスの影響により、学校説明会や文化祭などで高校の様子を窺い知ることが難しい昨今。そこで桜凜進学塾浦和校では、実際に蕨高校に通う生徒の皆さん・卒業生の皆さんにお話を伺い、高校内部のことについて訊くことに成功しました！生徒の皆さんの「生の声」、ぜひ参考になさってください！

学校の設備・制服について

「更衣室がないため、体育の時などはトイレで着替えることになる」
「ベランダ廊下は球技大会の時は重宝するが、雨が降るとびしょ濡れになり冬は寒いためあまり評判は良くない」

学校行事について

「体育祭の名称は「運動会」だが、中身は他校とほぼ変わらない」
「文化祭ではのど自慢大会が開かれる（歌われる曲は大概J-POP）」

その他

「外国語科は3年間クラス替えがないため、生徒同士の中が良い」
「埼玉県立大学に推薦入試で行く外国語科の生徒が多い」
「物理・化学を選択する女子はかなり少ない」
「カリキュラムは文系向けの傾向がある」
「アニメ「さよなら私のクラマー」の舞台になったが、作中に出てくる女子サッカー部は蕨高校に実在しない」

まとめ

いかがでしたか？蕨高校は優秀な進学校であり、また学校行事にも力を注いでいます。そのため、主に埼玉県南部の中学生から根強い人気を誇る、偏差値・難易度共に高い高校となっています。受験にあたっては万全の対策が必要となることでしょう。

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